【北摂】能勢妙見山・初谷川ルート
日時 2017年7月2日(日)・7月17日(月・祝)


毎月、第3日曜日には川西里山クラブが実施している能勢妙見山の整備活動に参加してい
るものの、初谷渓谷沿いから能勢妙見山に登るのは個人的にも数年に1度位しかない。
息子達が小学生の頃は、祖父母とともに登ったこともあるルートだ。
 
 
7月2日(日)
7月、8月、9月の第一日曜日は、妙見の森広場でラジオ公開収録イベント・森のFM公開
生放送もされているようだし、7月はFIP研究会もお休みなので、新しいマクロレンズを
試すことも兼ねて7月2日(日)に初谷渓谷から妙見山を登った。
   
   
   
   
10時に能勢電・妙見口駅を出発。
初谷川方面に歩いているのは2~3人。
初谷川のルートに行くまでもネムノキに花が咲いていたり、ヤブカンゾウやホタルブクロも
咲いていた。

初谷川入り口にルート看板が出来ていた。ポイント番号も付いているので川沿いに歩いた
際に、自分のいる位置がどのあたりかもわかる。

鳥を観察されている女性がいた。「今年はオオルリが抱卵していないわ。巣が空っぽ」と。
なるほど、岩壁に4カ所ほど巣があったが、今年は鳴き声は対岸(左岸)の樹林の中から
聞こえてくるものの岩壁の巣にはオオルリの姿が見当たらない。
   
   
   
しばらくぶりのこのルート。鹿の食害で下草が無くなっている斜面が多い。土が流れ、
低木が根元から倒れて川に落ちている。芦生の森と同じく、陽が当たるところには
鹿の忌避植物のイワヒメワラビが繁茂している。

デイキャンパーのテントが3張りほどある。木陰で涼しそうだ。
子供連れのお父さんが釣り竿を出して釣りを指導されていた。

「ポイント8番地点」からは登りが始まる。ゆっくりと木本や草本を観察しながら登る。
しばらくして下から「こんにちは」という聞き覚えの声。振り返るとMICKEYが追いか
けてきた。「40分遅れて家を出たの。きっとこのルートだと思ってね」と。
やはり1人よりもMICKEYとあれやこれやと言いながら歩く方が楽しい。
   
 
   
   
   
   
   
   
   
   
何度か徒渉しないとならないが、水量も今日は少ないので飛び石で簡単に渡れる。
最後の植林帯の登りを登り切ると車道に出た。
道路の向こう側に白い葉が目立つ。近寄ってみるとマタタビの木だった。

車道を歩き、ショートカットの山道を登り、鳥居前についた。
バス停前の自販機で2人とも冷えたコーラを買って一気飲み。「あー、うまいね」

妙見の水広場に行き、FM放送を少し見てケーブルで黒川駅まで下りて妙見口へ。
能勢電はクーラーがよく効いていて暑がり二人には天国だった。昼過ぎに帰宅。

7月17日(月・祝日) 
森林インストラクター兵庫会のMさん主催の能勢妙見山の初谷川沿い「自由気ままな
観察会」
の日だ。

昨日(日)一昨日(土)と職場の行事出勤でクタクタ。疲れ気味だが、花を見れば元気が出る
かも、と草本、木本、シダ類の本と、水筒、弁当、雨具をザックに入れて出発。

この勉強会は、オープン形式で行い、知り合いの方も参加可能で、気軽に参加できる。
特に決まったテーマを定めず、ごく自然に出会った木本、草本、昆虫、鳥、水生生物など
をワイワイ言いながら観察するのだが、森林インストラクタ-兵庫会の会員外の参加者も
自然に対する知識を豊富に持っている方たちが多いので僕にはとても勉強になる。

10時・妙見口に集合。
今回は、森林インストラクター兵庫会から7名、その他参加者の知人の方々も8名参加。
天気予報は不安定で、午後は雨かも知れないと心配したが、降らなかったのは助かった。
MICKEYと歩いた2日には咲いていなかったオオキツネノカミソリが群生して咲いていたの
には感動した。2週間の違いで咲いている花も大違いだった。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 2017年7月17日 初谷渓谷観察会メモ

ヘラバヒメジョオン・ヤブカンゾウ(花)・ホタルブクロ(花)・ オオキツネノカミソリ(花)
・ハエドクソウ(花)・オオルリソウ(花)(オニルリソウ?)・ギンレイカ(花と実)・
ベニボロギク(花)・ダンドボロギク・ツクバキンモンソウ(ニシキゴロモ?キンモンソ
ウ?)・マツカゼソウ・ウバユリ

クラマゴケ・イワヒメワラビ

スギ・ヒノキ・シラキ・クヌギ(台場クヌギ)・コナラ・ケヤキ・コクサギ・フユザンショウ
・カヤ(ヤカの実)・イヌガヤ・ヒメコウゾ(ヒメコウゾの実)・カマツカ・シロダモ・クサギ
・アワブキ(冬芽の特徴)・ヤブデマリ(赤い実が多数)・ケンポナシ・ジャケツイバラ
・ナツフジ・クマノミズキ・アカシデ・イヌザクラ・フユヅタ・ニガキ(樹皮と葉の味)
・ダンコウバイ・オニグルミ(実)

シラタケ・オニシロタケ

オオケマイマイ・クチベニマイマイ・ベッコウハゴロモ・ミヤマアカトンボ
・コオニヤンマ・オナガミズアオ・トノサマガエル・ウスキツバメエダシャク
・ヒグラシ(サナギと羽化したて)・ニホントカゲ
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