【芦生】芦生の森・調査観察区画の防鹿ネット上げ作業 2016
  2016年4月2日(土)


2011年から始まった「知ろう守ろう芦生の森」の植生調査活動も6年目に入る。
昨冬は降雪前の12月5日に調査区の鹿柵ネットを下げた。

昨春は4月29日に実施したネット上げ作業と調査を、今年は雪解けが早くて2日に実施することになった。

本日の芦生研究林の枕谷調査区での植生調査活動は、冬期積雪時に下げていた鹿害防護
ネットを上げることと、各プロットのブナの稚樹が生きているか枯死しているかの本数を記録する。
今日はMICKEYは不参加。7時半過ぎに家を出た。
   
能勢のエドヒガンで有名な黒川の桜の森は満開で、青空に映えた桜を沢山のカメラマンが
写していた。薄い色、濃い色もありクローンのソメイヨシノより山に似合って美しいと思う。
   
   
   
40分ほど早く着いたので、櫃倉林道沿いの草本観察をすべく歩くことにした。
イワナシやイワウチワが咲いている。キジムシロの仲間も咲き始めている。
ツタウルシも葉が開き始めており、フキノトウはもう花が見えている。

南丹市の2台の車に別れて乗り、10時に須後を出発
今日の調査記録とネット上げは、ボランティア有志5名(Fさんご夫妻、Tさん、ふぉれ
すとさんと僕)と南丹市のMさんとIさん、芦生研究林のH班長さんの8名。
   
   
昨年打った木杭は強いと思っていたが、やはり雪の力と雨水により数本が折れていた。
ブナの変化の調査を2班に分かれて実施し、鹿柵ネット上げをする。

春はブナのみの調査だし、イワヒメワラビも積雪でペシャンコでもあり、他の草本類も
ほとんど芽生えていないので、毎年早く済む。
ブナの稚樹の先っちょをかじられているもの数本あった。串の黄色テープも鳥にでも
ついばまれたのかチリチリになっているものもあった。
 
ポカポカ陽気で弁当タイムも気持ちが良かった。地蔵峠のお地蔵様を拝んで須後へ。

14時前に須後に到着し、解散。「ではまた次回の調査時に会いましょう」

明日は、FIGO(森林インストラクター兵庫会)の有志部会で有馬富士公園でのインター
プリターの初回実地研究日だ。資料を整理しないと・・・・。
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