【北摂】ネズミサシを求めて千丈寺山


【行き先】 北摂・三田市 千丈寺山(589.5m)
【日 時】 2016年5月28日(土)
【メンバー】矢問 単独
【コース】 北浦天満宮-千丈寺山 ピストン
 
来月6月、FIGOの有馬富士での勉強会での僕の担当樹木は「ネズミサシ」。
そういうこともあり今朝、篠山市の畑市にある県下一のネズミサシを見て弥十郎ヶ嶽に登った

しかし、弥十郎ヶ嶽で採取できなかった、来月の勉強会で使用するメズミサシの実と枯れ
葉を採取したいので、ネズミサシ街道と言う感じで記憶している北浦天満宮から千丈寺山
への南尾根ルートをピストンすることにした。

畑市から約30km移動。道は空いていて快適だった。
北浦天満宮からのルートを相棒と登ったのは2003年の正月なので13年前になる。

ネズミサシの木もあれから13年経つので成長が遅いと言われるネズミサシも当時よりは
成長していることだろう。 
     
11:30
北浦天満宮から少し西へ行ったプラスチック再生工場の向かい側のふくらみに駐車した。
天満宮の手前で、先ほど弥十郎ヶ嶽のキャンプ場跡で嗅いだニオイがした。
右手を見ると、やはり「スイカズラ」の花の香りだった。
黄色い花を金、白い花を銀にみたてて「キンギンカ」。受粉したものは黄色くなり、まだの
ものは花が白いと聞くが、それは違い、クチナシの花と同じく、花色が白から時が過ぎると
黄色へと徐々に変化するのが本当らしい。
黄色い花には蜜もあり、子供が蜜を吸っていたから「スイカズラ」と名が付いたともいうが
まだ僕は吸ってみたことがない。

天満宮の階段を登りお参りをして右手の林道へ。そこからしばらく進むと分岐。
右は真新しい林道、左手は堰堤への山道。小さな丸太橋を渡り左手へと進む。
堰堤沿いを右斜面から登り、土止めネット階段で上っていく

コシダがある花崗岩の陽当たりの良い斜面。赤松の稚樹もありこういう所にネズミサシの
稚樹も多い。記憶通り、ネズミサシが出だしたが、どれも実をつけていない・・・。
ネズミサシは雌雄異株。このあたりは雄株ばかりがあるようだ・・・。

ネジキの白い花があちらこちらに咲いている。しばらく観察する。
   
   
   
11:50
展望岩のところにきた。振り返って展望を楽しむ。今日は曇っているしやや霞んでいる。
晴れていたら暑くて南尾根からは登る気がしないのだが、展望はスッキリしてほしい。
行動食をとりつつ休憩。曇っているので暑くなくて助かる。

この岩の横や近くには大きめのネズミサシが複数ある。実を付けていた。よかった。
やっと雌株が姿を現したのかも。枯れ葉もある。少し採取した。

ここで目的は達したが、ここまで来たら山頂まで行こうと思った。
次々にネズミサシが現れる「ネズミサシ街道」。雌株も増えて実もたわわに付けている。
   
   
   
   
   
ネジキの白い花も沢山咲いているし、サルトリイバラも沢山の緑の実を付けている。
ヤマボウシの花やガンピの花、ソヨゴの花やモチツツジの花など色々な花も観察しながら
のんびりと進む。
   
   
   
 右手に山頂が見えるところに出た。その下の斜面に白い花のかたまりが見えるが、
双眼鏡が無くては何の花かは遠くてわからない。残念ながら今日は持参していない。
岩場にはロープがついていた。これを登れば山頂は近い。
   
   
13:20
千丈寺山の山頂。ここも誰もいない。静かだ。岩に登って展望を楽しんだ。
岩場の下に見える祠。少し戻って岩場の下の千丈寺大権現を拝んで下山することにした。
帰路は左手のルートをとったが、登りと同じルートに合流するだけで南下尾根には行かない。

14:15
下山完了。車に乗るとパラパラと小雨が降り出した。2座とも雨には遭わずじまい。

帰宅すると、家の辺りでは僕が家を出たあと、ずっと朝から雨が降っていたらしい。
「行いがいいからよね」と相棒に先に言われてしまった。
歩数計は2座で17,931歩、14.1km 3,157kcal 燃焼脂肪66g。
本日のルート 
 
   この1つ前は【丹波】県下一のネズミサシがある畑市から弥十郎ケ岳(715.1m)」の記録です