【但馬】黄葉終盤の氷ノ山


【行き先】 氷ノ山(鳥取県側から登る)
【日 時】 2015年10月31日(土)
【メンバー】矢問 
【コース】 鳥取県若桜・アルパインヒュッテ横-仙谷登山道-甑岩
       -氷ノ山頂上(1510m)-三の丸(1464m)-リフト中間駅
       -自然探勝路-アルパインヒュッテ横
先週土曜日(10月24日)は長男の結婚式だった。本当にめでたい良き日となった。

よりによって、その前日に庭の木の植え替え時にぎっくり腰に襲われた・・・・。
まだ痛みがとれないが、コルセットをしつつリハビリ登山に今日は単独行。
昨年10月の上旬にMICKEYと歩いた同じルートで歩く予定で、家を4時半過ぎに出た。

加西SAで朝食をとり、山崎ICで下りるといつものコンビニが少し北側に移動していた。
気温は3℃。晴れ予報で国道29号線はよく晴れているが、氷ノ山はどうだろうか。
   
   
去年と違い、アルパインヒュッテまで車で行った。お母さんが畑の手入れをされていた。
晴天のはずが、どんよりと曇っている。「おはようございます。車を置いても良いですか」
「ああ、今日は作業人が来るのであっちに置いたら良いよ」と場所を指定して下さった。

今年の黄葉は1週間ほどで終わったとのこと。去年のルートを話したら、今日は仙谷から
行ったらどうかとおっしゃる。次に軽トラで畑に来た男性は「大山の方は雪だったよ。
氷ノ山も今日は雪が舞うか少し雨が降るかもしれんな。仙谷から気をつけて行っておいで」
とやはり仙谷登山道をおっしゃる。

今日は一人だし、黄葉も終わりかけだし、天気も今ひとつ。
腰痛もあるし、昼間駅から上の丸太階段登りはキツイので、無理せず今日は下りに使おう。
   
   
   
7:35
「では今日は仙谷登山道から登って来ます」と出発。昨年とは2週間ほどの違いなのに花の
様子がまるで違う。横の畑のイチゴは今年も沢山出来ていた。

イタヤカエデやブナの黄葉が美しい。
大きなトチが点在する。なかなか風情のある谷道で気持ちが良い。

シカの雄叫び(ラッティングコール)が谷間に響いた。
   
   
   
積雪時に、リフト利用で山頂へ行き、反時計回りでこのルートを下りられれば楽かも知れ
ないが、岩場有り鎖場有りのこの谷間は積雪時どんな様子なのだろうか。
   
   
   
9:20
氷ノ山越え登山道との合流点に出た。1,380m地点だ。
ここまでは誰にも会わない静かなルートだった。早くも2人、4人と下山してくる。

ここからの道はいつもじめじめしていて岩も滑りやすいので、どうも好きになれない。
甑岩を登っていこうかとも思ったが、今日は腰痛リハビリなので登山道をゆっくりと
登る事にした。甑岩の中腹で展望を楽しんでいる男性が1人いるのが見える。
   
   
   
9:40
氷ノ山の山頂に着いた。2人ほどいた。すごく寒い。
去年もこんな感じの天気だった。しかも職場から緊急電話が入ったのを思い出した。

ふもとで男性がおっしゃっていた「雪だったという大山」の方は雲が厚くて明瞭には
見えない。写真を撮ってすぐに小屋に入って上着を着た。

APRS用とD-STAR用に無線機を2台持って来たのにアンテナを忘れる始末。
「これじゃ、ただのボッカだ・・。」APRSを発信できないので、スマホメールで家に
いるMICKEYや息子達に登頂の無事を知らせた。
長男からはすかさず「ホンマに氷ノ山が好きやなぁ」と返信がきた。
息子達が小学生の頃から何度登ったことだろうか。メールを見てにやりと笑ってしまった。

10:00
下山開始。「氷山命水」の方には向かわずに、三ノ丸方面へと向かう。
東屋の近くのキャラボクも久々に見に行った。
   
   
   
10:45
三ノ丸避難小屋。開けたが誰もいない。青空がのぞいたりガスで覆われたりの繰り返し。

次の東屋では若い2人の女性が食事をしようとされていた。
残念ながらガスで周囲の展望は先ほどのようには全く見えない。

11:20
リフト終点駅に着いた。風は冷たいが、陽も差して暖かい。
「ここからはあの丸太階段だな。腰痛には振動がこたえるかも・・・・」
下る前に、ストーブで湯を沸かしラーメンとおにぎりを食べながら展望を楽しんだ。

1歩1歩ストックで支えて慎重に丸太階段を下った。中間駅が見えるのに腰をかばいつつ
滑らないように下ると長く感じる。中間駅からは、自然探勝路を進む。
   
   
   
   
   
   
   
昨年沢山咲いていた谷筋近くのジンジソウはすでに花を終えて沢山の種子が出来ていた。
少しだけ種子を採取してバンダナに挟んだ。ゴマよりも何倍も小さな種子だ。

降雪を待つスキー場に出た。ゆっくりとアルパインヒュッテに向かって下る。
朝の軽トラの男性はラジオをつけてまだ畑仕事をされていた。

12:45

駐車地点に着いた。周囲には誰もいない。静かだ。

冷えた体と腰を温めようと、去年と同様に若狭ゆはら温泉「ふれあいの湯」へ。
去年からモンベル会員は200円で汗を流すことが出来るのはありがたい。

こんな時間だからこそだが、貸し切り状態でゆっくり腰を温めることが出来た。
気温は11℃。朝より7℃上がっているが肌寒い。

帰路は1キロほど鳥取側に行った道の駅「若桜」に寄って、お土産を買った。
中国道は宝塚が渋滞らしく、神戸三田で下りて地道を走り17時半に帰宅した。
 本日のルート
 
   この1つ前は「【北摂】北摂里山キャンペーン2015と観察会3つ」の記録です