【北摂】岩根山から鳥脇山で早朝短時間のボッカ訓練
【山 域】 北摂/猪名川町・川西市/岩根山342.2m・鳥脇山484.2m 【日 時】 2013年7月21日(日) 【メンバー】MICKEY、矢問 【コース】 戸隠神社前-ローソン西側の谷筋西進-岩根山342.2m -鳥脇山484.2m-北北東尾根-Ca192m-戸隠神社前 |
昨日(土曜日)に相棒と軽めのボッカ訓練に行く予定が、テント泊のグッズを久々に パッキングしていると、朝7時までかかり、「今からだと暑い時間に登りになるし、明日の 早朝にしようよ」と相棒。 「そうしよう」と暑い時間の低山の登りはうんざりなので、あっさりと僕も同意した。 ガソリン代も高騰しているので、行き先を近場の岩根山から鳥脇山を歩く事にした。 「人に会わない」「日陰が多い」「稜線歩きと急登もある」「読図の訓練にもなる」という 暑い日の短時間ボッカ訓練の条件にもかないそうだし、昼までには帰宅できる。 5:35 戸隠神社そばのふくらみに駐車し、出発。僕は4ヶ月ぶりの岩根山と鳥脇山だ。 今年3月に岩根山にとりついた大岩のある斜面を経由するルートではなく、廃道になって いるだろう谷道を進み、岩根山のやや西に出るルートを登ってみることにした。 廃道になっていたらヤブコギ状態も覚悟しないとならないので、ヤブ蚊対策に相棒は 「キンチョウの蚊取り線香」、僕は山仕事の人がよく使っている、太くて煙りの量が多い 富士錦「パワー森林香」をザックにぶら下げた。 |
県道12号線沿いを東に進み、右にある谷道へと入る。田のあぜ道を通り水路のある谷筋を 進み左岸を南西に進む。 踏み跡はあるがそれほど使われていないようす。植林帯でもあるので、仕事道はかすかに あり、それを見落とさないように右岸に渡ったり左岸に渡ったりしながら進んだ。 炭焼き窯跡のようなところがある。 地形図の点線は途中で左手の南南東の谷に向かうのだが、踏み跡はその気配が全く無い。 ここで悩んだが、もしこの点線が地形図になければ、次の谷沿いを進んだ方が進みやすく 感じたので、踏み跡に従ってそのまま南西へと進んだ。 |
6:30 すると広い場所に出た。山仕事の人が休憩をする場所なのか、たき火あともあった。 「重いザックで、蒸し暑いし休憩しよう」と軽く朝の食事タイム。 少し先にオレンジ色のザックのようなものが木に立てかけてある。「登山者がいるのか?」 「死体だったらどうする・・」と見に行くと、山仕事の機械の金属カバーだった。ホッ。 |
通ってきた踏み跡はさらに西の方に伸びているところを見ると、帰路に使おうと思って いる鳥脇山からの北尾根ルートにもつながると思われる。 僕らはまず岩根山に行くのでそちらへは行かず、ここから南の谷沿いに登る。 岩根山に行くにはこのまま谷を南へと詰めるのではなく、もっと左手(東側)に詰めて 行きたいなぁ、と思っていると左への斜面に立派な仕事道が現れた。 「このまま南に詰めて行くの?左の仕事道を行くの?」と相棒。岩根山に近づきそうな 左の仕事道を行くことにした。「幅も広くてすごくいい道よね」と相棒。 7:00 車が走れる未舗装の林道が現れた。左へと進む。右手の斜面には椎茸のホダ木が 沢山ある。椎茸の栽培地でもあるようだ。 登る予定だった地形図の点線の東隣の谷道が見えてきた。 |
林道は左へカーブしていくが、岩根山を時計回りに巻いてしまいそうなので、僕たちは 右手の谷筋の踏み跡を詰めていくことにした。「うわっ!」沢の水辺にマムシがいた。 ここに来るまでに蛇を2度沢沿いで見たが、マムシはここで初めてお目にかかった。 仕事道らしい踏み跡をたどると四角いコンクリートの水路が現れた。それ沿いに進んだが 途中でまた普通の土の水路となった。仕事道はそのまま南に詰めればいいものを右(西よ り)へと進んでいる。稜線も近いので大差ない。踏み跡に従って登り稜線に出ることにし た。少し休憩すると、蚊や蜂が近づいてくるが2人の蚊取り線香の煙で去っていく。 暑いのでブヨよけでもあるハッカスプレーをシュッシュと振りかける。スーッとした。 植林の中に1本だけ全く違う木があるのだが、真っ黒に焦げて立ち枯れしており、白い キノコが腐朽菌として張り付き立ち枯れの木を分解しているのをMICKEYが見つけた。 7:35 稜線に出た。ここから300mほど東に行けば岩根山だ。 ルートはすべて木陰になっていて、暑がりの2人にはありがたい。 |
