【兵庫】宍粟市・落ち葉の絨毯の赤谷山オフ
【山 域】 兵庫県宍粟市・赤谷山(1216.4m) 【日 時】 2011年11月13日(日) 【メンバー】OAP、MK、やまあそ、K君、作畑ガール、MXF、 KNN、GTR、若狭の山ボーイ、矢問 【コース】 旧戸倉峠−赤谷山登山口−P1143m−赤谷山1216.4m −1140.2m−Ca925m−Ca742m−ドライブイン宮中 |
OAP(JL3OAP局)さんの赤谷山オフに参加すべく、5時に起きて軽く朝食をとり、地形図を 出力して準備。赤谷山は今年5月に単独で登ったが、今日の下山ルートは宍粟の山を 知り尽くしているOAPさんおすすめの自然林の綺麗なルートらしい。楽しみだ。 6時過ぎから6時半までコーナン前でかねちゃんを待つが、やはりかねちゃんには連絡が 伝わらなかったようでかねちゃんの姿は現れず。宝塚ICから中国道で山崎ICへと向かう。 加西近くでやまあそ号(JL3IXW-9)のAPRSがリグFTM-350Aに入感しモニターが点滅。 430FMでQSO。「作畑ガールを迎えに行ってから集合地に向かいます〜」とのこと。 国道29号線のコンビニで軽食休憩して、やまあそさんにリグからメッセージ送信しつつ、 今は営業していない「ドライブイン宮中」の集合場所に9時少し前に到着。気温は13℃。 時間があるので少し近くをぶらぶらと散歩した。 集合時間の9時半前に、やまあそ号に作畑ガールと小学6年生のK君、OAP号に氷ノ山で お会いしたMKさん、MXF号(JP3MXF局)に男性2人が同乗して到着。MXFさんのエクストレ イルが最新型になっていた。居眠りで自損事故してしまい買い換えたらしい。 僕の車と同じ色だがグレードは上級タイプ。菊水山でお会いしたGTR(JK3GTR)さん、 関ハム会場でお会いした三木ハムクラブ会長のKNN(JA3KNN)さんが同乗されていた。 本日の大人男性6人はみんなアマチュア無線局という訳で、到着するやモービル無線機の カーナビとのノイズ問題の話しやモービルアンテナの話しに花が咲いた。 OAP号をここにデポして、矢問号にOAPさんとMKさんを乗せ3台で旧戸倉トンネルへと 向かった。 先着車が1台あり人はいない。そのあとに車が2台来た。この山も今や人気の山となった。 作畑ガールさんの友人「山ちゃん」からとのことで「昔塩」を「お土産です」とみんなに 1袋ずつ配ってくれた。「天然塩はおいしいよね。うれしい!ありがとう」 |
おしゃべりしながらのんびり歩く |
9:55 OAPさんの号令で9名出発。旧トンネルの横を通って登山口までのんびり歩く。 登山口からは、今年5月にあった以上の目印のピンクリボンが頻繁にぶら下がっていた。 宍粟50山を整備された一員でもあるOAPさんが、商店街の大売り出しのように不要な ほどぶら下がっているピンクリボンやテープを「ゴミになる」と回収しつつ歩かれた。 OAPさんのスーパーの袋が回収されたピンクテープでどんどん一杯になっていく。 こういう山を愛する人たちの地道な活動や整備があって美しい山が維持されているのだ。 途中で単独の男性が抜いていった。後発の大勢の人はまだ後ろのようだが狭い山頂が心配。 僕は、やまあそさんの親戚のK君に木や葉や虫のことをいろいろ説明しながら歩く。 山頂手前で女性3人が休憩されていた。「僕らはもう少し先のピークで休憩しよう」 |
P1143mにはブナが沢山 | 「あと一息、がんばれ〜」 |
11:05 P1143m ブナの沢山あるいいところだ。しばし休憩し出発すると、後続の女性達が少し ルートを外れたところの笹ヤブからでてきた。 |
ブナが続く尾根 | 落ち葉の絨毯 |
南東に90kmほど離れた川辺郡猪名川町の大野山からCQを出されているJO3NVOさんに 応答していると「波佐利山からだっちゃん(JO3JCL局)が矢問さんをコールしているよ」と MXFさん。MXFさんやOAPさんが先に応答して下さり、そのあと僕もQSOできた。 |
赤谷山の山頂(1216.4m) | 集合!10名 |
