【大峰南部/和歌山】 五大尊岳


【山 域】大峰南部/和歌山・五大尊岳(P825mの北約250m、標高約780m)
【日 付】2006年11月4日(土)
【コース】山在峠−大黒天神岳−金剛多和−P825m−五大尊岳 ピストン
【メンバー】矢問 単独
子ノ泊山を登り終えて、篠尾の集落へは工事中で行けず、山在峠を目指す。
庚申から西へ林道を上ると山在峠に着いた。奥駆け道の通過地点でイラスト図のルート説
明看板もある。説明看板前に、車は4台ほど停められそうなスペースがある。
山在峠 峠からの登り出し地点
11:20
山在峠を出発。奥駆け道だししっかり踏み跡があるに違いない。日暮れまでには戻りたい。
闇下はいやだがなんか体も足も重い感じがする。疲れがたまりだしたかな・・・。
綺麗に川の蛇行も見える
なかなか展望が良い。川の蛇行も綺麗に見える。
鉄塔を2つ越えたら大きなザックの男性2名とすれ違った。奥駆け道を縦走かな。
大黒天神岳(573m)
12:10
大黒天神岳(573m)。ここからグーッと下っていく。帰りに登り返すのは疲れた足にこ
たえるいやな箇所だなと思われる。下りきると鉄柱への分岐を右へと進む。
金剛多和
12:20
金剛多和。自然林の登りを登り始めると、どんどんと傾斜がきつくなる。息が切れる。
昨日からの疲れのせいか、足が動かなくなってくる。一歩一歩、ハーハー言いながら登る。
登れど登れど、まだ登る。傾斜がきつくてホントに息が切れる。疲れた・・・・。
P825m さらに北のピークが五大尊岳
13:30
P825m。やっと着いた、と水分をしっかり摂り休憩。木に巻いてある「五大尊岳→」
の掲示が気になりその前に書かれたと思われるうっすらとしたボールペンの字を読むと、
「まちがい」と読める。そう言えば確か、ガイドブックには「不動明王像のある山頂」と
あったが、そんな気配はさらさらない。それなら、この奥にまだピークがあるのか、と北
をのぞき込むがむこうのピークはここより低い。しかし気になりだしたらダメ。さらにこ
こが五大尊岳でないのなら、こんなにしんどい思いをして登ってきたのにこのまま下った
ら後悔するに違いない。隣の下に見えるピークへ行ってみよう。10分ほどの距離だ。
一旦下り、そして登っていく。
(注意:山と渓谷社「関西百名山」の地図もカシミールも五大尊岳の位置が間違っている)
五大尊岳 山頂
13:45
五大尊岳 山頂。ちゃんと山頂札もある。ガイドブックにあった「不動明王像」は無いも
のの台座の四角い石はある。「不動明王像」は落ちたのかな、盗まれたのかな・・・。
ここまで下って来てみて良かった。これで関西百名山の98座目となった。
しかし、疲れた体で頑張って登ったにしては感動の無い山だ・・・・。残念。
鉄のメッシュ橋・・・戻るハメに・・・
同じ道を戻る。14:30に金剛多和に着いた。鉄柱への分岐で鉄柱方面に行くと大黒天
神岳に登らずにぐるりと回ってもとの位置へ行けるのかも知れない。行ってみよう。

沢筋を渡る鉄のメッシュの橋が2箇所あり進むと「立ち入り禁止」。全くの鉄柱の新設工
事現場だった。来るときに下の方に見えた工事中の鉄柱のさらにもう一つ手前の物らしい。
あぁ・・・戻らなくては。結局くたびれ損になった。馬鹿なことを考えたものだ・・・。
鉄柱分岐を登り時に来た方向へと進む。ここから登りがしんどくて何度も息を整えるべく
休んだ。あ〜、つらい。足が重くて動かない。一歩・・・そしてまた一歩・・・登る。

15:10
大黒天神岳。やっと登りが済んだ。ここからは下りで楽だ。しばらく進むと男性が登って
きた。今から山頂へ行くのだろうか。樹林帯にはいるともう夕暮れのような暗さになった
が、また山の斜面に出ると、太陽が正面からまぶしかった。闇下にはならなくて済みそう。

15:40
山在峠。高知ナンバーの車があった。車に置いてあったお茶をがぶ飲みした。ふぅ〜。
これでこれで関西百名山は残すところ2座。玉置山と笠捨山を残すのみだ。
もう帰ろう。峠を西へ下り上切畑の集落を抜けてR168へ出て十津川方面へ。

右太ももが痛くてアクセルを踏むのも辛い。十津川温泉の平谷にある公衆浴場温泉「憩い
の湯」(300円)で汗を流し帰路につく。温泉でぬくもり太ももの痛みも無くなった。

大分県九重町の鳴子川渓谷に、長さ390メートル、高さ173メートルの吊り橋が出来て、
人道専用としては日本一の規模となり、眼下には渓谷の原生林が広がり、九重連山や
日本の滝100選の「震動の滝」が望めるという。家族で毎年のように来ていた「谷瀬の
吊り橋」も日本一では無くなったなぁ・・・と横を通りながら思いつつ、R168を快走した。
帰宅したら2日間で走行距離は600kmになっていた。よく走ったものだ。疲れた・・・。
本日のルート
この1つ前の記録は「南紀・子ノ泊山」の記録です