【兵庫】朝来市・立雲峡から朝来山(756.5m)
【行き先】 兵庫県朝来市 朝来山(756.5m) 【日 時】 2009年3月15日(日) 【コース】 立雲峡・駐車場-Ca684m−朝来山756.5m−展望台719.8m −愛宕神社−竜神の滝−句碑−老桜−観桜の森−駐車場 【メンバー】やまあそ、丹波のたぬき、OAP、wa-san、かねちゃん、矢問 |
今日はやまあそさんの朝来山企画に参加。昨日は雨でどうなるかと思ったら晴天! 同行者は誰かわからない・・・。集合場所の立雲峡へと向かう。 集合時間は9時半だが、渋滞を避けて家を5時半に出た。のんびりと地道で行く。 遠坂峠を下ると左手に粟鹿山が昨日の雪で白く綺麗に輝いている。 立雲峡には1時間も早く着いた。まだ誰も来ていないが、桜祭りの準備で数人が草刈りを されている。「私たちは向こうに見える竹田城跡の周囲の草も刈っているのですよ。もう 少し早く来ればあの城山からの雲海は素晴らしいよ。遠く横浜や関東からも見におみえに なる。」と、この山の周辺のお話をいろいろとしていただいた。 今日は朝来山に登ると話すと「それなら絵地図をあげよう。案内看板と同じ絵地図だけど 役に立つかもしれないし」と。桜祭りの時期には有料となる駐車場もまだ無料時期。 かねちゃん(JN3OOS)が到着。続いてwa-san、たぬきさん(JN3IRC)、やまあそさん (JL3IXW)、OAPさん(JL3OAP)と到着。 わ−さんとOAPさんのお二人は、ネットやアマチュア無線の交信ではよく知っているも のの、お会いするのは初めて。 「はじめまして矢問です」「あ〜、矢問さん、初めて会えましたね」 今日のメンバーは、兵庫の山々の山頂から無線機でよく交信をしている仲間のアイボール 会という感じになった。「兵庫の山頂コールは今日は無線が静かかもしれないね」 やまあそさんから今日の大まかなルートを地形図で解説してもらう。 今日の目的は「ある花」が咲いているか、と言うことらしい。「少し早いかも」と。 |
出発早々、漫才開始〜 | 巡視路を進む |
9:20 夢の森方面に行く林道を進む。草刈りのおじさんに「行ってきます〜」と会釈。周囲のタラの木を 見ると芽はまだ固く時期的には早い。残念。 やまあそさんとOAPさんの熊よけ鈴の音は実に綺麗な音がする。 「その鈴の音、ちょっとうるさいなぁ」とOAPさんがwa-sanの鈴を鳴らないように止めた。 |
枝沢を徒渉 | 天気は晴天! |
右後ろには城山の城跡がよく見える。竜神の森への道標を左に見ながら、林道終点まで進む。 林道終点から松の木の横をかき分けて植林帯に入る。巡視路を拾いつつCa684mを目指す 予定とのこと。セキレイの飛ぶ枝沢を渡るとひねくれ曲がったツル木がある。 石組みがあり「ここは昔、田んぼか畑やったんやね」とたぬきさん。 |
崩れた斜面を行く | ガレの岩が苔むしている |
巡視路が崩れている。やまあそさんとかねちゃん、そして僕はそこを進む。あとの3人はその 上の踏み跡を進む。 湿気が多いのか、ガレ場の岩の上には苔がしっかりついていて岩々が大きなマリモのように ごろごろしている。左手に炭焼き窯跡を見つつ進むと、送電線分岐の鉄塔がある。 ここからの城山の展望も素晴らしい。wa-sanとOAPさん、たぬきさんの掛け合い漫才のような 会話に笑いが絶えない。 |
また細い枝沢を徒渉 | 段ヶ峰方面も綺麗に見える |
次の2つ目の細い枝沢をわたり「ありゃ?少し行きすぎたな」とやまあそさん。 「でもこの草原も見ないと」とかねちやん。鹿よけネットの向こうに草原が広がっている。 遠くに雪で白い段ヶ峰も見える。 |
登りで汗が出る | 日陰の登りは涼しい |
