武奈ヶ岳


【山 行 日】平成11年5月2日(日)
【行き先 】 武奈ヶ岳(1214.4m)・・関西百名山の1つ
【メンバー】矢問源氏とその妻MICKEY、息子のナイトンとよっくんの4名
【天  候】晴天

琵琶湖でバス釣りをする前にまず登山というMICKEYの計画で出発。
高速も混まずに山麓リフト前に6時20分到着。車も2台しかない。リフトは9時から。
登りは足で、下山時にリフトで景色を楽しみながらが今回の計画とか。
6時30分
神爾谷コースを登ることに。きれいな沢沿いの道。風も涼しくて気持ちいい。
よっくんは元気。ナイトンは早くバス釣りがしたくて少々ふてくされ気味。
30分ほどで神爾の滝。なかなか水量もある。
少し行くと、ロープウエイ乗り場へ行く右の道と、山上駅への左の道との分岐。
ここで朝食。ロープウェイ希望の息子達と話し合い、待ち時間が無駄と結局徒
歩に決定。何度か沢道を歩く。時々道がはっきりしない。どれもが道に見える。
テープも沢の中に枝とともに落ちていたり。二手に分かれて探索。地図で見る
とMICKEYの行くコースが正しい。地図でも「危険・迷路・転落」と点線の道。
しばらくして「わかったよ〜」と妻の声。どんどん登りがきつくなり出す。
「なんだ〜、この登りは。ロープは砂の中。登っても登ってもあり地獄のように
滑るぞ」また、それが長い。新雪の登り訓練のよう(^^;)。4人ともロープや鎖は
頼らずに基本に忠実に登る。ナイトンもよっくんも3点確保で声を掛け合って
登っている。しかしここからはホントに展望が開けてすばらしい眺め。
登ってみてわかったが、最後の鎖はくくってある木が折れていた。
あとしばらくで、鎖に全体重をかけて何人も登るとはずれて落ちてしまうだろう。
やはりロープや鎖に頼りすぎるのは危険という証拠を見たような気がする。
崩れやすい土質で、だんだん崩壊して行ってるような気がする。

9時00分
登り切った所でダケ道からの中年グループと出会う。「ここからは僕がトップ」
とよっくんがここは以前、山ネットで冬に来て、どぼたん達と吹雪に苦しんだコース。
山上駅から八雲湿原を通って八雲小屋のある比良山スキー場へ。
「あそこでそりをした」とよっくん。八雲キャンプ場を横切り、武奈ヶ岳を目指す。
イワカガミやイカリソウが沢山咲いている。リフトが動く前の登山は連休とはいえ、
ホントに静かでいい。途中には幅3メートル長さ10メートルほどの
残雪が4カ所ほどあった。先月の三室山にももうなかったのに。
イブルギのコバをすぎると道が細くなる。そしてここにも時々雪が残っている。
10時10分

ハーハーいいながら最後の登りを終えて山頂。1214.4m。山頂には14人。
晴天で360度眺めは最高。少し早いが、昼食とした。
景色を眺めながら家族で会話を楽しみ、下山開始。
さあ、リフトで上がってきた人たちとすれ違うぞ。細い道では待ち時間が・・。
家族連れやグループとどんどんすれ違う。下山は僕たちくらい。
八雲湿原に多くいるイモリと息子達は遊ぶ。しかし沢山いるなぁ・・・。
11時40分
山上駅に到着。料金を見て息子達はびっくり。「片道でよかったね」と。
登り側のケーブルはぎゅうぎゅう詰め。僕たち下山側は6人のみ。リフトも空席無しで
登ってくる。下山側は空席だらけ。「すご〜い」と景色のすばらしさに
妻も息子も登ってきた疲れが吹っ飛んだようだ。
下には朝登ってきた沢道や最後に苦労したズリズリあり地獄の登りも見える。
自分たちが歩いたコースを上から見られるのもオツなものだ。


12時10分
下のリフト口に到着。なんという人の列。200メートル近くある。「こんなに
待たずに自分の足で登ればいいのに」とよっくん。車にも驚き。朝たった2台
だったのに、ず〜っと下の方イン谷口あたりまで数百メートルまで駐車がぎっしり。
バスが来ると何十メートルもバックして道を譲りながらやっと国道に出た。
さあ、お待たせお待たせ。湖北の山崎、大浦方面でバス釣りにつきあいましょ。