【北摂】5月の舎羅林山とナラガレ防除研修会
【山 域】北摂・舎羅林山(264.5m) 【日 付】2018年5月13日(日) 【コース】能勢電鉄・多田駅-光遍寺・東-舎羅林山-展望岩 -岡本寺-多田駅 【メンバー】矢問単独 |
5月に入ってまだ舎羅林山を歩いていないので、ぐるっと2時間の舎羅林山へ。 多田駅から光遍寺に向かう住宅街の庭や畑に4月には沢山の花が咲いていたが 4月ほどは目を楽しませてくれる花が咲いていない。 スイカズラの花ももう終わりかけている。ニワゼキショウが沢山咲いていた。 |
10数年前に箕面の山でナラ枯れを見て、池田の五月山でも見て、川西の舎羅林山や 妙見山でもどんどん広がり、三田市や宝塚市や西宮市、そして丹波市でも・・・。 11日(金)に知明湖の北側にある「国崎クリーンセンター啓発施設」で「平静30年度 阪神地域ナラ枯れ防除研修会」があり、兵庫県阪神北県民局阪神農林振興事務所の 「阪神地域のナラ枯れ対策について」の研修会に川西里山クラブの方たちと出席した。 ナラ枯れの仕組みから、ナラ枯れによる被害、そしてナラ枯れの防除を学んだ。 同様の勉強会は、京都でも何度か出ていたが、川西市・三田市・宝塚市の実態や 西宮市と三田市の昨年度のカシナガ捕獲数の月々変化の実態を知ることができた。 また、噴霧処理剤「カシナガブロック」、ナラ枯れ予防用樹幹注入剤「ウッドキング DASH」、「かしながホイホイ」、「かしながホイホイフリー」の長所と短所を知れた。 カシナガトラップの設置実習とカシナガホイホイフリーの設置実習もあり、失敗しない コツの説明も、前年実施されたボランティア会のご苦労を聞けてためになった。 今日の舎羅林山は4月同様に、光遍寺の東側を通って、坂のきつい住宅街を抜けて 登っていくことにした。 山道をはいってしばらく歩くと、左手の伐採地帯。先月とそれほど変化はない。 何のための整地なのだろうか・・・。 |
4月も見たナラガレでボロボロになっていた木が伐採されていた。 倒れて人に当たらなければ良いがと気になっていたので良かった。 その少し先にも、左手にナラガレでボロボロになっている木がある。 |
ヤブツバキやコバノミツバツツジも終わり、モチツツジが咲いていた。 サルトリイバラも花が終わり実をつけはじめていた。ツルとトゲは、山を歩くにはいやだが 一部の地域では端午の節句の柏餅のカシワの代わりにこの若葉で餡餅を包む所もある。 秋には赤い実を沢山つけ、別名の山帰来(サンキライ)の名がよく使われてクリスマス飾りに 使われることも多い。 |
山頂で一口お茶を飲む。 今日も3月に開通した新名神高速道路を見ると、車がたくさん走っている。 ゴールデンウィーク明けに、地道から話題の宝塚北SAに行ってみたが、ガラガラで フードコートも期待したほどには店数もなくがっかり。トイレだけが広くて綺麗だった。 展望岩の周辺の松がどこもかしこも伸びる時期だ。 展望岩から下って進んだ所のナラガレでやられていた木はそのまま変化がない。 今日はもうコバノミツバツツジのトンネルも終わっているだろうから、平野の方へは 行かずに岡本寺(こうほんじ)の方に降りることにした。 |
岡本寺(こうほんじ)へ下るルートも複数あるが、今日のルートも岡本寺の方々がナラ枯れの 被害木も調査されており、沢山の木々に番号が振られている。 その数たるやすごい数だ・・。これらが伐採されたり枯れたりしてギャップができると、また 違う植物が増えるとは思われるが、どのようになっていくのだろうか。 |
岡本寺(こうほんじ)の墓地もどんどん広くなり綺麗になっている。 お参りされているご家族がいた。 岡本寺の掲示板を拝見すると、多彩で興味深い勉強会や催しもされている。 六軒屋踏切道を渡り、多田駅方面へと歩いた。 |
この1つ前は「沢【芦生】芦生研究林・カヅラ谷出合から中山までの植生調査溯行2018」の記録です。 |