「ここを左ぎみに登っていけば予定のルートに出るし登りましょ」と登り始める。 なかなかの斜面だが、木々をつかみつつ登って行く。「あつい〜」と声が出始める。 |
またまた細い沢を徒渉 | プラ階段開始 |
ガレ気味の枝沢を渡りさらに登ると倒木にうっすらと雪が残っている。 いよいよ巡視路のプラ階段が始まる。横に広がる自然林の疎林帯はとても美しい斜面だ。 |
城山が下の方に見えるようになった | プラ階段は大岩の横を通過 |
鉄塔の所や展望の良い斜面からは竹田城跡がマチュピチュのように見える。 「天空の城のように見えるね」とたぬきさん。 |
鉄塔の所は展望が良い | もうすぐ稜線だ〜 |
竹田城跡のある城山の西にある大路山から水を引く樋があったとやまあそさんに教えても らう。まだ竹田城跡には登っていないのでいつか登ってみたいと思う。 その竹田城跡の正面(南東)の金梨山(かなしやま)の興味深い洞窟の話や城主が桜の花 を見た話なども教えてもらった。 |
稜線にはうっすらと雪が |
11:25 Ca684m。うっすらと雪が残る稜線となった。粟鹿山や青倉山がよく見える。 「みんな、しっかり地面を見て花を探してよ〜」と、たぬきさんの檄が飛ぶ。 松葉の落ち葉やクヌギの落ち葉の多い緩い斜面。花の気配はない。まだ早いようだ。 「こんなとこに花なんてないで〜。別に花に興味ないからどうでもええけど」とwa-san。 |
朝来山756.5m山頂 | ランチの予定場所へと向かう |
11:45 花が見つからないまま、朝来山756.5m山頂に到着。記念写真を撮った。 「ここでは食事せず、展望の良いこの先のところまで行こう」とやまあそさん。 日溜まりの気持ちの良い自然林の尾根を歩く。 「ここからもいっぱいあったのよ。ちゃんと探してよ〜」とたぬきさん。 「あっ、葉っぱはあった!でも花はまだやなぁ・・・」とOAPさん。 「葉っぱでも写しておこっ。前はいっぱい咲いてたのになぁ」とやまあそさん。 岩場があり展望がきくところで見える範囲の山々の同定をやまあそさんとたぬきさんが している。「ここから見える範囲の山や尾根はみんな歩いたなぁ」とやまあそさん。 |
「腹が減ったぞ〜」wa-san | 「展望台」に着いた |
12:00 「ウ〜」正午を告げるサイレンが聞こえたら展望広場に着いた。 「展望台 719.8m」と札が立っていて、ベンチや山の同定図がある。 ご夫妻がいた。「どちらから来たのですか」「立雲峡の方から道らしくないルートで」と たぬきさんややまあそさんがお話ししている。「そんな変なルートが好きな一行です」 |
展望を楽しみながらランチタイム |
「さてランチタイム」冷凍のチャンポン麺の袋を開けたら手が滑ってコロコロ・・・。 あちゃ〜、土がいっぱいついた・・・。しかし氷っている部分に土がついただけなので 水を流すとすぐにとれた。ほっ。「矢問さんもアライグマになったね」とやまあそさん。 今日は3日前に届いた分離型ガスストーブOPTIMUSの「NOVA+」を試してみる。 プレヒートをして点火。「ゴーッ」フフフッなかなか良い感じ。 氷っていた具だくさんのチャンポン麺も直ぐに出来て、おいしく食べることが出来た。 「えっ、やまあそさん、それだけで満腹?」とたぬきさん。 「う〜ん、おなかがちょっと心配で・・・」とやまあそさん。 |
岩の上のかねちゃん | 滑りやすい斜面を下る |
12:55 下山開始。途中までは来た道をもどる。「やっぱり花はまだやなぁ・・」きょろきょろ。 窓のように展望のきく岩に登るかねちゃん。そこを北に下山するのかと思ったら、やまあ そさんのプランはもう1本西の尾根を下り林道終点に出る予定とのこと。 その尾根は地形図で見て予想したより落ち葉や昨日の雪交じりの雨後で滑りやすい。 落ち葉の絨毯は危ないと土の部分に移ったとたん「うわ〜っ」予想外に滑った滑った。 |