岩根山・丸太の囲いが出来ていた | 木陰で涼しい | 迂回路の登り |
7:45 岩根山。3月にはなかったクヌギの丸太を塀のように立てた囲いができていた。 しばらく休憩。登ってきた谷筋と違い、涼しい風が吹くので気持ちよい。 「ここから少し下ったら大きな岩場があるけど、行く?」と聞くと「今度にする」と相棒。 7:55 「それでは、鳥脇山へと向かおうか」 木陰の稜線を進む。 途中で、今日の帰路に使おうと思っている尾根道の入り口を地形図でチェックしつつ進み、 鳥脇山の急登にとりかかる。「前回は3月でも汗をかいたので、暑いときにはきついな」 「重い荷物を担いで、この登りはちょっとかキツイね~」と相棒。 「短いからガンバ!」と言いながら僕の方が息が切れて、10歩行っては呼吸を整えてる。 |
鳥脇山 | FT1DでAPRS発信 |
8:45 鳥脇山に着いた。左手に人の声。MTBの男性2人が休憩していた。 挨拶をして、僕らは木陰に入り行動食をとりつつ休憩。 無線機FT1DでAPRSを発信。無線機ID-31でD-STARをワッチ。朝が早いので静かだ。 |
9:10 MTBの男性2人は西尾根へと消えていった。 僕たちも出発。元来た道を下りCa360mあたりで帰路の尾根に乗る。 地形図で点線だしヤブコギもあるかも・・・と思いきや、なかなか良いルートではないか。 Ca300mのこぶから北に斜面を下って点線道にぶつかればいいや、と思っていたらCa300m のこぶの所からは西へと道は続く。ヤブコギで北に突入して相棒に文句を言われても困る ので、相棒の意見に従い、少し回り込むが道の通りに谷筋を下って行くことにした。 「鮮やかな色のキノコ」と、MICKEYがハナガサイグチなどのキノコを見つける。 予想したよりも楽をして地形図の点線道に出た。「いい道だったね」と相棒。 予想外だったのは、ここからの進路。右から左からと道が現れるではないか。 岩根山の裾野にこんないろんなルートがあるとは驚いた。分岐が現れるたびに地形図と コンパスで想定外のルートの進路はどこへ・・・と地形図を見て予測したり確認しつつ進む。 「こんなところで読図訓練ができるとは思わなかったね」と相棒。「いやホンマ」と僕。 |
なかなか良い道 | 「この分岐は左ね」 | 「また蛇がいた!」 |
地形図のCa192mの表示の所からは北東に点線進路が続くはずが、道はヌタ場から右へと 大きく曲がりどうも行きたい方向と違う。Ca192m少し手前で左へ分岐路があったのを思 い出す。西への谷道へのルートだと思い、右を選択してCa192mに来たので正しいと思っ たが・・・。戻るのも嫌なのでヤブを少しかき分けてかつての点線路を20mほど進んで みたら、左手やや下に、手前の分岐から伸びてきたらしい道が見えたので道に降りた。 その道を地形図の点線通りに北東へと進むと、右からも道が来た。Ca192mを巻くように 両側にルートがあるのかもしれない。Ca192mから北東へ下る点線路は今は無いようだ。 Ca150mあたりで北へと進路を変える。道はまだしっかりと付いている。 車の騒音が聞こえてきた。もう、すぐそこが集落で家の屋根が近い。 3月に通ったあぜ道に出た。民家の横の細い道を通り車道に出た。車の所はすぐそこだ。 10:20 車に着いた。上着は汗でびっしょり。重いザックを下ろして、今日の軽めのボッカ訓練は終了。 歩数計はたったの14,603歩の表示。燃焼脂肪は18.5g、1,840kcalの消費と出た。 帰路の車内のクーラーを最強にして生き返った。「冷えたコーラが飲みたい!」と2人。 帰路の途中で参議院選挙に行き昼前に帰宅完了。 シャワーで汗を流し、クーラーをきかせた部屋でほてった体を冷やした。 まだまだいろんなルートが隠れていそうな岩根山と鳥脇山。 里山でも結構楽しめるものだ。また違うルートで登ってみたい。 |
本日のルート(紺色) |
この1つ前は「沢【湖北】南谷から武奈ヶ岳(865m)」の記録です |