【比良山系】巳年の初登山は干支の山・蛇谷ヶ峰
【山 域】 比良山系・蛇谷ヶ岳(901.7m) 【日 時】 2013年1月5日(土) 【メンバー】MICKEY・矢問 【コース】 朽木いきものふれあいの里8:15-8:40尾根ルート -9:45標高670m道標-10:15標高813m道標 -10:40 蛇谷ヶ岳(901.7m) 11:00-西尾根-北支尾根 -473m-13:45 上柏バス停の南側~14:10ふれあいの里P |
朝5時に起きると、去年の年末のボッカ訓練歩き「チャレンジウォーク」に不調だった MICKEYはもう準備万端。天気もそれほど悪くない予報なので巳年の初登山は蛇谷ヶ峰。 ザックにはアイゼン、ピッケル、スノーシュー、ツェルト、ロープ、無線機、ガソリンストーブ、 コッフェル、雪スコ、水各自2L等々を詰め込み、年始めのプチボッカ訓練へ5時半に出発。 桂PAには帰省者の車が満杯で仮眠されていた。湖西道路を真野で下りてコンビニで朝食。 気温は0℃だが、道は早朝で凍結バリバリでツルンツルン。4WDに切り替えた。 途中峠からの下りに前を行く普通車がハンドルを取られて右へ左へ危ない危ない。 坊村でトイレ休憩。気温は0℃と出ている。「今朝は思ったほど寒くないな」 「2002年の1月はてんくうの湯のところから出発したね」とMICKEY。 「今日はいきものふれあいの里から出発して西尾根を歩いて北に下る予定」と僕。 「桑野橋まで下るのではなくて、北の支尾根って道あるの?」とMICKEY。 「雪が積もっているから歩けるさ、きっと。道路を長い距離歩いて戻るよりスノーシュー歩行を 楽しめると思うよ」と僕。 |
黄色い登山届けボックス | スキーの跡だけ |
8:00 「いきものふれあいの里」の第一駐車場。雪をかぶった車が4台。先着の車が1台。 あとから来たスキーの単独男性が先に出発した。 オーバーズボンは以前からのノースフェイスのしっかりした物だが、上は今回から軽い モンベルのストリームジャケットに新調。 登山届けポストに届けを投函。「おはようございます。気をつけて行ってきて下さいね」と ふれあいの里に出勤した男性が声をかけて下さった。「はい、楽しんで来ます」。 8:15 出発 2002年の1月は谷コースから登ったが、今の時期は閉鎖されている。今日は尾根コース。 前にあるのは先ほどのスキーの男性のスキー板の跡のみ。まだ20cm程の積雪なので僕ら はツボ足で進む。「気持ちいいね~。来て良かった~。足跡も無いし楽しい~」とMICKEY。 積雪の林道をエッチラオッチラとゆっくり登る。荷物が重くてもう暑くなった。 |
ここから尾根への分岐 | Tシャツ1枚のMICKEY |
8:40 尾根道への分岐。先行のスキーの男性はそのまま谷道を進んでいる。風が全く無い。 暑がりの僕たちは服を脱ぐ。MICKEYはTシャツ1枚。僕もアンダーシャツ1枚。 隣に駐車されていた枚方からのご夫妻が追いつかれて、ここからは先に尾根道を登って 行かれた。長靴に僕たちと同じスノーシューをザックに付けていらっしゃる。 僕たちも尾根コースへの登り開始。MICKEYのペースが上がる。「待ってくれ~」と僕。 |
振り返ると良い景色 | どんどん先に行くMICKEY |
9:45 標高670m地点の道標。あと山頂まで1kmとある。一休み。「あつい~」と僕。 正月の餅太りで荷物が重い。体中から蒸気が出ている。めがねがすぐにくもって困る。 くもり止めを塗ってもあまり変わらない。「ホントに困ったものだ・・・」 しばらく歩いていると後ろから若い男女4人組が登って来た。途中で抜いて貰った。 |
それ行けどんどん! | 「あと500mって書いてあるよ」 |
スノーシューを装着 | あと少し~ |
10:15 標高813m地点の道標。あと山頂まで500mとある。 少しガスが出始めた。だんだんと雪が深くなってきた。そろそろスノーシューを付けた方 が歩きやすい。久々のスノーシュー装着のMICKEYがちょっと苦戦している。 前方の4人も装着している様子が見えた。MICKEYが速いので4人のすぐ後ろになった。 |
山頂をTシャツ1枚でウロウロ | ジャケットを着て |
