【北摂】猪名川を挟む2つの愛宕山


【山 域】北摂猪名川町・猪名川を挟む2つの愛宕山
【日 付】2007年4月7日(土)
【コース】栃原−ジャライバ−峰池−点名・笹尾(431.8m)−愛宕山(514m)
     −北尾根−島−春日神社−追谷山(475.2m)−愛宕山(414m)−祠
     −清水−栃原
【メンバー】矢問、MICKEY
猪名川町に猪名川を挟んで2つの愛宕山がある。
清水東の愛宕山(514m)と、清水の愛宕山(414m)がそれだ。
京都の愛宕山は過去何度も、三田市の母子の北部にある愛宕山も登ったが、
今回の猪名川を挟む猪名川町の清水と清水東の2つの愛宕山の2座は未踏だ。

先週のエス コヤマの小山ロールに続き、昨夜はMICKEYとリサイタルホールで
「ブラッド ダイヤモンド」の試写会を観た際に、大阪では有名なモン シュシュの
「堂島ロール」+「シンデレラロール」+「プリンセスロール」を買って食べたので、
美味しい物を食べたあとはしっかりと山でカロリー消費をしないと太ってしまう!。
さあ今日も近場の低山でカロリー消費に精を出すぞ!。

8:30
栃原のバス停の先(西)のゴミ収集場所のふくらみに駐車し、少し東へ戻り「入り口・
ようこそ栃原めぐみの森」の看板に従って北西へと進む。しばらくは細い舗装路。
ジャライバにある炭焼き窯 コバノミツバツツジが咲き誇る
南には6年前にはMICKEYと、4年前に妻恋地蔵さんたちと登った三蔵山が見える。
メジロが沢山飛んでいる。右に池を見ながら進むと「栃原めぐみの森」の案内板。
そこから少し先を左に登ると炭焼き窯があるジャライバ。コバノミツバツツジが咲き始めて
おり綺麗だ。ここから健脚コースで峰池へと丸太で土止めした階段を登る。
複数のウグイスの大きな鳴き声が出迎えてくれる。なかなかの急登だが気持ちが良い。
登りの途中の展望のきくベンチで一休み。ジャライバから15分ほどの登りで快適な自然
林の尾根道となる。松茸山だけあって松の木が多い。
「なかなかの登りね」 峰池はジュンサイがある 点名「笹尾」431.8m
9:15
峰池。こんな低山にこれだけの水量の池があるとは驚きだ。ジュンサイやトンボが多いと
案内板にある。ベンチテーブルもある。時計回りの逆で進む。珍しいキノコがある。
緩やかに登った右手が、点名「笹尾」431.8mの三角点。ここから愛宕山へは北へと
巡視路の赤い標識が示す方向へと進む。
堂床山方面 気持ちの良い尾根道
右手には9年前に囲炉裏の村チョッ!や助役はじめ、囲炉裏の仲間と登った堂床山
見えている。ツツジの花が咲く快適な尾根道を進んでいくと、明確な踏み跡は左やや
斜めにと急な下りとなるが、地形図で確認すると愛宕山へは右手のうっすらとした踏み
跡へと進むようだ。しばらく進み登ると愛宕山のすぐ南手前のピーク。

「帰路はこのピークから西へと進み南尾根を下ろうと考えていたが、どうも西への取り付
きが分からないなぁ。南尾根をくだったあたりにも祠があるらしいので狙ってたんだけど、
北へそのまま抜けようか」「綺麗な尾根道だし、北へ抜けようよ」「了解」
このピークからは一旦下りとなる。正面に愛宕山が直ぐそばに見えるようになる。
鞍部からは、岩が点在する斜面を登る。
愛宕山への最後の登り 清水東の「愛宕山」514m
9:50
清水東の「愛宕山」514m。小さな祠があり拝む。西側にはコールサインがついた
山頂札が複数ぶら下がっている。無線機をオンにしてみたがまだ静かなものだ。
「お腹も空いたし、ブランチにするか」と、うどんを作る。
聞こえるのは鳥の声。寒くもなく暑くもなくいい感じだ。
最後の下りは掘り割り風 民家の横に飛び出た・・・・
10:25
北尾根をそのまま進むことにする。ヤブコギかと思っていたらとても歩きやすい。
テレビのアンテナが立っている。ケーブルが踏み跡と同じ経路で続いている。下の住宅地
へと伸びているようだ。掘り割りのような踏み跡になり落ち葉が積もっており滑りやすい。
林の中から抜けると民家の直ぐ裏手。明確な進路はもう住宅になってしまっており、宅地裏
の畑との境界を左へと溝沿いに進む。

