【北摂】猛暑の山の日に能勢妙見山
【山 域】 北摂:能勢妙見山 【日 時】 2019年8月11日(日) 【コース】 能勢電・妙見口駅~黒川駅-大堂越-能勢妙見山・山上公園 山の日フェスタ会場-上杉尾根-妙見口駅 【メンバー】MICKEY・矢問 |
今日は「山の日」。暑くてどこにも行く気がしないが、いつも第3日曜日の整備活動に 行っている能勢妙見山で「山の日フェスタ」と能勢電の「のせでん山の日ハイキング」 がある。山上公園での山の日フェスタに「薪パン日々」さんと「ヨナナ」さんが出店されて いるので「ランチは山の上で食べよう」と、相棒とともに弁当を持たずに行くことにした。 |
9時半から10時まで妙見口で「山の恩恵に感謝するクリーンハイキング」の受付開始。 9時過ぎに家を出て、9時45分に相棒とともに軍手とビニール袋を受け取って出発。 妙見の森ケーブルの黒川駅までの炎天下のアスファルト道の歩きが辛い。 |
10:00 黒川駅では川西署の警官が複数とマスコットがいて「気をつけて登山して下さいね」と。 すぐ左手の道から登山道へと入るが、参加者が多くて一列縦隊でゆっくり登る。 「自分のペースで歩けないけど、私は久々の登山なのでこのペースでちょうどいいわ」 とMICKEY。木々の日影だが風が通らずに暑くて暑がり夫婦にはきつい時間帯だ。 台場クヌギの斜面を右に見つつ、ゆっくりゆっくり蟻の行列のように進む。 2人ほど前の年配男性のペースがとても遅いのだが、1人が通るのがやっとの所で後ろか らブツブツ文句を言いながら抜いていく男性。「こんな所で危ないじゃないか!」とその男性 に怒る人もいた。抜き去ったその男性が振り返ったそのとき、その男性は木の根に躓いて 転んだ。無理に抜かれた我々数名も横で休憩していた人も「あいつが転んだのは自業自得 だな」と冷ややかな目で見ていた。 |
10:40 大堂越に着いた。沢山の人が休憩している。テルモスの冷たいお茶を飲んで僕らも休憩。 大堂越はかつて4~5度来ているが大抵12月のケーブルが冬期の止まっているとき。 こんな暑い時期は初めてだ。 危ない男性に抜かた年配の男性が登ってきた。ゆっくりでも休憩せずに着実に登ってくる と追いつくのだ。「昔、アルプスでこういう光景があったね」と僕ら夫婦は思い出す。 70歳代後半のご夫婦が、大きなテント泊荷物担いでゆっくりゆっくり登っていたのだが、 いつの間にか僕らが休憩中に追いつかれては抜いていく光景があった・・・。 「先に行って。私はもう少し休んでから行く」とMICKEY。登りでは、いつも速く登るMICKEYが 珍しいことを言う。「では先に行くね」と僕。 しばらく登ってMICKEYを待つがなかなか来ない。 やっと来たので「どうした?」と聞くと、「5年前に芦生で目が回ったときのように、グルグルと 目が回ったのよ・・・。この蒸し暑さ、やはり駄目だわ・・・。バテバテ・・・。」と言うMICKEY。 11:10 林道に出た。木陰で小休止。凄い数の人が参加しているので人の列がずっと続いている。 ここからはMICKEYのペースが上がって先に先にと進んでいく。 リフト山上駅の横ですれ違った男性を見て「あれっ?かねちゃんでは?」と思ったが、 「かねちゃんがリフトでは下らないよなぁ」と思い声をかけなかった。 (あとでMIXIでかねちゃんだったことを知った) |
ブナの原生林への階段を先に登っていくMICKEY。このブナ林も台風の被害で大きな ブナが倒れていた。ブナ林を抜けたところでゴミ袋の回収と記念品のバンダナを頂いた。 ここから先は「山の日フェスタ」の会場。ツリークライミングを登る子ども達もいた。 11:30 能勢電ハイクのゴールスタンプを押してもらった。参加者はなんと585人だったらしい。 |
「薪パン日々さんのパンとヨナナさんのカレーが売り切れてないことを祈ろう」と出店 場所へと急いだ。「こんにちは」とまず薪パン日々さんで4種のパンを買い、ヨナナさんで スパイシーなチキンカレーを買ってベンチで食べた。 「う~ん!!やはりヨナナさんのカレーは美味しいわ~!。生き返った!」とMICKEY。 薪パン日々さんのパンや、かき氷や、太いフランクフルトも食べてのんびりタイム。 |
12:30 自販機で水を3本買ってテルモスに補充。帰路は上杉尾根を下ることにした。 あれだけいた参加者はどこから下っているのだろうかと不思議になるくらい上杉尾根では 人が少なかった。ヒノキ林を下っていく。 |
下るにつれ気温が上がる。途中の木陰でしばらく休憩。綺麗な玉虫が飛んできた。 捕まえようとしていると「採ったら駄目よ!かわいそうだから見るだけ!」とMICKEY。 この尾根に沢山生えていた笹は1mほどの所でどこも立ち枯れしている・・・・。 鹿が食べないマツカゼソウがとても沢山増えていてちょうど花を開き始めていた。 |
妙見参道の石灯籠は10年前にここを歩いたときと全く同じ位置に放置されたままだ。 Sさんが発見されて新聞にも載っていた「シロミノヤブムラサキ」の保護ネットの横を 過ぎればもうすぐ山道も終わる。 13:30 車道に出た。先に下ったMICKEYが信号前の自販機でコーラを買ってくれていた。 二人で一気飲み。妙見口駅までの道をMICKEYは速歩で周囲の人をどんどん抜いていく。 発車のベルが鳴っている電車に飛び乗った。車内のクーラーの風が実にありがたい。 14:10 帰宅完了。汗だくの服を脱いでシャワーを浴びてサッパリした。 義父の介護や義父母の葬儀が続き、昨年からまともな登山に行っていない二人は、苦手な 暑さにさらに弱くなり、登山の筋力もすっかり落ちてしまってバテバテ。 「増えたのは体重ばかりなり~」を実感した猛暑登山だった。 帰宅して、沢登りで何度もご一緒したりんご畑さんが今月初めに他界されたことを知った。 職場での事故死だったらしい。りんご畑さんと最後にお会いしたのはもう6年前の3月の 残雪の金糞岳の登山で、山頂で僕たち夫婦と3人で写真を撮り、下山をともにしたのが最後。 沢登りでは優しくも厳しく指導をして下さった。りんご畑さんのご冥福をお祈りする。 |
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