【丹波】虚空蔵山へ山ネットのサポート登山


行き先】 丹波 篠山市・虚空蔵山(592m)
【日 時】 2015年6月7日(日)
【メンバー】視覚障害者5名、晴眼者(サポーター)23名 合計28名
【ルート】(JR大阪駅発9:21丹波路快速)―藍本駅着10:15~Ca359m~裏参道
      ~虚空蔵山592m~表参道~中ノ池~JR藍本駅―(大阪駅)  
土曜日は長男の入籍祝いとMICKEYの誕生月の食事会を母や家族でしたので山に行かず。

山ネットとは藍本駅で合流するつもりが、途中に用事があり、MICKEYと早めに出た。
用事が早く済んで、新三田駅で結局30分以上待ってみんなが乗ってきた電車に合流。
虚空蔵山は山ネットのサポートに長男と来たのは1998年9月で、山ネットとしては17年ぶり
になる。その長男も先日入籍した。みんなそれだけ加齢したということでもある。

そして2002年にはMICKEYと立杭の里へお茶碗とコーヒーカップを買って山頂を往復し
たことがある。単独では2009年にGPSの新旧精度テストに北尾根縦走に来た山で、山頂で
偶然わーさんに会った山である。
 みんなが乗った電車がやってきた  酒滴神社の境内へ
7:30
藍本駅で帰りの切符を買い、班分けして出発。民家の大きな栗の木の花の香りが漂う。
酒滴神社の境内に入り、右手の細い踏み跡へ。堰堤がある谷筋の右岸沿いに付いている道。
先導するKさんらしいコース選択。参道をすんなりとは登っていかない。

僕も2009年9月に単独でこの堰堤が造られたときのこのルートを登ったことがあるが、6年経った
今はこのルートを採る人も減り、シダや草がぼうぼうだ。

かわいい草花も咲いているので写真に撮りたかったが、今日はサポート隊。そうはいかない。
ネジキの花も丁度きれいに咲いていた。
   
 酒滴神社の境内の右手から山道へ  日陰で涼しい
 ヌタバ  ササユリ
左右にヌタバがあった。そこを過ぎると、斜面途中で「うわ~、甘い香りがする」と視障者。
ササユリの香りだ。たった1輪だけ咲いていたが、香りはなかなかのもの。みんな登りの
疲れを癒されたようだった。 
   
   
11:25
Ca359mの基準点。ここも6年ぶりになる。ここからは西へと進み、藍本トンネルの上を
歩くことになる。
「いまトンネルの真上を歩いていますよ」というと「全然わからないね」という感想。
裏参道に合流した。
「これ、キンランかギンランって言う花だったかな。わからないなぁ」とSさん。
花も葉も違いすぎる・・・すぐに思い出せなかったが「イチヤクソウ」に違いない。 
   虚空蔵堂
 役行者  
11:50
虚空蔵堂。しばしの休憩。「ここでもうご飯にしようよ」という声が出たが「ここで食べたら
もう登るのがいやになるから、もうちょっと我慢して」とKさん。 

2009年に来たときは虚空蔵堂の左手から山頂へと向かったが、今日は通常の右からの
役行者の祠がある所を通るルート。
展望岩でそれぞれ展望を楽しむ。西光寺山、有馬富士、弥十郎ケ岳、大野山なども見える。
今日は曇り空で良かった。こんな日に晴天だと暑くてたまらない山である。
   
   
12:45
虚空蔵山。狭い岩山頂。展望を楽しみつつも大急ぎで集合写真を撮って来た道を下る。
いよいよランチ場へ向かうのだ。

13:20
参道にある道標の所からやや東尾根に入って、みんなは分散してランチタイムとなった。
   
   
MICKEYはいつも芦生でお世話になっているFさんをまねて「お茶漬け」にすべく、
お茶漬けにするご飯に色々なものを詰め、おかずやお茶漬けふりかけを持参してくれた。

「う~ん、暑い時期はこりゃ食べやすいね」と僕。「Fさんのお茶漬け方式は、Hさんも
Sさんも今実践されているのよ」と。

色々な方から、冷えたゼリーやレモンや食べ物が回ってきた。「ありがとうございます」。

無線機を付けたら「関ハムコンテスト」のCQの声が聞こえた。「久々に応答するかな」
奈良の女性JP3KQT局、金剛山のJE3XJS局、小野市のJH4RCK/3局とQSO。

Mさんの司会で自己紹介と元気賞や誕生月の祝い。MICKEYも誕生月で拍手を貰った。

男性1人と女性1人にマダニがついていているとのこと。芦生研究林で、T先生に勧め
られてMICKEYがいつも持ってくれているダニ取りグッズ2つを用意したが、いずれも皮膚
には食いついておらず容易にとり殺せた。ディート入りの虫除けスプレー等のマダニ談義。 
   中ノ池から虚空蔵山方面
   
   
14:25
下山開始。苔むした石が多い表参道を下る。参道から道路に出た(15:05)。
ここからは舗装路。中ノ池のほうを回って駅に行くルートをとる。

走る電車が見えた。1時間に2本ほどしか無い。次の電車は15時57分と先頭のKさん
に伝えた。駅までしっかり歩き、遅れたら相当待ちぼうけになる事を後続に伝えた。
次の電車まで20分前に到着。みんなトイレ休憩も出来て、空いている電車に乗り込んだ。

「今日は曇り空に助けられた」とみんな言っていた。僕もMICKEYも同感の1日だった。
 本日のルート
 
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