10:45
右は民家、左は畑との境界沿いに歩き出たところは、桜の花が咲く「防災資機材格納庫」
のある空き地。ここからは舗装路を島の集落の春日神社方面へと歩く。
登り終えた清水東の愛宕山 これから登る清水の愛宕山方面
どの尾根から取り付こうかと地形図と景色を見比べる。
杉坂峠まで回りこむのも面白くないし、追谷山の北の稜線へと出る尾根を選定する。
この尾根から追谷山の稜線へ 「この稜線も歩きやすいね」
春日神社の鳥居を右に見てその左手の尾根へ取り付こうかと思っていたが、地形図をじっ
くり見ると、次の尾根のほうが稜線へは近いので進む。偵察すると踏み跡がある。
歩きやすいので、これで稜線へと西進の登りとした。
先ほどの愛宕山と違って、こちらのコバノミツバツツジはまだ三分咲きで蕾が多い。

稜線に出ると左の猪名川霊園横の谷道と合流する。右へと進む。右の方向からはカートの
エンジン音が聞こえる。西にある猪名川サーキットのカートの爆音だ。
もう10年以上前に息子達が小学生の頃、親子でカートライセンスをとって走行していた頃
を思い出す。
追谷山 475.2m 追谷山を振り返る
11:50
追谷山。三角点にタッチして、コーヒータイムと考えていたが、カートのエンジン音がと
てもうるさい。この先の愛宕山で休憩することにして先へと進む。
右手(西)には昼ケ岳が見える。踏み跡通りに歩いていると下り出す。これは猪名川霊園
へと続く道のはずで尾根筋を南進する道ではない。地形図をチェック。
今から登る愛宕山がのぞく 「キツイ急登ねぇ」
「右に踏み跡があると思う」「無いよ」「もっと右の木の生え方が違う所。そこが稜線」
「あっ、ホント。踏み跡に出た」鞍部へ下り、とても急な登りが始まる。きついなぁ。
清水の「愛宕山」414m コーヒータイムでくつろごう
12:25
清水の「愛宕山」414m。祠は左右を風防のような板状の岩に囲まれている。
カートのエンジン音もほとんど聞こえないので、ここでコーヒータイム。
無線機で知人をコールしてみたが応答無し。京都の局長さんのコールが聞こえる。
応答しようとしたとたんに「少し離れます」と静かになった。後ほど応答しよう。

こちらの愛宕山も先ほどの清水東の愛宕山と同じく双耳峰で南側にピークを持っている。
一旦下りまた登る。そのピークを登ろうとしたら右への巻き道らしきものをMICKEYが
発見。そちらを進むと、我々が下ろうとする方向と違ってきた。「もっと左へ行かないと祠
の所に出ないと思う。トラバース気味に進んで軌道修正しよう」このトラバースが今日の
軽いヤブコギとなった。ぐるりとピークを巻いて薄い踏み跡を発見し、軌道修正出来た。
右下に道路が見えてきた。このまますすめば祠があるはずだ。
集落道路沿いの祠に出た 登り終えた清水の愛宕山
13:20
祠の真上にドンピシャ出た。
無事の山行を感謝して手を合わす。
大きなトビが目の前を飛んだ。「大きいねぇ」「小学生の頃、学校で飼ってたよ」

「ついでにこの南の上之岳(459.9m)を登って南東進して笹尾の集落に行こうか」というと、
「今日は雨も降り出しそうだし、またにしようよ」とMICKEY。
なるほど雲行きが怪しい。ポツリポツリと直ぐにも来そう。MICKEYの言葉に従おう。

「ここからは2キロ以上の車道沿い歩きだな」「暑くないので苦ではないね」とMICKEY。
途中のラジコンカーのレース場では熱い戦いが繰り広げられていた。
知ってるローカル局の局長(GWN)さんのコールが聞こえたので応答したが、こちらはもう
平地だしハンディー機ではパワ−不足で相手にはこちらの応答が聞こえないようだ。残念。

14:00
車のデポ地に着いた。車にのったら弱い雨が降り出した。
猪名川を挟む2つの愛宕山は、どちらも双耳峰で山頂に祠が祀られている静かな山だった。

帰路の車内で、愛宕山で聞こえていた京都の局長(KWG)さんのCQコールが聞こえたので
応答した。木津川の400m少しの山肌からの移動運用らしい。クリアーに59で入感した。
本日のルート
1つ前の記録は「【北摂/丹波】峯ケ畑から扶養ケ岳そして三国ケ岳」の記録です