【兵庫県】一山(1064.4m)から阿舎利山(1087.2m)
【山 域】 兵庫県宍粟市・一山(1064.4m)から阿舎利山(1087.2m) 【日 付】 2007年4月30日(月・振休) 【コース】 阿舎利集落−林道−一山登山口−一山(1064.4m) −尾根西進〜北進−阿舎利山(1087.2m) 【メンバー】矢問 単独 |
二日前に一宮町にある兵庫の1000m級の山の1つである三久安山に登った。 今日はその南に続く阿舎利山(あじゃりやま)と一山(ひとつやま)を登り、南の山頂から 三久安山を見てみようと思う。 5時半に家を出て、宝塚IC付近で宝塚の局長さん(AMDさん)とQSOしつつ、中国道を 山崎ICから北上。三久安山に登ったときの道の1つ西の阿舎利川沿いの道を北上し、 阿舎利の集落へ。 |
名水「阿舎利の水」 | 林道登山口・一山が見える |
途中にある一宮町名水七選の1つ「阿舎利の水」を今日の昼食とお茶用に汲んだ。 阿舎利の集落の神社の所へ車を置いてセト谷から阿舎利山を登り時計と逆回りで登るつも りであったが、集落から阿舎利山はどうも植林だらけではないか・・・。 そのまま車で林道を上り、一山と阿舎利山の稜線手前の林道分岐点まで行くことにした。 集落から西進すると左手に一山への登山道がある。今日はもっと林道の上へと車で進む。 林道を上っていくと、稜線そばになり、地形図の林道分岐点は広場のような所。 ここが「一山 登山口」であり、一山が見える。阿舎利山方面へ延びる林道は通行止めの 看板が立っている。三久安山に登ったときに見えていたが、一山は山頂付近がはげ山のよ うになっている。暑がりとしては涼しいウチに先に一山を登っておくことにした。 |
この谷筋から稜線を目指す | 山頂へはカヤトと笹の斜面だ |
8:15 登山口からは稜線沿いにしばらく林道を東へと進む。地形図を見て目星を付けていた谷筋 は阿舎利の集落の西から南進で峠越えの波線がある所。やはり残留テープがある。 ここから南の尾根に登る。ブナもある自然林。左手からは植林帯が迫り、一旦植林帯をか すめるように通るとカヤトの山肌となった。禿げて見えていたのはこれか。 積雪でほとんどのススキの穂が寝ているので滑りやすい。続いて笹の踏み跡を進む。 振り返ると素晴らしい展望が広がっていた。次に行く阿舎利山も近くに見えるし、車を置 いた広場とポツンと自分の車がずっと見えているのも面白い。 |
阿舎利山 三久安山 藤山 |
一山(1064.4m)山頂 |
9:00 一山(1064.4m)山頂。素晴らしい展望が広がる山頂。まだ涼しいので20分ほど休憩。 先日登った三久安山も7年前に登った藤無山も綺麗に見える。 丹波のたぬきさん(IRCさん)がこの山頂で、加賀の白山、それから焼岳(長野・岐阜県境) とハンディ無線機で繋がったという。たぬきさんが交信した最長距離らしい。 僕も無線機をザックから出してワッチしてみると、和歌山の局長さん(CTPさん)がCQを 出しておられたのでQSOした。和歌山の局とQSOするのは初めてだ。 |
一山(1064.4m) | 林道登山口方向を示す白プラ板 |
また林道に戻るのも面白くないので、尾根づたいに阿舎利山へ向かうことにした。 植林帯の尾根筋は倒木もありやや進みづらいが、日陰になっていて涼しい。 途中で振り返ると一山の禿げた部分が大きく見える地点があった。 地形図を見ようとしたら無い。どこかで落としたのか?。どこで?? 予備にもう1枚ザックに入れていたので良かったが、どこで落としたのだろう・・・。 尾根から車を置いた地点を右下にチラッと見つつ、一山山頂から1時間ほど進むと、右の 林道が尾根を分断しておりポンと林道へ出る。少し右手の木に「←阿舎利山」と白いプラ 板が打ち付けてある。「えっ?林道を左へ行かないとダメなのか?」と考えたが、林道を 進まず尾根づたい西進することにして林道の斜面を登った。 |
杉や桧の尾根筋 | 尾根にときどきブナが残る |
