【丹波篠山】ヒカゲツヅジ終盤の岩稜尾根から八ヶ尾山


【山 域】 丹波篠山市・筱見四十八滝左岸尾根から八ヶ尾山
【日 時】 2021年4月21日(水)
【コース】 筱見四十八滝キャンプ場-滝道・長滝-左岸尾根に取り付く
     -P635m-サルガイチ山-長谷山Ca610m-トラバース道
     -P570m-西ノ峰-八ヶ尾山677.6m
     -つまご坂-八ヶ尾つまご坂登山口-弁天池-キャンプ場
【メンバー】MICKEY、矢問 
今年は桜の開花も早く、向山のヒカゲツヅジも八ヶ尾山も開花が早かったようだ。
向山より開花が遅く、2013年は4月20日に満開だった八ヶ尾山ももう終盤だとは思うが
8年ぶりに行くことにした。2019年5月に「篠山市」から「丹波篠山市」と市名が変更された
ので丹波篠山市の山ということになる。

MICKEYが同行するのは昨年11月の朝来山の山行以来の5ヶ月ぶりになる。

家を4時半前にMICKEYの愛車デイズで出発。山で食べる予定の行動食をセブンイレブンで
購入し、173号線を走り、筱見四十八滝キャンプ場へ。
   
   
   
5:30
筱見四十八滝キャンプ場には僕らの車のみ。キャンプ場のトイレの電気は点いているが
誰もいない。新型コロナウイルス感染防止のため5月10日までキャンプ場の使用は
出来ません、
という張り紙が東屋に貼ってあった。

滝道へと出発。8年前ほどは寒くない朝だ。今日は2013年4月20日と同じルートをとる。

肩ヶ滝の祠は、2008年4月に母と登ったときに父の形見の腕時計を紛失し、翌週MICKEY
と探しに再来しここでMICKEYが拝み、発見できたことのお礼のお参りをした場所
だ。

長滝へと向かう道が以前と違い、スーッと綺麗な道を進むと右へターンし南へと下るでは
ないか。「おかしい。上の木に「縦走路」という札がぶら下がる道が正解の様子」と僕。
しばらく行くと左手下が「長滝」という道標がある。
先ほど歩いた道で長滝をすでに過ぎているということか・・・。左下に長滝横の小さな木橋が
見えた。
   
   
   
右に小さな谷筋を見て進むと正面に鎖場がある。
「これは取り付く尾根を過ぎてしまっているなぁ・・・。」と思い、先ほどの長滝への道標の
直ぐ横の丸太2本で土留めしている斜面に取り付き尾根筋を目指した。

「尾根筋への取り付きが核心部みたいになっているね」このルートをとる人が減ったのか、
踏み跡もほぼなく、8年前と違って尾根への取り付きがややわかりにくくなっていた。

登り始めてすぐにコバノミツバツツジの花が目立ち始めた。「綺麗ね!」とMICKEY。
花はまだ蕾の所もある。8年前にMICKEYが「岩場も楽しいし、花も綺麗し良い尾根道ね」と
言ったルート。

Ca635m手前の左手斜面にはヒカゲツツジも見え始めたのをMICKEYが見つけた。
ピンクとレモンイエローの花が楽しめる尾根ルートなのだ。コバノガマズミの花も見える。 
   
   
   
   
 「あれは何の鳴き声かしら。」とMICKEY。「あっ、あそこにアカゲラがいる!」と僕。
しばらく二人で木を登るアカゲラを観察。

標高が上がるにつれ、コバのミツバツツジがまだ蕾だらけという木も多い。

7:10
サルガイチ山
振り返ると先ほどのP635m、西側にはP616mのピークと小金ヶ嶽や三嶽が見える。
   
   
   
   
ここからもう少し北進してから東進するのをややボーッとしていて、東南進する尾根道を
進んでしまった。歩きよい尾根道だ。
スミレサイシンが点在して咲いていてモフモフの苔も多い。

おかしい!左手(北側)がヒノキ林だったはずが、谷を挟んで尾根が見える・・・。
「あっ、ここは長谷山。2009年3月に単独でランチタイムしていた山だ!」と僕。
   
   
   
