【南紀】半作嶺(893.5m)


【行き先】 南紀・半作嶺(893.5m)
【期 日】 2006年3月11日(土)
【メンバー】矢問 単独
【コース】 熊谷林道−登山口−半作峠−半作嶺(ピストン)
南紀はもう春真っ盛りという感じ。梅の木の花は満開だし、菜の花畑も黄色い絨毯だ。
道の駅ふるさとセンター大塔で仮眠し、県道219で下川下、そこからそのまま東進し安川
大塔川線をさらに東進し、まずは大塔山を登ろうと進むと・・・。
安川線の最奥部手前で土砂崩れ
6:05
大塔山の登山口まであと4〜5キロほどというフカイ谷手前で崖崩れがあり林道が岩砂で
埋もれている。本宮町にも登山口があるがそこへ抜ける修験の滝方面への分岐までも2キ
ロ以上有り、車ではどうしようもない。古座川町からの登山口へ行くのはもっと遠い。
では、まずは半作嶺を登ろう。この林道を西へ戻るだけでも時間的にロスが大きい・・・。

この道を上ノ平の集落まで戻り、野山谷沿いに進み、2003年に囲炉裏のmimaさんが登っ
た三ツ森山から半作嶺へと思っていたが、そのあと大塔山へも登るための、本宮町登山口
へ大移動を考えたら時間が足らない。
城戸の集落までもどり熊谷の林道を南進して最短距離で半作嶺を登ることにした。
名水「乙女のしずく」 雲海が幻想的で素晴らしい
「半作嶺・三ツ森登山口」 朝日が当たり出す半作嶺
7:15(登山口)
熊谷の舗装路林道を南進。途中に名水「乙女のしずく」が出ていて水質なども書いてある。
その先をしばらく行くと「半作嶺・三ツ森登山口」があり、車も5台ほど停められる。
朝日に照る半作嶺を見ながら(平瀬あたりから見ると「乙女の寝顔」として有名だが、ここか
らはその額と鼻がアップで見えるコンクリート壁を登り、手入れの良い杉林帯へと入る。
5m程の大きな苔むした岩が所々にある。
半作峠 ロープの岩場は2カ所

7:30
半作峠。お地蔵様が2体ある。三ツ森山からの尾根筋の縦走路と合流する地点だ。
左側(東)が開けていて杉の間から、この前登った百間山や法師山方面が見える。
笹に囲まれ1人が通れるほどの所を過ぎると分岐。右の登りが半作嶺へのルートだ。

ロープのある岩場の下りがある。濡れていて「滑りやすいだろうな」と思っていたら滑っ
てしまい右手に3センチほどの切り傷。次もロープのある岩場の登り。
細い足場や痩せ尾根もあり、ハイキング気分の山ではない感じに98年に囲炉裏の
パルプさん
も書いておられたのを思い出す。いろんなルートで登っている人がいるのか、
あちらこちらにテープがあり迷う人もいるだろうに。テープの乱貼りで分岐で間違わない
ためにも、帰路時のためには振り返り、帰りの景色も頭に入れておく。
雲海が素晴らしい。山頂ではもっと綺麗に見えるだろう。

絵のような雲海の風景 半作嶺の狭い山頂にて
8:00
大きな木の根をはい上がると半作嶺のとても狭い山頂だ。
360度の大展望。想像通りの素晴らしい雲海だ。大展望を独り占めにして朝食をとる。
城戸の集落に下る途中の展望所より
8:50
下山完了。さて大塔山を登るために本宮町に大移動だ。時間的に大丈夫かな・・・。

城戸の集落に出るまでの道の途中にベンチがあり、展望所となっていて正面(北)に嶽山
の綺麗な姿が見られる。「乙女のしずく」で喉を潤した。岩盤から出ているおいしい水だ。
本日のルート
この1つ前の記録は「摂丹国境・愛宕山から中尾の峰」の記録です