残留テープが尾根づたいに続ていた。時々ブナの木があるものの、杉になったり桧になっ たりの植林の尾根道で面白くない。 東進から北進へと尾根進路が変わる。地形図にはないが、左手に尾根と並行して林道が 走っている。このあたりの植林は最近間引きして搬出したらしくまだ伐採時のオガクズが残 り間引き木も無くて歩きやすい尾根だ。山頂近くの相当上まで林道が左に並行している。 どんどん木が運び出されると、またこの山も様相が変わる時期が来るのだろう。 11:10 尾根から離れて少し右へ下ると阿舎利川の源流モニュメントがある。 ここから63キロで瀬戸内へ出るらしい。源流起点は水が地面からにじみ出ていた。 また尾根にトラバース気味に登り返すと山頂は直ぐだ。 |
阿舎利川の源流地点 | 阿舎利山(1087.2m)山頂 |
11:15 阿舎利山(1087.2m)山頂。尾根沿い東は自然林が残り西は植林帯が迫っている。 山頂のブナはまだ新緑には早い。 |
山頂のブナ | 下には音水湖が見える | ブナ林が残る三久安山を臨む |
北は音水湖が下に見える地点がある。音水湖の東の引原から今日はやまあそさんたちが 三久安山に登っているはずだ。少し西よりから三久安山がデーンと見える所がある。 音水湖を見ながら、汲んできた名水「阿舎利の水」でうどんを作り、おにぎりで昼食。 さらにお茶を飲みながらまったりしていると、やまあそさんと無線が繋がった。 しみけんさんやOAPさんもいるという。しみけんさんにお互い地形図を見ながら、無線 機で登ってきたルートを説明してもらった。OAPさんとも初めてQSOした。 一人の男性が東側から来た。本当は藤無山へ登る予定が、林道を間違えて阿舎利の集落に 車を置いてセト谷から登ってきたらしい。地図を持っていないらしく、今の位置を教え、 藤無山の位置を地形図で示した。一山へも行ってみるとのことなのでルートを説明すると 出発された。 |
阿舎利山 林道登山口 | 木の下には巣立った後の卵の殻が |
僕はシートを敷いて上半身は影の中、下半身は日なたに出してしばし寝ころび、13時に 下山開始。尾根を南下していると東進地点を過ぎてしまい、そのまま南下してみると林道 の広場に出た。これが「阿舎利山登山口」で、僕が車を停めた「一山登山口」からさらに 先に進んだところにあり、かつまた、一山から尾根沿いに来るときに林道飛び出した所の 白いプラ板に書いてあった「←阿舎利山」の林道の行き着く先がここだったのだ。 そのままこの林道をそのまま逆に進んでも車に戻れるが、間違った地点を確認したくて また尾根を北へと登り返した。東進地点は急な斜面で見落としやすかった。そう言えば 来るときに「エライ斜面だなぁ」と登ったところで尾根らしくない斜面地点だった。確認。 たぬきさんの無線コールが聞こえたので応答した。しかし、向こうには聞こえない様子。 アンテナを変えてみた。すると今度はQSOできた。DQKさんと岩尾山にいるらしい。 |
駐車地点手前の林道からの一山 |
こんどはあの林道に飛び出る地点からは素直に林道を下った。オフロードバイクが3台 下ってきた。途中のカーブで一山が大きく見える地点があり、車はそこから直ぐだった。 13:50 下山完了。阿舎利の集落の神社横には、山頂で会った男性のものらしい車がまだあった。 帰りに「まほろばの湯」でまったりしようと行くと大混雑で、やめて帰路へ。 中国道の西宮北あたりで、たつの市移動の局長さん(QBUさん)とQSO、さらに宝塚あた りで生駒山から無線運用されている局長さん(WOVさんとBREさん)と、QSOしつつ 渋滞がひどくならないうちに帰宅できた。温泉に入らなくて正解だったようだ。 5月3日には、先日登った三久安山、そして今日登った一山と阿舎利山を北の藤無山から ぜひ眺めてみたい。さてどのルートで行こうかな・・・・ |
本日のルート |
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