【北摂】五月山へ三世代で山ネットのサポート登山
【行き先】 北摂 池田市・五月山(315.25m) 【日 時】 2015年6月7日(日) 【メンバー】視覚障害者5名、晴眼者(サポーター)24名 合計29名 (コマコ、MICKEY、ナイトン、ノイン、矢問 含む) 【ルート】 阪急梅田駅(宝塚行き急行9:10発)=池田駅~五月山公園 ~児童文化センター~緑のセンター~杉ヶ谷コース(すがたに広場 ・堰堤・(ベンチ・つり橋)~休憩所~日の丸展望台~折り返し ~休憩所~五月平原コース(市民の森)~大文字~市立山の家 ~五月丘~阪急池田駅=大阪駅(帰着予定5時頃) |
今月の視覚障害者の登山サークル「山ネット」の行き先は池田市の五月山とのことで Mさんからサポート依頼が来た。MICKEYが子供の頃から慣れ親しんでいる五月山。 長男ナイトンは山ネットのサポートに1998年9月の虚空蔵山に参加して以来17年ぶりだが 10月に結婚をした報告を、小中学校時代に山ネットでかわいがってもらったMさんに報告 がてら、新妻ノインと参加するとのこと。 新妻のノインちゃんは今回が山デビューとなる。「歩けるかしら・・・」と本人は心配しつつも、 ザックや登山靴や服も新調して参加することになった。 「五月山なら近いし行くわ」と我が母コマコさんも山ネットのサポートに来たのは2008年5月 の箕面に参加して以来7年ぶり。我が家から5名も参加することになった。 MICKEYは朝早くから5人で分けるお弁当のおかずを用意していた。長男夫婦や母が 使うだろうと5人のストックを持ち、カップ麺用の5人分のお湯や、予備の水とストーブを MICKEYと分散してボッカして電車に乗り込んだ。 僕ら夫婦は、ナイトンの結婚準備などもあり6月の虚空蔵山以来の半年ぶりの参加である。 |
阪急池田駅には9時半にみなさんが着く予定。それより早く行き、Mさんに合流を 頼まれた視障者のTさんを改札口で待つことにした。 予定の9時半より15分ほど早く梅田方面から山ネットの一行が到着した。 「いや~ナイトン君、大きくなったねぇ。中学校以来やねぇ」と皆さんに声をかけられた。 「僕もおっさんになりました。ハハハ」とナイトン。「私たちはおじいちゃん、おばあちゃん になってしまったよ~。ハハハ」と皆さんの笑い声。 ナイトンは新妻のノインちゃんを皆さんに「よろしくお願いします」と紹介していた。 |
班に分かれてKさんの先導で出発。僕たち家族でTさんをサポート担当する。 母コマコさんが月に2回は習い事で通っているサカエ町商店街を抜けていく。 ウォンバットがいる公園には立ち寄らず道路沿いを行くようだ。 しかし、今回は下見をした担当者が参加しておらず地図を見ながら引率されている。 緑のセンターへの入り口も違うところから入り逆戻り。 今日の予定ルートならMICKEYも僕も良く知っているがKさんが違う道に入ったら伝え ることにした。緑のセンターへのアプローチ道のイロハモミジの紅葉が素晴らしい。 登りに使う杉ヶ谷ルートは、今年2月にFIGO(森林インストラクター兵庫会)の研修会で Nさんがシダの勉強コースに使われたルートだ。このルートで日の丸展望台へと向かう。 沢沿いの道は細いので、僕のサポートロープを持った後ろのTさんの足下をMICKEYが 沢側の斜面に足を滑らせないように目を光らせてくれている。ナイトンは早くもバテ気味 のノインちゃんを気遣ったり、コマコさんに目を配ってくれている。 シダや木々の名前や状態等をTさんに説明しながら進んだ。 低山や箕面ではもう終わりかけているイロハモミジの紅葉が実に美しくて笑顔が出る。 「もう五月山の紅葉も終わっていると思っていたのに素晴らしいね」とコマコさん。 予定の「吊り橋」のある左のルートは通らずに進行している。「あれれ??」とMICKEY。 日の丸展望台。 「ここは五月山の山頂ですが、三角点はこの奥の藪の中にあります」と僕が案内した。 以前あった「千代山」という山頂立て札は無くなっていた。 日の丸展望台の広場は風が通って肌寒いので、少し下ったベンチのある展望広場でランチ タイム。お湯を注いでカップ麺を作り、おにぎりとおかずでおなかもふくれた。 コーヒーをテルモス2本に作ってきたので、ドーナツやチョコで一息ついた。 大きなザックのKさんが、うどんやお汁粉を大きなコッフェルで作って振る舞って下さっ た。フルーツやらお菓子も回ってきた。 無線機をつけると、金剛山系大日岳からJH3JFFさんのCQが聞こえた。 ロングQSOをされているが、しばらくワッチして久々に応答した。 集合写真をとる。「この旗もナイトン君のお父さんが昔作ってくれたんだよ」とナイトンに 説明しながらザックから出すMさん。その旗をナイトンが持って立った。 恒例の元気賞(多回数参加)の発表をMさんが実施。僕も表彰して下さった。 またナイトンやノインちゃん、そして久々の母の紹介もみんなの前でして下さった。 |
帰路はTさんをナイトンがサポートする。久々だが、中学時代にはよく参加して仲良しの 杉の子さんとともに、どぼたんなどをサポートしていたので、的確にうまく声をかけている。 後ろから横からと僕がTさんの足下に目を配った。 時間が合ったので山の家へ直接下りずに「大文字」の所へ行って、展望を楽しむことを Kさんに提案した。生駒山や伊丹空港はよく見えるがアベノハルカスはかすんでいた。 |
山の家の前を通過し、これまた時間があるので「池田城」に立ち寄る事になった。 今年2月にMICKEYと来たので10ヶ月ぶりである。今日は北門から入った。 十月桜が咲いている。サンシュユの実が沢山ぶら下がっている。 お城に登ると、先ほどいた大文字の所が見える。 |
阪急池田駅で解散。 「ではまたお会いしましょう」と、サポートしたTさんともお別れし、僕らも帰路についた。 |
この1つ前は「【芦生】芦生研究林の防鹿ネット内外の継続植生調査とネット下げ作業2015」の記録です |