【兵庫】朝来市・フトウガ峰から段ヶ峰
【山 域】兵庫県朝来市・フトウガ峰から段ヶ峰 【日 時】 2010年10月11日(月・祝) 【コース】 生野高原登山口−達磨ヶ峰(912.7m)−最低鞍部−大岩・四等三角点 −フトウガ峰(1082m)−二等三角点(1103m)−段ヶ峰 ピストン 【メンバー】矢問単独 (復路はだっちゃん・JO3JCLと共に) |
連休なのに一昨日、昨日と天気がパッとしなくて食べ歩き。今日は晴天との予報。 明日は早朝から仕事なので夕方までに帰宅できるところにしようと、朝5時半に出発。 中国道はガラガラで快晴。なのに播但道に入り北上し出すと行く方向は黒い厚い雲。 「近畿全般快晴」という予報と違っているではないか・・・。 7時半に登山口に着いた。以前と登山口の位置やトイレが変わっている。 すでに2台の車があるが、人はいない。「同じように早い出発の登山者もいるのだな」 |
「あっ、熊鈴を忘れた!」 | 達磨ヶ峰の肩 |
7:10 登山口にも書いてあるように、熊が良く出没する山域なのに熊鈴を忘れた。 段ヶ峰への登山は平成11年以来の11年ぶり。 僕の「読図とコンパスの使い方オフ」で、てるさん夫妻や、ともさん夫妻、そしておはりこさん との6人で平成11年に来た。 沢登りでは8年前の平成14年にMICKEYと倉谷に来て、なんでもないところで滑ってしまい 肋骨を圧迫骨折したのを思い出す。 登山口から登り初めて「こんな雰囲気だったかなぁ」と、ほとんど記憶が飛んでしまっていた。 登りつつ下を見ると、車が登山口に1台来たのが見えた。「だっちゃんの車かな??」。 ここから達磨ヶ峰までの登りが、ちょっとしんどかった事だけ記憶に残っている。 もう少しで達磨ヶ峰の肩あたりで、熊鈴の音が聞こえた。先行者のようだ。 追いつかないようにゆっくり登った。登りの時に曇っているのは暑がりにはありがたい。 振り返るとゴルフ場や山々が綺麗に見える。展望も今のところ良いが黒い雲が気にかかる。 |
以前はもっとススキが多かったのに | 達磨ヶ峰 912.7m |
7:55 達磨ヶ峰。すぐ前を先行者が歩いている。夫婦のような感じの二人連れ。 ここからは楽な稜線歩きなので、先行者が見えなくなるまでちょっとゆっくり休憩した。 稜線を歩き始めると涼しい風が吹き出した。半袖で丁度気持ちがよい。 ススキがもっともっと一面に沢山あったはずなのに枯れたのかえらく減っていた。 |
今日はすっきり晴れそうもない | 最低鞍部 |
杉の植林帯に入ると、先行者のお二人が何やら観察されておられたので追いついてしまっ た。「おはようございます」とお互いに挨拶して、先に行くことにした。 最低鞍部にさしかかる下りの所は、鹿よけネットがずっと張られていてその際を歩く。 段ヶ峰まではアップダウンがいくつかあるが、大した高低差ではないので呼吸も乱れない。 |
大岩と三角点 | 四等三角点 |
8:55 大岩と四等三角点のところ。ここからフトウガ峰の山頂まではくるぶし程度の低い笹原。 かんかん照りや雨や吹雪の時は隠れるところがない稜線だが、展望がきくので気持ち良い。 ただ、ガスがところどころあるのですっきりとは見えない。 「帰路の午後の時間にでも天気予報通り晴れれば良しとしよう」 |
フトウガ峰の山頂が見える | フトウガ峰 山頂1082m |
9:00 フトウガ峰。急にガスに囲まれて周囲の景色はガスで見えなくなった。急に気温が下がっ たので上衣を羽織った。後ろから来るお二人もガスで包まれたようで見えない。 急ぐことも無いので、無線機を出してワッチしてみる。 昨日、五月山でつながった徳島の記念局8N5CLEAN局がCQを出していたので今日も 応答した。同じく昨日つながった金剛山のJH3JFFさんのCQにも応答してしばし歓談。 和泉市の槇尾山のJO3DBB局とも交信。 (9:35a.m.)だっちゃんをコールしてみたら、応答が有り達磨ヶ峰あたりだとのこと。 振り返ると、ご夫妻連れももう少しでフトウガ峰に着く。そろそろ先に出発しよう。 下りに入って樹林帯に入ると鹿との鉢鉢合わせが何度もあってお互い驚いた。 「ヒーッ」と鳴き声を発して逃げていく。こちらとしては、熊でないのが救いだ。 ちょろちょろの水量の水の流れに小さな橋がある。 トラバース気味の登山道に出た。ここからの展望は良い。行く先に山頂の松の木が見える。 倉谷からの沢登りの時の詰めの部分も左に見ながら歩いたが、今や淡い記憶のみ。 リンドウがポツンポツンと踏み跡のそばに咲いているが数が少ない。センブリも点在程度。 |
