シャクナゲとタムシバの 三川山


【山 行 日】平成12年 5月 4日(祝)
【行 き 先】三川山(888m)      
【メンバー】僕(矢問)単独        
【天  候】晴れ              
【地  図】エアリアマップ59「氷ノ山」 
【参考図書】「兵庫県の山」「ふるさと兵庫50山」

昨夜、日本三大権現の一つである三川権現の駐車場に19時に着いた。薄暗くなりかけていた。
住職さんと歓談。毎年5月3日は護摩祭で全国から信者がやってくる。来るときすれ違った凄い
車の量はコレだったんだと気づく。高校生がテント三張りほどでキャンプをしている。
山の上には雪も残っているし、今年はまだシャクナゲもタムシバも凄く綺麗だとのこと。

5:35 駐車場から出発。シャガや黄色い花の群生やイワカガミ、スミレなどをたのしみながら、
堰堤の右を登る。沢へ下りていき、丸太の橋を渡り、シャクナゲコースで登ることにした。

6:00「山頂まであと2000m」の標識100メートルごとに設置されている。
最初の100メートルに10分もかかった。シャクナゲが凄い。量が凄い!

シャクナゲがずっと続く道
タムシバも満開

「あと1700m」のあたりにカタクリの花。「あと1400m」から100mが雪がありザクザクと進む。
「あと1300m」のあたりから100mは雪解けでどろどろ。白いロープも張ってある。
「うわっ!」と思いっきり滑った。尻餅をつく手前で良かった。
「あと700m」から「あと500m」の間の雪道が道がわからず難しい。やや右に行くと正解。
タムシバの花も満開状態。「あと200m」のところで送電線の建物が見え出す。キャタピラの跡もある。
雪はくるぶし程度になった。冷たい風が吹き寒い。

7:40 頂上に到着。NHKの大きな建物と頂上広場の周囲は北が少し開いている他は背の高い木で
囲まれて展望無し!但馬中央山脈縦走大会の記念の木杭が多い。毎年、五月三日は妙見山、蘇武岳で
四日がこの三川山だ。数時間後はここも人でいっぱいになる。
ゆっくり朝食のパンを食べて日向ぼっこ。

8:15 奥の院コースで下山することにした。「あと500m」から「あと700m」のところまではタムシバ道
とも言いたくなるほど綺麗に咲いている。
「あと1100m」から「あと1200m」の所は展望も良い。ツツジも群生していて綺麗だ。

しかし、本にも地図にもあるが、めちゃくちや急な下り道。一歩一歩着実に下りないといけないので時間が
かかる。しゃがんで腹這い近くになって通過するほどシャクナゲが張り出している所も多い。

8:55 「頂上まであと1500m」の地点まで下りた。ホントにキツイ坂だ〜。
ツツジが凄く多くなる。シャクナゲもさらに多くなる。

9:30 奥の院コースの登山口に着いた。沢で顔を洗った。気持いい〜。
三川権現の境内に行くと「七時に起こしに行ったらもういなかったなぁ。奥の院コースで
もう下りてきたのか。きつかったろう。早いなぁ。若い、若い」と住職さんに言われた。
ウチと妻の実家向けに「ぼけ封じ」のお箸をおみやげに買った。
シャクナゲ、タムシバ、ツツジに囲まれた登山道。頂上の展望さえ良ければ言うこと無しなのだがなぁ。