「林道にでた〜」 | 「立派な桜の老木だなぁ」 |
13:40 ヤブをトラバース気味に進む僕とやまあそさんは林道終点に出た。 残りのメンバーは直ぐ上のしっかりした踏み跡から林道終点に出た。 立派な桜の古木が点在する植林帯だ。 |
大量の杉の花粉が舞い上がっていく | 愛宕神社 |
「うわ〜」かねちゃんとたぬきさんが振り返って山の斜面を見上げている。 「うわ〜」僕も声を上げた。杉の花粉が風に乗ってベールのように舞い上がっている。 すごい量だ。「まるで杉花粉の天気予報にでる映像みたい・・・」 |
「ご神体は・・・フムフム」 | 竹田城跡が綺麗に見える |
東屋がありそこからの展望も良い。左手に大きな岩がある。その岩を巻くように進むと 愛宕神社。東屋、大岩、愛宕神社・・・「あっ、あの絵地図にあった」と気づき、朝おじ さんにいただいた絵地図を見ると、絵地図の上部にいる。 真新しい愛宕神社に興味津々のやまあそさん。「ふ〜ん、ご神木を祀ってあるのか」 その木には松ヤニを採るときと同じような傷がある。 古い社はその横にあったようだ。トタンや古い木材が散乱している。 竹田に「松明まつり」というのがある。毎年7月下旬に開催される「愛宕神社」の火祭り。 竹田の松明まつりは江戸時代の1762年(宝暦12年)に竹田地区を襲った大火災が 2度と起こらないようにと、朝来山中腹のこの愛宕神社に「大松明」を奉納したことが まつりの起源であると伝えられている。 その松明まつりでの松明の一部、50cmほどが奉納されて鎮座しているようだ。 |
祠とやまあそさん | この水路は??? |
ここから先の道からの展望も素晴らしい。小さな祠が左にありその先に水路がある。 「変わった水路だなぁ・・」と先を見ると大きな岩。 |
竜神の滝 | 老桜の群生地の下山路 |
ひょっとするとこれは・・・と前に回り込むと「やはり!」これが竜神の滝か。 滝の裏舞台を見てしまうと、無理矢理岩場に水を導いて落としている感が強くなり見る 目も変わってしまう・・・。 絵地図を見ながら句碑のところを通り駐車場を目指す。途中にもいくつも展望が良くて 桜の木があって・・・とのんびりするには最適な所が多々ある。 |
展望が良い下山路は続く |
「花見で酒を楽しめそうやね〜」とwa-san。「帰りの運転手が必要や」とOAPさん。 「やまあそさんに運転手たのめばええやん。そやそや、それでいこっ」とwa-san。 「花見の会を企画してみよかな〜」とOAPさん。 「愛宕神社」と書かれた鳥居を右に見て進むともう駐車場はすぐそこだ。 14:35 駐車場に到着。たぬきさんに桜餅あんパンを頂き、それぞれの方向に解散となった。 竹田城跡の良い景色、展望の良いランチ場所など楽しい笑いいっぱいの山行だった。 帰路でもたぬきさん(JN3IRC)、やまあそさん(JL3IXW)、OAPさん(JL3OAP)とはモー ビル無線でQSOしながら途中まで走行。 遠坂峠付近からは平行ルートで走る見えないたぬきさんとQSOしながら走行し、丹波市 に入ると、たぬきさんが混んでいる道を避けての誘導をモービル無線でして下さった。 たぬきさんの声を聞きつつ、いただいた桜餅あんパンをほおばる。ウマイ! 氷上に入ると今日参加できなかった父たぬきさん(JN3DQK)がホームからコールして下 さり、しばらくQSOしながら走行できた。17:00に家に着いた。 |
本日のルート |
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