【大峰】大普賢岳(1779.9m)


【行き先】大峰・大普賢岳(1779.9m)
【日 付】2005年11月7日(月) 
【コース】和佐又ヒュッテ前−笙ノ窟−石ノ鼻−小普賢の肩−大普賢岳
     −国見岳・南ピーク−七曜岳−無双洞・水簾の滝−和佐又ヒュッテ前
【メンバー】MICKEY、矢問
2日前に行った鳥取の「投入堂」にちなんで、役行者が冬籠もりの古跡といわれる
「笙の窟」があるルートで大峰の大普賢岳に行くことにした。
左はススキ、右は紅葉のスタート ススキと紅葉が楽しめる
6:15
和佐又ヒュッテ前を出発。晴天のはずが厚い黒雲が台風のようなスピードで流れている。
「ホントに晴れるの?」「あと2時間もすれば晴れるさ」「綺麗なトイレが出来たのね」
ススキに囲まれた細い登山道を進む。登山届けを出すポストに届けを出す。
「笙の窟」と周辺の山岳遺跡の説明の看板がある。笙の窟は、大峰七十五扉の六十二番目
の行場とか。太いブナ林、そして紅葉の絨毯を気持ち良く進む。
MICKEYは寒いのにもう上着を脱いでTシャツだ。
左手には素晴らしい紅葉の斜面が広がっている。
朝日が斜面の紅葉を照らし出す 朝日窟
7:15
シタンの窟。紫檀の木でもあったのかな。ぐるっと右回りに階段状に登っていく。
左前方にこれから行く山並みが見える。「綺麗だなぁ」
「笙ノ窟」上から水しぶきが・・・ 上の岩肌から水しぶき
鎖の手すりがあり、緩い登りを過ぎると「朝日窟」だ。
それを過ぎるとすぐに岩壁が見えてその下に「笙ノ窟」がある。
岩場の上のほうから雨のように水しぶきが降っている。
こんな所で何十日間も断食修行をしたとは・・・・。
立派な祠や水をためるところ、真新しい木製の岩窟群説明の看板がある。
鷲ノ窟のハングした岩肌 長い鉄はしごと鉄階段
「岩がハングして飛び出してるね」と見ながら進むと「鷲ノ窟」だ。
そこからは登りが少しきつくなり「日本ガ岳」と書いたコルに着く。
錆びた「日本ガ岳」へ道標の矢印は右を指している。僕たちは左へ進む。
展望が素晴らしい「石ノ鼻」に着いた。「だんだん青空になってきたね。素晴らしい展望!」
せっかく登ったのに激下り〜 そしてまた登ると山頂も近い
8:05
「小普賢」の肩に着いた。「登る?」と聞くと「いらない。大普賢岳へGo!」
「せっかく登ったのにすごく下るのね・・・」「登っていく鉄階段などが見えるね」
激下りのあとは登りが続く。鉄のはしごも続く。振り返るとこんもり形の良い小普賢岳が
良く見える。大普賢岳まで100mの稜線に出たら強風。北西の風がとてもキツイ。
8:40
大普賢岳。写真を撮ってすぐに、寒風が強く寒くて上着とさらにジャンバーも着た。
朝食をとりながら展望を楽しみ、雲の流れとパッと雲が消える様子をながめた。
「流石に今日は立冬。冷たい風がきつくて耳が痛いな」「手袋ももう要るね」
ここから国見岳を回り込むまでは晴天なのに強風で寒いのなんの・・・。
大普賢岳から下り、振り返る 逆光だが良い展望
水太ノ覗からの展望は素晴らしかった。
稚児泊まりを過ぎて弥勒岳を過ぎ、国見岳山頂・・のはずが、奥駆け道は右から巻いてい
るではないか!途中で僕だけ山頂へ向かったがMICKEYは来なかった。そこからはやや
緩い下りの尾根。
「国見岳」の南のピーク 苔むした静かなところもある
10:05
「国見岳」のプレートが2つもあるが、マジックで「ニセ」とか「まちがってる」とか落
書きがしてある。ホントの山頂はもう過ぎてこれは南のピークだ。
しかし、プレートがあるのでこれが国見岳と勘違いしている登山者も多いだろう。
ここからMICKEYのペースがあがった。速いなぁ・・・。
ここを登れば七曜岳よ〜 素晴らしい展望だ 七曜岳から大普賢岳方面
10:25
七曜岳。「早く登っておいで〜。スゴイ景色よ」と鎖場の上の山頂でMICKEYが呼んでる。
「うわ〜。綺麗なぁ。今まで歩いてきた山容が良く見渡せるなぁ」
ここから和佐又へ下る 後ろを向いてはしごを下る
ここを下ると真新しい奥駆道の道標石柱があり、僕らは和佐又方面へと激下り開始。
日だまりで気持ちいいね〜 ここで食事にしよう
11:10
下りが緩くなったところは落ち葉の絨毯の広場のようなところ。
「日だまりのここで昼食にしよう。昼寝もしたい感じだよなぁ」と昼食の用意をしている
と1人の男性が下ってきて通り過ぎた。今日初めて人との遭遇。
うどんを作って・・・・キノコクリームシチューを作って・・・・満腹!
この後もどんどん落ち葉の斜面をジグザクに下り、沢にぶつかるところで水を飲んだ。
この沢水をゴクゴクと飲む 落ち葉の絨毯は気持ち良い
「落ち葉で踏み跡がわかりにくいな。この沢沿い右岸を少し下って左岸に渡るのだろう」
と右上を見ると丸太の登山道が見えたので軌道修正するも結局沢筋へ出ただけでその
まま行っても良かった。
無双洞 無双洞からの流れ 水簾の滝
「無双洞」を見て、僕だけさらに下り「水簾の滝」を正面から見てきた。
「底無井戸」地点は気づかずガンガン進むMICKEY。もう100mほど先を歩いてる。
途中の鎖がある長い岩場の登りもMICKEYは早い。もう見えない。
僕はゆっくり青空に映える紅葉や立派なブナやヒメシャラの木をながめながら歩いた。
13:50
和佐又のコルのベンチでMICKEYが待っていた。「早いなぁ」「岩場を見たらスイッチが
はいってね(^^) 登ったり下りたりとても楽しいルートだったね」元気なヤツ・・・。
大台方面の山もくっきり見える。
大台方面 ヒュッテ前のススキ
14:05
和佐又ヒュッテ前についた。ススキの斜面の写真を撮っているグループがいた。
帰路途中の去年も買った店で「柿」をバケツ2杯買って帰ることにした。
本日のルート
この1つ前の記録は「鳥取・三徳山 投入堂と三角点」の記録です