【北摂】能勢妙見山で小学生の「里山体験学習」
2018年6月14日(木) 川西小学校4年生4クラス


平成30年度の川西市の小学校の「里山体験学習」を、他の川西市内で活動している多く
のボランティアクラブ同様に、川西里山クラブでも受け入れを毎年している。

川西市では、小学3年生には「環境体験学習」があり、4年生には「里山体験学習」が設定されて
おり「兵庫の教育推進月間」における市町の取組調査票を見ると「里山体験学習により、小学校
4年生を対象とし、自然観察、炭焼きな どの伝統工芸体験、黒川地域の人々との触れ合いなど
を通して、自然に対する畏敬の念、 生命の尊さ、環境の大切さ等を実感させ、豊かな心を育み
ます」と記されている。このコンセプトに沿ったプログラムを各ボランティアクラブが実施している。

また、能勢妙見山の周辺は環境省 自然環境局 自然環境計画課のホームページにも「生物多様性
保全上重要な里地里山」
としても記されている。

今年度の川西里山クラブでの受け入れ予定は、1学期が5月に多田東小学校から4クラス、6月
には加茂小学校から3クラス、川西小学校から4クラス、2学期の10月には川西北小学校から
2クラスの受け入れとなっている。

5月の多田東小学校から4クラスの受け入れに続き、6月には加茂小の受け入れもあったが、その日
は旅行中で参加できず。今日は6月12日の川西小学校の受け入れ予定日が雨で14日に順延された
ため参加できる。今日は涼しくて天気も良い。

本日の参加者は合計126名 (会員17名、小学4年生113名、教師6名)とのことで、会長からは、
今日の僕の担当は「午後の班の散策での14ポイントの説明をしてほしい」との指示。

散策での生物多様性などの説明は、森林インストラクター大阪会や兵庫会での「森林インストラクター
活動」での、諸先輩からのインタープリターのアドバイスも自分自身としても活かせる。 
   
   
散策ルートや14ポイントは5月と同じとのことだが、4月や5月に咲いていた花も今は咲いていない。
14ポイントで説明する植物の写真資料やクイズを前日に整理して準備しておいた。

4クラスの対応では、散策と木工クラフトを実施するため、午前の散策には1組と2組を1班と2班に
4つに分け実施し、木工クラフトには3組と4組を実施。
これを午後には、散策班と木工クラフト班を入れ替えて実施する。

5月の体験学習時とは異なり、全体集合は団栗小舎となり、木工クラフトも団栗小舎の庭となった。
散策ルートのスタート地点も変わるため、午前中に副会長の班の散策に同行させていただき、午後の
散策担当に備えてコースを把握することにした。
よって、今回は木工クラフトに関しては準備と片付けのみ参加となった。
   
   
   
小学校やクラスによって、テーマや課題が違うのだろう。今回の川西小学校は、散策時のメモ取りや
スケッチなどは全く無く、クラフト材料を拾って袋に貯めていくのが主のようだ。

妙見口からケーブルまでの徒歩と、ケーブル山上駅からどんぐり小屋までの登りで、児童たちの足には
相当疲れてたようで、すぐに始まる午前の散策組となった児童は、散策途中で「疲れた~」「もう足が動
かない」といって登り途中で座り込む児童が数名いた。
到着早々に14ポイントのアップダウンを、約90分で歩き回るのは4年生にとっては、なかなか疲れるの
かもしれない。

午後の散策組も足の疲れが心配されたが、午前中の木工クラフトと昼休みのおかげで、午後の散策組は
午前組とは全く違って、元気はつらつで、クイズや質問にも活発に回答してくれた。
団栗小舎まであと少しというところで、大きなキイロスズメバチがホバリングしているではないか!

「静かに」「動かないで」と指示をしつつ、念のため持参した「スズメバチジェット」のスプレーは使用しなくて
も済むように、ゆっくりゆっくりと危険回避する方法も説明し、うまく誘導をした。 
こういう危険回避の実践も、児童や先生には勉強になると思う。
 
 最後の全体感想では、やはり木工クラフトが自由にいろいろな物が作れて楽しかった様子。
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