11:35 赤谷山の山頂(1216.4m)に着くとすでに6〜7人いて、男性が1人近づいてきた。 OAPさんややまあそさんの掲示板で時々書き込みされてる若桜の山ボーイさんだった。 狭い山頂に今日は沢山の人がいる。寒くもなく暑くもなく快適。北の氷ノ山がくっきり見えない 天気であるのが残念。南西に続くだっちゃんのいる波佐利山はよく見える。 ジャンパーを羽織り、それぞれ空いているスペースでランチタイムとした。 前回の山行に続き、慣れるためにSOTOのガソリンストーブSOD-371を点火してラーメンを 作りおにぎりを食べた。ガソリンバーナーの豪快な音にKNNさんが驚いておられた。 無線機からはいろんな山からのCQが聞こえる。金剛山系大日山からは山ランのJH3JFF さんのCQに応答。大日山までは、ここから直線距離で150kmほどあるが良く聞こえる。 続いてMXFさんもサービス応答。 みなさんとおしゃべりしつつ食べるために今日はAPRS発信やD-STARはやめておいた。 「六甲山からのかねちゃんの無線の声が聞こえないなぁ」と僕。今日は六甲縦走の日で 六甲山は人でごったがえしているのかも知れない。囲炉裏の仲間も40名ほど歩いている。 MKさんやGTRさんからおつまみのお裾分けを頂き、ランチとコーヒータイムも終了。 山頂にいた大勢の人が少し減った時点で集合写真を撮った。 |
波佐利山方面 | 下山開始 |
12:35 ピストン予定だった山ボーイさんも我々と同ルートで下山することになって10名出発。 最初は5月に通った戸倉スキー場方面に進み、道標の所から南へ波佐利山方面の笹藪を進む。 |
笹が刈られている | 「一号」と掘ってある |
「ここはルートじゃなくて笹ヤブだったけど、笹が刈られて少し歩きやすくなった」とOAPさん。 途中に「1号」と彫られた三角点のようなめずらしい石柱がある。 「キノコを見つけたので先に行って下さい」とMXFさんとKKMさん。 笹の切り開きがまあまあ明確とはいうものの先に行く人の姿はすぐに見えなくなる。 |
この尾根もブナが多い | 1140.2m四等三角点 |
大きなブナが右手に見える水たまり状の直径3mほどの池の横を通り、1140.2mの四等 三角点へ。ここからがOAPさんおすすめの自然林がとても素晴らしい東支尾根ルート。 やまあそさん、K君、そして僕と先に笹藪を進んでいくと後ろに誰もいないではないか。 「お〜い、OAPさ〜ん」とやまあそさんと二人してOAPさんを呼びつつ来た道を少し戻る。 OAPさん達は三角点からそのまま南東方面の尾根に進行してしまったようだ。 「OAPさんがオススメの尾根は三角点から東の支尾根ですよね」と地形図を確認。 「ほんまや、ほんまや、しゃべっていると間違いやすい所や。軌道修正!」とOAPさん。 |
尾根の北側はもう紅葉の葉も落ちているが、尾根の南側はまだ葉も残り秋の余韻。 季節の移り変わりを左右で確認しながらクッションの良い落ち葉の絨毯尾根を歩く。 |
途中のCa952m付近で休憩。紅葉と落ち葉の絨毯の、すごく良い雰囲気の所だ。 山ボーイさんから若桜名物の米粉で作られたお餅のようなおまんじゅうを頂く。 MXFさんからは北海道土産の甘酒飴を頂く。どちらもおいしかった。お二人に感謝! |
「良い雰囲気ね〜♪」 | 南側斜面はまだ紅葉終盤 |
紅葉を楽しみながら、先頭で下り始める。2箇所ほど急な斜面がしばらく続くが、土が 柔らかくてジグザグに進めば問題ない。登りには使いたくないルートだ。 支尾根もいよいよ終盤となり細くなり植林が出始めると、左手(北側)にはスキー場の リフトや国道29号線やトンネルが見え始める。緩やかに左にカーブし始めると植林帯の 急斜面。ここも土が軟らかくて落ち葉のクッションも多いので下りやすい。 鹿の足跡は直進しているが、国道へはコンクリート法面と金網が予想されるので、竹林が 見える右へと少しルートを少し振ると、OAPさんが言っていた獣よけ金網のゲートを発見。 留め金を開けてみんなを待った。最後にK君、やまあそさん、作畑ガールがゲートを通り 抜けてから留め金を元通りにしてゲートを閉めておいた。 |
「国道にやっとでた〜」 | ドライブインはすぐ先 |
15:05 国道に出て、OAP号をデポした宮中ドライブインへ。ほんの目と鼻のさきで見えている。 ここから旧トンネル近くに置いた3台の車をOAP号で回収に行き、みなさんとお別れ。 山崎ICではすでに「神戸三田から宝塚16km渋滞」と表示。渋滞時のいつものルート、 神戸三田で下りて(900円)有馬冨士の横を抜けて18時半に帰宅完了。 本日は14,550歩。みんなでゆっくり登り、ゆっくり下ると体も足も全く疲れなかった。 翌日が仕事という日曜日の山行は、疲労が蓄積しないこの程度が体には良さそうだ。 OAPさんおすすめの下山ルートは、自然林が残る本当に気持ちの良いルートだった。 赤谷山は、いつまでも残って欲しいブナ林がまだ残る展望抜群の宍粟の良い山である。 さて、来週は芦生の森(芦生研究林)の鹿よけネットを降雪前に取り外す作業のお手伝い。 もうすぐ雪の季節になる。またスノーシューでいろんな山を楽しみたいものだ。 |
本日のオフルート(青ライン) |
この1つ前は「【芦生】赤崎中尾根」の記録です |