二等三角点 1103.4m | 段ヶ峰 山頂 |
三角点は山頂にはなくて、ずっと手前のこぶにあるのでそこを通って山頂に向かった。 避難小屋はベースの木枠だけになっていて見る影もない。 9:50 段ヶ峰。誰もいない静かな山頂。厚いガスが周囲に垂れているので展望は良くない。 下を見ると千町峠あたりの林道が見える。 山頂から無線でだっちゃんを呼び現在地を聞くと、フトウガ峰に登り始めているとのこと。 あと1時間弱かかりそうだ。ランチタイムには早すぎるし・・・。 先ほどのご夫妻も到着。「ガスで展望がイマイチで残念ですね」と言うと「そうですよね」 と奥様も残念そう。 僕の無線機を見て「無線をされるのですか」と。 「知人がフトウガ峰まで来ているようなのでもう少し待ってみます。」と答えた。 パラパラと10秒くらい小雨が来たがすぐに止んだ。ガスは少しずつマシになった。 D-STARで六甲RPT経由生駒RPTでCQを出すも空振り。 枚方市の国見山のJM3GVH局のCQに応答していると、ご夫妻はピストンで戻られる ようでしばらくの休憩の後、出発されたようで後ろ姿が見えた。 千町峠から別のご夫妻連れが来て、フトウガ峰の方に進んで行かれた。 VX-8でAPRSを発信。うまく反応があったのでGoogle地図に表示されただろう。 (和歌山県有田市東部のJE3YQM局が僕の電波をキャッチして下さったようだ) |
VX-8でAPRS発信してGoogle地図に登頂を表示した |
だっちゃんを座って待っていたが、寒くなってきたので僕もゆっくり出発。 三角点の横を過ぎてしばらく行くと、だっちゃんが遠くに見えたので、お迎えに。 「知り合いに会ったのでしゃべってた」とのこと。「えっ、あの先に行ったご夫妻?」 「そう。とうこさんご夫妻。山頂にいたのは矢問さんだと言うと、とうこさんも驚いてい たよ。」「ありゃ〜、そうだったのか・・・。ちゃんとご挨拶すれば良かった」 「山頂で写真を撮ろう」とのことで、また僕もだっちゃんと共に山頂に向かった。 「だっちゃんに会えるかもしれないと、Tシャツもタイガースのを着てきたしタイガース のバンダナも持参しましたよ」「お〜、それはいいなぁ」 |
だっちゃんとバンダナショット | D-STARは六甲に飛ぶも空振り |
10:55 山頂で写真を撮りしばらく休憩して、ランチタイムはフトウガ峰でとることにして出発。 以前は旗谷へと下ったのでこの山をピストンするのは初めて。 フトウガ峰に向かうと、どんどんと人とすれ違う時間になった。 流石に兵庫でもメジャーな段ヶ峰は登山者が多い。団体も来た。 |
さてランチ場所へ行こう | ランチを済ませて下山開始 |
11:35 フトウガ峰。ランチタイムを開始するやいなや、若狭駒ヶ岳に登っているたぬきさん ご夫妻が僕を無線でコール。あの山域とはなかなか繋がらないのに、うまくつながった。 2008年の正月に、だっちゃんと会った笠形山も見える。 親子連れが楽しそうにランチを楽しんでおられたが、しばらくして出発された。 |
「青空が出てきたなぁ」 | 「ススキと気持ちよい風」 |
宝塚の帰路の大渋滞が気になったが、たまに会っただっちゃんとタイガース談義をしなが らゆっくりと下山。だっちゃんと会ったのは、2008年1月の笠形山や2008年4月の筱見 四十八滝から小金ヶ岳での登りで会って以来だ。 |
達磨ヶ峰から高度を下げる下山 | ススキの原ともお別れだ |
達磨ヶ峰に近づくとどんどん晴れ間も広がってきたが、振り返ると段ヶ峰の上はまだ厚い 雲に覆われていた。達磨ヶ峰からは急な滑りやすい下り。途中で親子連れを抜いて、先に 下った。 13:40 下山完了。車が20台以上駐車していた。しばらくしてだっちゃんも下山完了。 だっちゃんと別れて帰路へ。「宝塚14キロ渋滞」と出たので神戸三田で高速を下りて そこからは地道で16時帰宅。(行きは90分、帰りは120分かかった) 距離もそれほど長くなく、アップダウンもしれている山なので、疲れず楽な山行だった。 雪の頃にスノーシューで再訪してみたいものだ。 |
本日のルート |
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