【山 名】六甲山


【日 付】1996年2月25日(日)
【天 候】曇り
【山 域】六甲山の東部
【ルート】宝塚駅−塩尾寺−小笠峰−馬の背岩展望台−樫ケ峰−岩倉橋−逆瀬川駅
【地 図】エリアマップ山と高原地図51「六甲・摩耶・有馬」
【参考書】特になし

いつもの悪い癖・・。計画が立っていない。朝7時に起きたのは私のみ。
妻を起こし長男次男を起こし
私「今日の計画はどうする」
妻「午後から崩れるらしいから近くにしよう」
長男「雪の深いところは今日はやめたい」
次男「ちょっと疲れてるから、ハイキング程度にしてほしい」
妻「今日の宝塚の阪急ハイキングに合流すれば」
長男「またあのぞろぞろアリさん行進か・・いやだなぁ。家族だけがいい」
次男「今日は阪急ハイキングで軽く行こう。雨ふるまでに帰ろう」

9:25
宝塚の湯本台広場公園の集合場所は500名をこえる人、人、人・・・。
阪急ハイキングはホントいつも参加者多いなぁ。そそくさと出発出発。
紅葉谷川沿いの一人幅の山道に入るやいなや大渋滞。
3歩進んで1分とまるの繰り返し。
「先が思いやられる」と長男はふくれ顔。ホカホカしてきてまず1枚目を脱ぐ。

10:00
紅葉谷川から抜けて舗装道へ。塩尾寺(えんぺいじ)休息所で暑くて2枚目を脱ぐ。
白鷹大明神・道守大明神・松助大明神の小さなほこらが並ぶ所をエッチラ登る。
昨年に「六甲山縦走60キロ」に参加して、最後に下ってきた道を今は登っている。
妻も長男も次男もフラフラになって下ってきた思い出深い道。

10:10
砂山権現で軽く手を合わせる。天気が心配・・・。

10:50
焼石原を過ぎて、いったん山道から民家の並ぶ「ゆずり葉台2丁目」に出る。
左手にエデンの園、右手に宝塚地蔵園、霊水で知られた譲葉社(ゆずりはしゃ)を
見ながら再度山道へ入る。

11:00
飯ごう炊さんのできる広場に到着。あとは広場がないのでここで昼食。
大きなおにぎりをそれぞれ4つペロリ。(次男は1つ残してあとでたべるとのこと)

外で食べるおにぎりは格別  「たらないよぉ」と長男

11:20
出発の号令とともに、「この先は相当に雪が残っているのでアイゼン持っていない人
は鎖場などの急な下りもあり大変危険。自信のない人は元来た道を戻って欲しい」と。
「アイゼンを持参している人は」との声に手を挙げたのは5分の2。半数以上の人が
元の道へ出発。我々はアイゼンもあるので予定のコースを行くこととした。(~ ~)v

11:40
小笠峠に入る車道でアイゼン装着の号令。
どう見ても必要ないのに・・・。とわがファミリー含む半数の人は装着せずに急な登り
開始。全くアイゼン不要と思う積雪。

11:57
小笠峰出合。西三ツ辻出合、ツツジ道乗越、東三ツ辻出合を通過。細い尾根歩きで
時々良い景色が見える。小雪がちらつく。雨でなくて良かった。

12:15
馬ノ背岩展望台。昼食を食べた場所や南に広がる海もよく見えてなかなかの景色。
阪神大震災の爪痕もいたる所に見える。山斜面の工事が今なお続けられている。

12:22
「樫ケ峰山頂466.1m」の木ふだ。「甲山より152m高い」とも記されている。
持参の地図には「樫ケ峰457m」とあるがどちらが正しいのだろう φ(..)メモメモ
甲山は地図には309.4mとある。ここからは甲山を右手に見ながら下り。
甲山は5年前に子供達が幼稚園のころ連れていった山。「懐かしい。(^-^)」と妻。

12:45
最後の急な下りを無事終えて砂防公園。公園を見るとうちの子はすぐ寄り道。
妻は野良猫と遊んでいる。空も泣き出さずに済んだのでマァいいか。
お茶もきれ、自動販売機もなく、ここから逆瀬川駅までの3.5キロがなかなか
子供達にはきつかった様子。
電車の中で山登りスタイルの大正4年生まれの81歳のおじいさんが妻に
「塾なんか行かせたらアカン。からだをきたえたり」と。
息子2人は「オォいいこと言う」とにこにこ顔。
「あと4年めんどう見て社会に放り出せ。中学出たら自分で生きていける」との
言葉に今まで味方と思っていたらしい息子達の顔が真顔になり「無茶言うわ」と。
ホントにお元気なおじいさん。我々夫婦もアアありたいものだ。

13:50
家に到着。靴のドロを洗っていると空が泣き出した。なんともラッキー。\(^o^)/
ちなみに愛犬ラッキーは今日も留守番をさせられ、腹が立ったのだろう。犬小屋
の上に置いてあった新聞紙やビニール袋をボロボロに噛みちぎっていた。
今度は連れていってやるから。ゴメンゴメン。
長男は「やっぱりアリの行列ハイキングはいやや。ファミリー登山がいい」と。
つぎはちゃんと計画計画。

★ 矢問 YATOH★