白旗山(440m)と赤穂の町


【日 時】 2001年5月5日(祝)
【行き先】 白旗山(440m)・・・兵庫50山
【コース】 細野口−稜線合流点−白旗山(白旗城跡)
      ・・・ピストン
【天 気】 曇り
【メンバー】矢問、MICKEY、ナイトン(長男・高2)、
       こまどん(次男・高1)、ヴァイザー(愛犬)
連休の中国道の渋滞が気になるが、息子達のリクエストに応えて、赤穂の
城下町の見学をかねて、その前にその北部にある白旗山をひと登りという
プランになった。午前4時出発。渋滞の時間とずらしたため、佐用まで
スイスイ。細野口に6時前に到着。辺りは濃霧。
橋の手前左の空き地に駐車して、様子を見る。墨絵の様な雰囲気。
「ゆっくり朝食でも食べるか〜」とナイトン。「急いでも景色が無いし、
もう少し霧が晴れてから出発」とこまどん。
ヴァイザーも久々の山で興奮している様子(^^)。
駐車したところからの白旗山

6:30
「おおっ、だいぶ周りの山が見えてきたよ」と、こまどん。
「今日は大サービスで僕が母さんのザック担ぐわ〜」とナイトン。
「よっしゃ、僕は父さんのザックを担いだろ〜」とこまどん。
「こどもの日に、逆サービスやねぇ(^^)」とMICKEY。親は空身となった。
さあ出発だぁ〜
しばらくは立派な林道。左手に白旗八幡宮。鳥の声がすごく多い。
せせらぎ沿いに進む。トイレと白旗城跡の解説看板がある。
「南北朝時代の建武3年(1336)に赤松円心が築城し新田義貞率いる6万の
軍勢による50余日の城攻めに耐えた堅固な山城です・・・等々」
そこから道は傾斜を増してくる。辺りは手入れされたスギの植林帯。
道がだんだんとコケだらけの大きな石の多い道になる。
コケの石は滑りやすいなぁ〜
「うっ、滑るなぁ。下山時が注意やなぁ」とこまどん。
「ヴァイザーも歩きにくそうやけど速いなぁ。流石に4本足」
さらに傾斜がきつくなる。石の階段も一部ある。
「こんな坂道を戦乱の時はわらじやら裸足でここを走ったのか」と
ナイトンはしみじみと景色を見ている。「昔のひとはすごいなあ。食料や
水も運ぶの、大変だったろうに」「骸骨もあるかなぁ」とこまどん。

7:10
キツイ登りを終えると稜線に出た。野桑からの道の合流点。
ここからは尾根通しの道。辺りも植林から自然木に変わった。
木々の間から下の景色が見える。霧が雲海になっている。
「あんな雲に乗れるわけない。孫悟空っておかしい」とこまどんが独り言。
堀切、櫛橋丸跡を巻いて、二の丸跡を経て歩く。風が涼しい。
椿が咲いている。桜の木が多い。桜の頃なら美しいだろうなぁ。

7:25
頂上。辺りは綺麗に草が刈ってある台地。町並みが見える所に説明図。
「なに〜ぃ、もう頂上かいな。登り足らん〜」とこまどん。
山頂の白旗城跡之碑の所で
朝食の続きとお菓子タイムとなった。
息子達は普段家では話さない学校での出来事を山ではいろいろ話してくれる。
また、それが面白くて大笑いすることも多い。
ヴァイザーもよく食べるし走り回って喜んでいる(^^)。
僕にもパン頂戴〜
毎月登っておられる上郡のニフティ会員さんの記録もある。

8:30
息子達の話しはつきないが、そろそろ下山開始。
櫛橋丸跡を経由していく。食後のゴミがあちこちに多い。
「なんて事すんねん!」と、こういうことにこまどんは実にうるさい。
「駅のホームでもゴミ箱にすてない人の気がしれん!」とブツブツ。
気温が上がってきて桜の木々からは毛虫や青虫が糸を出してぶら下がって
いる。「うわっ、ここ注意!」とみんなで見つけて声を掛け合い下山。
さあ下山するぞ〜 「ホーホケキョ」と真似る
やはり苔むした石場の道は滑る。9:10下山完了。
40分かけてヴァイザーについた山ダニとり。これが、疲れる〜。
兵庫50山もあとは淡路島の2座を残すのみとなった。
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赤穂の町へ行き、大石神社や赤穂城跡、4つの展示館と歴史館を回る。
大石神社には四十七士像が 展示館前ではっぴを着て
歴史博物館では今朝登った白旗城の位置づけなども良くわかった。
来年が討ち入り後300年とのことで大石神社では催しの準備が始められて
いる。大石邸のボタンの花も美しかった。塩作りの大変さの展示も良かった。
大石神社外の天然赤穂塩を売っている小さなお店で味の違いを確かめて、
塩を実家のおみやげにした。帰りの山陽道も渋滞無く帰宅できた(^^)v
この前の山行記録は舎羅林山の記録です