10:40 蛇谷ヶ岳(901.7m) 「この山頂、私は11年ぶりだわ~」とMICKEY。 先行された枚方のご夫妻がランチの用意をされていた。「早いですね」と僕。 他に男性3人組もランチ中。そして僕らと共に到着した4人とで、山頂は11人のみ。 あと1~2時間遅い出発だと、山の本でも干支の山で紹介された今年は、バスで来る 団体などでこの干支の山の蛇谷ヶ峰の山頂は人混みと化すのだ。 大人数でルートも踏み固められて登るのは楽だろうけど、僕らには全然楽しくなくなる。 チラッ、チラッと一瞬晴れるが、パーッと完璧には晴れてくれない。ちょっと残念。 Tシャツとアンダーシャツ1枚の僕たちは記念写真を撮ったが、服も着てまた1枚。 しばらく山頂にいたが、お腹も空いてないし、別に展望が目的でもないので、出発準備。 「えっ、もう行くの。そっちはトレースもないし林道歩きが大変だよ」と枚方のご夫妻。 「はい、途中から北の支尾根を拾って下り、車道歩きは最小限にします」と僕。 |
さあ、トレースの無い西尾根へ | 反射板に向かって登る |
11:00 もう一度地形図を確認し、山頂から西尾根へと出発。 流石に誰も歩いていないのでスノーシューでも膝まで沈む。でも、楽しい。 いったん下って反射板のあるピークを目指す。ストックが全て沈む。ここは雪が深い。 「ホントにこれ登れるの??」とMICKEY。「この尾根は2010年の6月にも歩いている ので任せて。ただし、桑野橋まで下らず北の支尾根を下るけどね」と、締まっていない 雪の深い斜面の登りは僕が先行。スノーシューでも膝まで沈む雪だまりという感じ。 尾根まで登ると少し沈む程度でまた歩きやすくなった。 |
「頑張って登れよ~」 | 後ろは蛇谷ヶ峰 |
振り返ると蛇谷ヶ峰が見えるがもうすぐガスに包まれようとしていた。 こちらは青空が見えているというのに・・・。 ここからの尾根筋は、鹿や兎の足跡が実に沢山ある。 |
「この尾根の途中から北進する」 | 快適なスノーシュー歩行 |
反射板(11:15a.m.)を過ぎると尾根筋はしばらく石楠花ジャングル。左は雪庇。 しゃがんだり巻いたりとちょっとの間、疲れるがなんとか抜け切れた。 またまた自然林の快適なスノーシューワールド。鳥の声も良い感じ。「いいねぇ」 全くトレースも足跡も無い静かな雪の尾根上を軽いラッセル気味に歩くのは気持ちよい。 |
ランチタイムも無風♪ | 尻セードで下っていく相棒 |
「後ろからも前からも誰も来ないね」とMICKEY。「みんなピストンなんだろう」と僕。 「12時になったし、あの日溜まりでランチにするか」と僕。「そうね」とMICKEY。 雪スコでテーブルと椅子を作り、お湯を沸かしてラーメンづくり。風もなくて快適。 「無線はしないの」とMICKEY。「もう2日に大野山で充分したから今日はしない」と僕。 12:30 ボッカ用の水は捨てて出発。 ゜えっ、もう出発?せっかくコーヒータイムのためにケーキ持って来たのに」とMICKEY。 再度、北への支尾根の位置を地形図でしっかり確認して歩行開始。 快適なスノーシュー歩行。「ここから北の支尾根に入る」と北北西に進路をとる。 左(西)は桧の植林帯、右(東)は自然林。急な斜面ではすかさずMICKEYは尻セード。 「これが楽しみで登っているのに、尻セードしないなんて損!」とはしゃいでいる。 「ここから地形図の423mまでは少し登る」と僕が先行する。 |
木々にも積雪 | 「ここから右へ北進ね」 |
13:00 423m地点。ここからは北進あるのみ。ただ、地形図には現れないような二重稜線のよう なところが何カ所かあった。鹿の楽園なのか、鹿の寝床。鹿の群れが何度も目の前を走る。 大きな鹿が多い。僕たちに驚いて寝床から急に立ち上がって去っていく鹿3頭もいた。 |
最後の下りも尻セードの相棒 | 道路に出た~! |
地形図とコンパスを頻回確認すれば快適にスノーシューで下っていける支尾根だ。 最後の斜面をジグザクに下っていった。案の定、MICKEYは一気に尻セードだ。 13:45 道路に出た。下まで雪が続いていたのでスノーシューも登山靴も全く汚れていない。 ここから約800m(10分)歩くといきものふれあいの里への登り口。 MICKEYはグングン先に登って行く。15分ほど車道を登って駐車地点に着いた(14:10)。 |
駐車地点への登り開始だ・・ | てんくうの湯(600円) |
先に車に到着して片付け始めていたMICKEYに「この車道の登りが疲れた~」と僕。 周囲では雪遊びの子供達と家族連れが沢山いた。 「さあ、てんくうの湯で汗を流して帰りましょう~」とMICKEY。 てんくうの湯の下のグランドも雪遊びの家族連れで一杯。湯も家族連れで混んでいた。 帰路は気温1℃とでていた。帰路の湖西道路も名神も空いていてスムーズに帰れた。 巳年の初登りは干支の山・蛇谷ヶ峰。楽しいスノーシュー歩行が満喫できた。 |
本日のルート |
この1つ前は「【北摂】猪ノ子峠から大堂越え 24kmチャレンジウォーク」の記録です |