【北摂】舎羅林山からパッチ池へ
【日 程】2014年2月10日(月曜日) 【山 域】兵庫県川西市 舎羅林山 【コース】多田駅-上野芝園地-尾根ルート-舎羅林山 -展望岩-旧東多田小学校へのルート途中まで -猪名川クレー射撃場跡-パッチ池-多田駅 【メンバー】矢問、MICKEY |
今日は午前中に用事があり休暇を取った。午後の天気は曇り。 短時間で登れる舎羅林山へ、20年ぶりくらいの懐かしのルートで行く。 |
14:25 1月25日に登ったときの上之芝園地から、今日は尾根筋へのルートで登る。 もう20年以上前にはこのルートで良く登った。池に行く分岐を左に尾根へと登るのだ。 雪がまだチラホラと残っている。コシダの多いルート。 途中に赤土がむき出しになっている所があるのがこのルートの特徴とも言える。 その赤土の所に来たときに「ここ記憶しているわ」とMICKEY。 |
山頂への尾根筋に乗ると16日にある多田東小学校からのコミュニティハイキングの 矢印道しるべのプレートがすでに設置されていた。 |
15:00 舎羅林山 山頂。ここも残雪がある。ここからはいつものように展望岩に向かって行く。 展望岩の手前にある鉄塔の手前からピンクのロープが目立ちはじめた。 「こんなもの、先月25日には無かったのに」と僕。それにはマジック書きの札がついていた。 伏尾ゴルフ倶楽部を運営する「伏尾観光株式会社」そしてまた違う方の札には舎羅林山宅地 開発事業者だったと聞く「ステラヒルス特定目的会社」の名前が記されている。 |
さらに鉄塔からの下り斜面の木々には番号入りのピンクリボンがいくつも巻かれている。 その1つに日付があり「H26年1月26日」とある。「前回登った翌日だな」と僕。 「この山の開発を再開するのだろうか」と僕。「この山、無くなるのかなぁ・・・」とMICKEY。 展望岩から第二名神の工事現場を望みながら、宅地工事が止まったままの北斜面と 今回ロープやリボンが付いた南斜面のことが心配になった。 この山の周囲には10を超える池があり、水源かん養機能のある里山だと思っている。 「残して欲しい山なのに・・・。北側の道路工事と関係あるのだろうか・・・。」 |
15:10 下山にかかる。今日は先月下った多田東小学校への道を途中まで下り、もう20年以上 通っていないルートである猪名川クレー射撃場跡に向かい、パッチ池の横から戻るルート にした。 |
「猪名川クレー射撃場」は東京オリンピック年の1964年に出来たらしい。 僕らが「クレー射撃ってどんなものだろう」とここに見に来ていたのは昭和の終わり頃だ。 その後、放火等もあり廃業されて立派な建物も廃墟のようになったのも覚えている。 |
パワースポットとか乱射事件があったとか、池で自殺者が出たとか、霊がいるなどの 根も葉もない噂が流れ、おもしろ半分に来る人も増えて、川西警察が立ち入り禁止として いたので舎羅林山からここを通らなくなり、ここに訪れたのは30年ぶり位と久しい。 その廃墟のように残っていた建物も2007年には解体されたらしく、もう7年もこのままだ。 |
当時このパッチ池は釣り池としても良く知られていたので、それも見に来たことがある。 釣り池の建物とクレー射撃の建物がズラリとあり、クレー射撃の音が聞こえていたのを 思い出す。渡り廊下だったような残骸もあり、倉庫跡には薬莢はまだ沢山残っていた。 斜面にも赤や青の薬莢が沢山落ちている。 「ここも覚えているわ」と斜面を見るMICKEY。「ホントになにもかも変わったね」と僕。 牡鹿の頭部の骨も落ちていた。「ここのは気持ち悪いから拾わないでよ!」とMICKEY。 国道からここまでの綺麗だった舗装路も木の枝などでえらく荒れている。 |
15:50 パッチ池の横を直進すると住宅地だが「昔はこの右下の道を行ったよね」とMICKEY。 右へと下って行く細い踏み跡へと行く事にした。ここにはまだ自然林が残っている。 池を2つ過ぎると住宅地に出る。(この池の北側が岡本寺へのルートでもある) あとはいつもの道で駅へと向かうのみ(16:10)。 「山頂付近の開発がありませんように・・・。」と祈るばかりの散歩登山であった。 |
本日のルート(紺色) |
この1つ前は「【神戸】冬芽観察会と七草がゆと再度山」の記録です |