   
「え~っ・・・、戻るなんて・・・トホホホホ・・・」と不満そうなMICKEY。
「歩きよい尾根道だしまだ時間も早いし30分ほどかな」と僕。

サルガイチ山を登り返さなくても右へとトラバース道があり次の鞍部へとうまく進めた。
楽だったのでMICKEYの機嫌が直った。左手(北)にはヒノキ林。その林縁尾根を進む。
   
   
   
   
南側斜面にコバノミツバツツジが多い。P570mを過ぎて鞍部へ下り始めるとヒカゲツツ
ジが目立ち始めるが、やはり今年の開花は早かったようで盛りは過ぎている。
岩場を慎重に進むのだが、西ノ峰まで上にも左右にもヒカゲツツジのオンパレード地帯。
「すごいね~!流石に日陰にある木は今が満開で綺麗な色ねぇ!」とMICKEY。

9:00
岩場地帯を過ぎると西ノ峰。8年前より1時間早いスタートにしたが、長谷山の往復で
ロスが生じて西ノ峰には8年前と同じ到着時間になった。小休止。

ここから八ヶ尾山までは少し下る。
ここにもヒカゲツツジが沢山咲いている。そして少し登ると八ヶ尾山。
   
   
   
   
9:10
八ヶ尾山677.6m。晴天で暑いくらい。360度の展望を楽しみながら行動食をとる。
馬酔木の花の向こうには2013年4月14日にヒカゲツツジを見に行った毘沙門山

9:40
つまご坂登山口へ下山開始。
しっかりした登山道でコバノミツバツツジが素晴らしく咲き誇っている。 
   
   
   
   
10:25
右に辯才天(とのこと)の祠を見て、「八ヶ尾山つまご坂登山口」に到着。
車は1台も停まっていない。しばらく林道を西進し弁天池の法面階段の登り。
古い石柱の右上には今回も黄色いヤマブキが咲いている。
池からの風景は綺麗だ。
   
   
沢沿い右岸をやや南西進し、ヤブツバキの咲く二俣を右へ行き、次の二俣を左へと進む。
疲れたMICKEYはゆっくりと後ろを歩いている。

かすかな踏み跡にそって斜面を登った。粘土質で傾斜がきつくなり滑りやすい。
「大丈夫か」と僕。「ここで以前滑ってしまった記憶があるわ・・・」とMICKEY。

★次回来る際にはこの「峠越え」だけはなんとしても避けたい。しんどい!!!!
長滝横からCa635mまでの尾根筋にあるヒカゲツヅジの点在地帯は見られないが、
つまご坂の登山口に車をデポして、「弁天池-長谷山-サルガイチ山-八ヶ尾山
-つまご坂」というルートなら、どちらから回るにせよ、西ノ峰西側のヒカゲツツジの
群生地は楽しめる!


11:10
やっと鞍部(峠)に出た。車のデポ地までの帰路での粘土質の斜面登りに閉口した。
斜面に東から来る良い道が見えるが、下のどこでつながっていたのか。

今回は西進し下って行く地形図にある破線で谷への道が明確に目に付いた。
あとはこれを南西に進めば良いだけ。
   
   
   
11:40
ビニールハウスのある広場に出た。そこを通り車道に出る。
今日歩いた山並みを見ながら、朝車で走った道をキャンプ場へと歩く。

カエデの緑の新緑が美しい。マムシグサやウワミズザクラも咲いている。
マムシグサも道沿いに点在している。

11:50
駐車地点。朝は僕らの車だけだったが、5台になっていた。
今日の登山ルートでは、誰にも会わないコロナ禍に適した平日登山だった。
ヒカゲツヅジの満開時はやや過ぎていたが、沢山のレモンイエローの花にも会えた。

「昼前に予定通り戻れたね。さて、帰りましょう。」とMICKEY。
天気予報通り暑くなり、しばらくはエアコンを付けて走った。

1時間弱で帰宅。靴を洗い、風呂にも入りさっぱりした。
久々の山行だったMICKEYはこのあと3日間ほど筋肉痛でロボット歩き状態・・・
 本日の兵庫県・新型コロナ感染者状況
 

 本日のルート/青線 (赤線は2009年3月のルート)
 
   1つ前の記録は「【北摂】猪名川町の超低山・高塚山(146m)」の記録です