【北摂】天王から深山


【日 程】2014年9月23日(火・祝)
【山 域】大阪府豊能郡能勢町と京都府丹南市との府境界
【コース】天王・高皇産霊神社(たかみむすびじんじゃ)-深山790.6m
     -庫阪峠-(南下)-高皇産霊神社
【メンバー】MICKEY・矢問 
今日は昼までに帰らないとならない。近場の深山に西側の「天王」から登ることにする。
明日明後日は台風の影響で天気が悪くなるらしいが、今日は晴天だ。

朝5時半過ぎに家を出て、吉野家で朝定食を食べ、国道173号線で天王へ。
気温は11℃。肌寒い朝だが暑がりの二人には丁度良い。

6:30
能勢町立天王小学校の前の高皇産霊神社の中段にある駐車場から出発。
深山は5年ぶりになるが、先週14日に鳥取の東山に登ったときに、深山にいるJS3RIP
さんと無線で交信した。小さかった息子や妻恋地蔵さんと良く登った展望の良い山である。
   
   
集落を過ぎるとすぐに、林道ゲート。しっかり施錠されており、左手に人用のドアがある。
植林帯の林道だが、道沿いに大きなモミの木が点在している。

現在地のすぐ北部にあたる「ささやまの森公園」内での狩猟禁止の看板がある。
右手に流れるせせらぎ沿いの林道は大雨でえぐれて倒木もありとても荒れている。
サンショのような香り。「マツカゼソウね。」とMICKEY。白い花が咲いていた。
枯木にウスヒラタケがびっしり付いている。
   
   
右手に展望が開けてくる辺りの左手にはかつて家か作業小屋があったのだろうか。
石垣や土台、洗濯機の残骸などがある。その先の右手に立派な松の木がある。

日が高くなってきたが、西側から登っているので木陰もあり暑くない。
左手を見上げると青空に深山山頂の電波塔が見えた。もうすぐ南からの登山道だ。 
   
   
7:30
山頂への舗装路に出た。ハイキング道はその奥に並行してついている。
舗装路は左手。背丈より高いススキをかき分けてハイキング道を山頂へと進む。
振り返ると南のるり渓からの登山道とススキに包まれた稜線の美しい姿が見える。
「うわっ、右手に雲海がまだ見えるよ」とMICKEY。
   
   
   
7:40
深山790.6m。青空に鳥居が映えている。素晴らしい展望が広がる。
以前には無かったパノラマ写真が四方に設置されていて、山の名前がよくわかる。 
 
無線機でAPRSを発信。今日は430MHzで「CQ AIコンテスト」の声が沢山聞こえる。
JA3KYS局、JP2MYG局、JQ3XJV局、JA5UJT局、JM3GVH局のCQに応答し、コンテスト
ナンバー「京都府南丹市59・22」を送信した。久々に交信する局もあり楽しいひとときだ。

鷹の渡りをの時期で、数日前も山友が六甲山系で多くの鷹の渡りが見られたという。
交野山のJM3GVH局の周囲も野鳥の会の方達が今日も観察しているらしい。
僕らもコーヒーを飲みながら双眼鏡で周囲を観察。
「あっ、鷹が南東方向から来たよ!」と僕。「うわっ、ホントだ!」とMICKEY。
深山山頂の東横をゆうゆうと帆翔しつつ北西へと飛んでいる。「すごいなぁ!!!」

男性が1人登って来て、山頂周辺で写真を撮って数分で下って行った。
下山準備をしつつ無線機をワッチすると、丹波のたぬきさんがご自宅から僕をコール。
応答してしばらくQSOするも、コンテストのかぶり等で途中で聞こえなくなった。残念。
   
   
8:50
展望の良い山頂で朝のコーヒータイムと鷹の渡り見物で約1時間たった。
「下山開始しよう。今日は北西尾を通って下山するよ」と地形図をMICKEYに示す。
北西尾根を進み、庫阪峠から先のP683mをめざし、南下して戻る予定。

モミやマツの多い雑木林のルートを進む。日陰で冷たい風が気持ちよい。
Ca730m付近でプラ杭でとめた朽ちかけた丸太階段が西進路を示している。
「大きなキノコがある!」とMICKEY。「シロカノシタのようだけど、どうかなぁ」と僕。

「ピィーッ」鹿の警戒音が右手斜面で二回聞こえた。僕らも「ピィーッ」と言った。

9:25
庫阪峠(くらさかとうげ)。
ここを北進したらささやま森公園。僕らは西進する予定だったが、目の前に
「マツタケ山につき入山禁止・9/15~11/14」と西進方向に注意書きがある。
「あちゃ~・・仕方ないなぁ。短くなるけどここから南下して天王に戻ろう。」と僕。 

100m程下ったところて「あれ?ストックは?置き忘れてきたのでは?」とMICKEY。
「あっ、庫阪峠に忘れたかな・・・」と僕。登り返してみると休憩したところにあった。

右からも左からも水が少ない沢筋が通るやや荒れた谷筋を下る。
鹿の寝床も多々見受けられる。雑木林の先に植林帯が見えた。「もうすぐだ」
   
   
9:40
2時間ほど前に歩いた林道に出た。あとは20分ほど西へと歩けば高皇産霊神社だ。
集落の手前にはノコンギクが道沿いに咲いている。
   
「あっ、ツユクサ!」とMICKEY。神社へ登る石段の際にツユクサが可憐に咲いている。
高皇産霊神社とその奥の長谷川社と木村社にもお参りして帰路についた。(10:10a.m.)

国道に出ると気温は21℃と表示。すでに10℃も上がっていた。
途中のファミマでアイスコーヒーブレイク。11時半帰宅完了。

今日は、たったの6.6kmの歩行。11,105歩、1,607kcal消費、燃焼脂肪32.3g。
朝のお散歩登山としては、近場で展望も良く鷹の渡りも見られて、良い時間を過ごせた。
 本日のルート
 
   この1つ前は「【因幡】狩谷山から東山(とうせん)リベンジ」の記録です