大船山


【山 行 日】1999年(平成11年)3月14日(日)
【行き先 】 大船山(653.1m)・・兵庫50山の1つ
【メンバー】矢問源氏とその妻MICKEYの2名
【天  候】晴れ
先週の土曜日に続き「うわぁ、なんていい天気。こんな日に家の中にいるなんて
もったいない。」と思っていたら今日も妻は同じ事を考えていたようだ。
朝8時から10時までは僕たち親子4人に貸し切り状態の市民体育館で息子達
と卓球・バドミントン・マット運動につきあい、しっかり汗を流してからの遅い出発
となった。

 10時40分に妻と出発。兵庫県道12号線を北上し三田方面に進路を取り、
大磯アスレチック場から登ろうとした。11時20分到着。
「駐車場500円」「入山料大人1000円」と看板。山の反対側(西側)から登る
には遅すぎるし料金を払うまでの山ではないし・・・と、アスレチック場をUターン
し少しもどり、来た道の波豆川バス停とアスレチック場との間の道沿いの空き地
に駐車した。

 徒歩でアスレチック場の横の登山道を登り出す。「入山料ってアスレチックを
する人が要るのでは」との妻の意見にうなずきつつ、ロッジや水子地蔵横を登る。
最初の10分はアスレチック場の一部なので道もコンクリート。
「山を美しく」の観光協会の看板や小学生作の看板があるがバケツやホースが
せせらぎ沿いに捨ててある・・・。

そこを過ぎると杉林の山道。やっといい感じになってきた。地図では30分と
なっているが15分ほどで分岐に着いた。ベンチと「大船山山頂」「十倉」方面
の道しるべがある。一休み。

 そこからは少し道が溝のようになっている。少し左手上に歩きやすい所がある。
中年夫婦とすれ違う。「仏さんのしきみを採りに」とのこと。静かだ。
15分ほどで「大船山山頂」と「波豆川」方面の道しるべとベンチ。ホントに静かな
山歩き。ここからは地図で見ても急な登りとなる。息が切れる。
妻も僕もTシャツ1枚になった。晴天で気持ちいい。
頂上間際ではさらに急な登り。すこし丸太で階段状の部分もあった。ロープも
張ってあるが別に使うような所でもない・・。
男の人1人とすれ違い、さらに数分後男の2人組とすれ違う。それ以外は無し。
山頂の祠 大船山の解説看板
12時15分頂上。653.1m
「うわぁ、すごい眺め」と妻。北西のほんの一部が木で見えない他は360度
パノラマ。三角点の前には祠がある。そして観光協会の大船山の解説看板も。
たき火の跡もある。ベンチも2つある。頂上は僕たちだけの貸し切り状態だ。
このあたりが湖だった頃の昔はこの山は島であったとか。舟をつなぐ木があっ
たので「大舟山」とついたらしい。地図と展望を比べて妻と展望談義。
食事を終える頃、年輩の男の人が1人到着。

13時10分下山開始。
同じ道を下りても面白くないので「波豆川・大舟寺跡」方面に行くことに。
地図では点線だがこれまたしっかりした幅の広い登山道。5分も下りると大舟寺
跡があった。地図には載っていないが、広くてテントも張れそう。
ベンチもあり、たき火跡もあった。寺の石垣跡を横に下りる。この寺への参道だっ
たのだろう。階段状になっているところが所々ある。しばらくすると真新しいベンチ。
祠が一つ。なめ滝があった。細々と水が音を立てている。「この道の方が風情が
あるね」と妻。ホントホント。

途中には石燈籠ふうの石柱がポツンと。さらに1つ「五町」と読める文字。
そして登山道最後にもまた1つと下山までに3つあった。
せせらぎを左にして歩く。途中で横切るところは小さな滝のようになっていたものの、
最後は砂防ダムに止められて異様な青色の池になっていた。

波豆川バス停のある集落に出て、車の置いてある所までアスファルト道を戻った。
来るときは車で通ったので気がつかなかったが、小さな祠や倒れた石柱も道沿い
にあった。のんびりのんびり歩いて14時20分車の所へ到着。

登りも下りも約1時間のお手軽コース。
先週の弥十郎ケ嶽につづき、今回も点線の道の方が断然おすすめである。