来日岳(くるひだけ)


【山 行 日】平成12年1月1日(土) 元旦
【行 き 先】来日岳(566.6m)・・ふるさと兵庫50山の1つ
【メンバー】僕(矢問)と妻(MICKEY)
【天  候】曇り時々晴
【地  図】1/25,000「城崎」
大掃除をやっと終えて、朝6時過ぎに家を出る。
元旦は兵庫県の瀞川山、鉢伏山をラッセル登山する予定が・・。
瀞川山、鉢伏山への林道に2メートルほど雪を積み上げブロックされ、
3月31日まで通行止めの看板。車を置いて登山口までずっと歩いてまで行く気
はないし・・・。そのうえスキーが暇でリフトに乗れと客引きがしつこい(^^;)

それじゃと、但馬妙見山へ向かう。ここも駐車予定のキャンプ場まで「あと3キロ」の
ところで道路には大雪。
車から降りてみると僕自身も立っておれないアイスバーン状態。
車を置いて登山口まで歩いていくには車を置くスペースもなく「また、ザゼンソウの
咲いている4月下旬頃に」と山変更決意。

よ〜し、それなら兵庫50山の最北、城崎の来日岳(くるひだけ)へ。
新年らしい、良い名だし縁起がいい(^^)
あっちの山、こっちの山と寄り道していたので、農協倉庫横でパンやらラーメンを
作って昼食を済ませ、11時56分からの遅い登山開始
宮代川橋梁の下をくぐり、農道をしばらく歩くと右手に登山口の白い案内板。
標高の割に円山川の標高ゼロ付近からの登り。登山口からいきなり急登が。
中間点までは15センチほどの積雪だけど、滑る滑る。1時間もかかってしまった。
そこから先は膝までのラッセル登山。スパッツとアイゼンを装着。
暑くて妻はTシャツ状態。
やっと中間点です ここから雪がチト多い
天気もいいし、無風だし、妻も「楽しい、楽しい」と機嫌がいい。
円山川の眺めも最高で日本海も青空で綺麗に見えた。
その上、自分が登っていく山が左手前方にデーンと見えるのも素晴らしい。

中間点まで先行していた2人の男性組が「ラッセルは大変(^^;)」と僕たちにバ
トンタッチ。
そろそろ交代してや〜

その先はまた急登で妻と交代しながらのラッセル。妻は速い。太股までの雪。
誰の足跡もトレースもない道はしんどいけど楽しい。頂上は素晴らしい銀世界。
登山道にも沢山のお地蔵さんがあったけど、頂上にも14体のお地蔵さん。
ナイトンの受験合格祈願

僕たちが頂上でお茶して、円山川や日本海の眺めを楽しんでいると
先に下山していったはずの男性2人組が戻ってくる。
左前方が日本海 円山川流域が綺麗
「新雪が深いし、地図も読めずに、道が全くわからない。ピストンしようかと」
と。「城崎温泉街に下山するのでしょ。大丈夫。わかりますよ」と僕たち夫婦が
先行していく。
ラッセルがきつい。「お尻に敷く簡易そりを持ってくれば良かったのに」「車に
置いてきた」「ワカンも持ってくれば良かったのに」「車に置いてきた」と、正
月早々妻に文句を言われた(^^;)

紅葉平までの樹林帯は雪で全ての目印が隠れており、なかなかわかりづらく、
2度ほど妻と別れてルート探し。いずれも妻が「あったよ〜」と発見(^^;)
紅葉平でトイレ休憩していると、200メートル以上離れた男性2人が到着。
「よくこんな道わかりましたね。地図とコンパスって凄いんですね」と。
紅葉平の下からの林道もラッセルがきつかった・・・。雪が深い。
僕たちの足が速いので、そこからも男性2人をぐんぐん離す。
長い林道ラッセルから解放されて最後の登りでケーブル山上駅に15時50分
到着。15分ほどして男性2人も到着。「こんな雪なのに、むちゃくちゃ足が速い
ですね」と妻に。ホント、今日の妻は凄い馬力だった。
城崎らしい「かに塚」
ケーブル沿いを下山しても25分ほどだが、まだ車に戻るのに3キロ歩くので
ケーブルを使うことに。450円、5分。男性2人組と別れの挨拶を交わし、温泉
街を通る。元旦だけに浴衣や丹前姿の多いこと。僕たちは場違いな服装(^^;)。
45分歩いて車にもどり、温泉街へ逆戻りした。露天風呂のある鴻の湯へ。
早く温泉に行こ〜!
サラサラの雪でのラッセル登山は妻には大変好評だった。

う〜ん、元旦から良い登山した〜(^^)、湯も最高に気持ちよかったし(^^)
食料も寝具もあるので、もう1山、八鹿町の東床尾山も2日の早朝に行きたか
ったけど、2日は実家に年始挨拶に行かねばならず、夜のウチに帰宅すること
にした。