皆子山(971.5m)


【日 付】1998/05/17(日)
【天 候】曇りのち晴れ
【ルート】坂下−足尾谷(芦火谷)−ツボクリ谷−皆子山−寺谷−平
【地 図】昭文社 山と高原地図「京都北山2」
【参考書】山と渓谷社「大阪周辺の山」
  お揃いのバンダナ着けて「パチリ」(^^)


パソコン通信での山仲間「囲炉裏」の”バンダナ完成1周年記念”として20数名の参加者で楽しんだ。

前日までの豪雨はうそのように、明け方近くにやんだ。10数名は前夜泊で現地で待っている。
僕は、6時に家を出て、大学時代の同級生のBAKUさんと20年ぶりの再会を集合場所の大阪駅でする。
7時11分の快速で京都へ向かった。パソコン通信を通じて、このような偶然のうれしい再会は予期しなかった。

7時49分に京都駅でさらに合流し、近江舞子行きに乗車し、堅田駅へ8時21分到着。
雨だと予報されていたので少ないだろうとタカをくくっていたのに、朽木学校前行きのバスを待つ登山客の多いこと。
臨時バスが2台増発された。

9時23分 坂下につくと、大阪から自転車で来たというよしみさんと合流。今回の企画者のベリさんの先導で、
集合場所の登山口へ向かった。

10時00分 前夜泊組と合流し、挨拶と恒例のパソコン通信名刺の交換。スパッツを着けて出発。
林道を進んで行くが、昨日の大雨で川の水量が多い。小さな滝がいたるところにあり幻想的で美しい。
ボーッと見とれてばかりで、写真を撮るのを忘れてしまった。雨上がりのこんな美しい姿はめったに見られないだろう。
兄谷にかかる木橋をわたり、崩れかかった丸太橋なども幾つも渡るが、滑って水の中にはまる者も続出。
団体さんがロープを張って渡ったりするもので、渋滞状態。囲炉裏の面々は「じゃぶじゃぶいけばいいのに」と、水の
中を進む者も。僕はスパッツを付けていたせいか、なんどもくるぶし程度の水の中に入ったけど、靴の中までは水は
入らず。いつも汚れ防止に使っていたスパッツの別の長所も発見した感じ。ホント、こりゃいい。
岩場にへばりついて、流れの縁を進んだり、まるで沢登りのミニ版のような沢沿い登り。ツボクリ谷へと進む。
丸太橋や流れを渡る事が、何度も何度も続く。相当列がのびた。
ツボクリ谷分レからは、今までと違って急登が続く。ホントにすごい急登。ハァッ、ハァッ、ハァッと誰もが息づかいが荒い。
「お先にどうぞ」と譲り合うが、誰も先には進まず、同じように立ち止まる。クマザサだらけの細道なので座ることもできない。
「もうそこが頂上」と何度も聞くもなかなか着かない。ほんとに最後の最後がキツイ。

12時40分 団体にはばまれて相当遅れての頂上。逆コースで登ってきた、先着の団体もあり混雑気味。
くたくたで食事開始。参考書と違い、見晴らしは悪い。木々が育ったせいだろう。
「帰りのバスが心配なので13時30分に出発するよ」と、べりさん。
ぶんさんは料理の油に火が移り「うわぁ、山火事にするなよ」とみんなを驚かせた。その素麺の炒め物も美味だった。
みんなで記念のバンダナを着けて記念写真を撮る。「うわぁ、みなさんおそろいのバンダナしてはる」と周りの人たち。

 大学時代同級生のBAKUさんと    「さあ、メシだメシだ」   「記念写真撮ろう」と村チョッ!

13時30分 下山開始。当初の予定の皆子谷下山は時間的に心配と、寺谷コースに変更。
こちらもなかなかの急坂。途中で2回しりもちをついてしまった。下り道にも何度も沢渡りの場面がある。水量が多い。
これが夏なら本当に気持ちのいいコースのような気がする。木々も多く、直射日光にもさらされない。
14時50分 最後の激流の川の木橋を渡って林道に出る。のんびりとした平道。水たまりには無数のオタマジャクシ。
15時20分 平(だいら)のバス停でみんなを待つ。KENさんがザクロ酒を買った。僕は息子の好きなヨモギ餅を買った。
けやき杉さんが足をつったらしく数名の到着が遅れた。
待ってる間にバス停の上の木からヒルがポタリ、ポタリと落ちてくる。スパッツの中に入っている人も。

バスで帰る組と自家用車に分乗する組に分かれた。僕とKemさん、BAKUさんは森の音さんの車に乗せていただいた。
その帰り道で、またまた事件。運転する森の音が「ギェッー」と。足の裏が血だらけ。ヒルがポッチャリ太っていた。
名神のサービスエリアでみんな身体検査。ヒルはその一匹のみだった。森の音さんは腕にも血を吸われたあとが・・。

本当に雨上がりで、老木と沢のコントラストが美しい山だった。北山ファンになった。また家族と行きたい山の一つである。