【池田市】五月山でシダや野生動物フィールドサインの観察


 2015年2月11日(祝)は兵庫森林インストラクター会の2月研修会の日。
Nさん担当の今日のテーマは「池田市五月山でのシダの観察」
開花や芽吹きにはまだ少し先のこの時期こそ、シダの観察にはベストシーズンとも言える。
(貴重種保護のためルートは記さず)

今日の参加者は講師のNさんの他、「兵庫森林インストラクター会」の10名。
池田駅前の公園での自己紹介のあと、池田市や五月山の歴史などをNさんからの講義を
受ける。池田市のことを知っているつもりでも、さらに興味深いお話しも伺えて良かった。
   
   
   
その後、Nさんの師匠でもあるという池田植物同好会のT先生宅で多くの珍しいシダ植物
を見せて頂き解説をして頂いた。五月山のシダのリストも配布して下さり、今日は同行し
て頂けるという。説明を受けるも、知らないシダも多すぎて1つ覚えたら2つ忘れる・・・。
長い年月で交雑種も出てきていたという説明と現物を見て「なるほど」と思えた。

「五月山にもこんなに沢山の種類があるとは!」と驚いた半日であった。
今日の研修会は9時半30分から3時まであるのだが、長男の引っ越し手伝いがあり
正午には早退させて頂いた。
   
   
   
   
【観察出来たシダ】・・・当日の講師N氏の記録より(貴重種は省く)
ミツデウラボシ、ノキシノブ、トラノオシダ、ベニシダ、オオベニシダ、トウゴクシダ、
ヒメイタチシダ、ヤマイタチシダ、オオイタチシダ、ヤブソテツ、ヤマヤブソテツ、イノ
モトソウ、オオバノイノモトソウ、セフリイノモトソウ、ハカタシダ、ホソバカナワラビ、
オニカナワラビ?、イワガネソウ、イワガネゼンマイ、フモトシダ、マネヅタ、イノデ、
イノデモドキ?リョウメンシダ、ウチワゴケ、ノコギリシダ、イブキシダ、オオハナワラ
ビ、コシダ、コバノヒノキシダ、チャセンシダ、ホソバシケシダ、ミゾシダ、ゲジゲジシ
ダ、マツバラン等々。

【鳥・その他】
コゲラ、シメ、ヒヨドリ、カケス、エナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、
ウグイス・囀り)シロハラ(溝に無傷の死んだ個体もあった)、スズメ、ハシブトガラス、
など。 イノシシの掘り返し跡、シカの食跡、糞、

また、本を携えて五月山を再訪し記憶を定着させて行きたいと思う。
覚えても覚えても、本当に次から次へと記憶は消え去っていく・・・・。 

2015年2月15日(日)

昨日14日のバレンタインデーは長男が彼女を連れてくるというので、家族で昼食会をした。

今日15日は昼からの天気が下り坂らしいので、遠くの山には行く気がしない。
池田市五月山の五月山自然観察インストラクター連絡会の「五月山野生動物フィールド
サイン」
の観察会に相棒と参加した。

緑のセンターに10時集合~12時終了。料金は100円。子供連れの参加者もいた。
資料を頂き、Iさんの今の五月山周辺の野生動物の状況説明を伺ったあと出発。

五月山には相棒とよく来るので、ニホンジカは勿論、イノシシ、ホンドリス、野ウサギ、
たぬき、キツネ、イタチなどは目にしたことがある。早朝は猿も見かける。
   
   
その足跡や糞や食べ跡、体のこすり跡の体毛の観察、巣穴などをMさん、Wさん、Oさん
の説明を聞きながら観察して歩いた。
鹿の角も落ちていた。鹿の好きなアオキは見事に食べられている。体のこすり跡に残って
いる体毛をルーペで見て毛の先を観察し、イノシシの毛か鹿の毛かを見分けた。

11日にシダの講師をして下さったNさんがされている「五月山グリーンエコー」の五月山
保全保護活動の現場も通るため、僕と相棒はその活動フィールドや樹木も観察できた。
   
   
   
   
以前無線機で交信した五月山大文字の所からの展望は、曇り空でパッとしなかったが、
伊丹空港や遠くにあべのハルカスが見えた。

解散後、池田城址に寄ってもう咲き始めている「十月桜」や「ユキヤナギ」を楽しんだ。
サンシュユやハモクレンの花芽や冬芽が膨らんでいた。スイセンの花も良い香り。

薪釜焼きピザのパンチャピエーナで美味しいピザを食べて帰った。霧雨が降り始めた。
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