【果無山脈】冷水山(1261.9m)


【行き先】果無山脈・冷水山(1261.9m)
【日 付】2005年11月26日(土) 
【コース】加財・熊野本宮林道〜安堵山東・最低鞍部登山道林道合流点
     −黒尾山−冷水山
【メンバー】MICKEY、矢問
山蝉の里キャンプ場を通り小森からの果無越えの山道を東へと考えた。
しかし、時間がかかりすぎる。北の河俣の集落から南の尾根を登り河俣分岐P1150へ
出て、東西の尾根を東へ進むルートを予定して、自宅を午前3時に出た
頭の中では、東西尾根のすぐ南に並行して走る熊野本宮林道がすごく気にかかる。
「果無(はてなし)山脈とは、魅力的な名前だな。東西に約50キロも続くんだからね〜」

龍神村役場のすぐ南から県道735号を河俣に向かって東進。
途中の加財で林道の入り口の工事中の看板を読むと、安堵山のすぐ東の登山道との合流点
となっている最低鞍部までは充分行ける。地形図とにらめっこ。
「ここまで遠かったし時間短縮でラクチン登山をしようよ」とMICKEY。決まった。
最低鞍部から登山道への合流点 落ち葉の絨毯が気持ちいい
7:20
林道と登山道の合流点。道路のふくらみに車を駐車し出発。
「これかな?」整備された坂を登ると登山道に入ることが出来た。
僕たちの出発のすぐ後に、マイクロバスが同じ所に駐車して登山姿のグループが見えた。
背丈より高いクマザサが茂っているが、人が充分通れるように刈ってある。
登山道は霜が付いている気温だが、登りですぐに暑くなって上着を脱いだ。
クマザサが落ち着くとブナやヒメシャラの自然林の気持ちの良い尾根道だ。
青空ですがすがしい。まばゆいばかりの朝日に向かって進んでいる。
西の和田ノ森から冷水山を登り、十津川へ越える道は「果無(はてなし)越え」と呼ばれ、
南北朝時代に護良(もりなが)親王らが逃走路として使ったとされているらしい。
黒尾山 前方に冷水山が見えてきた
7:20
黒尾山。展望はない。山頂札が沢山ついている。下り始めると冷水山が見えてきた。
右(南)が崩落している。そこから南西に見える仙丈山の姿は素晴らしい。
次のピークの左(北)斜面をトラバース気味に進みまた尾根に乗りさらに東進する。
冷水山 山頂  周囲の展望
8:05
冷水山。流石に果無山脈の最高峰。素晴らしい展望だ。
北には後ほど登る予定の護摩壇山も見える。「素晴らしいなぁ」と二人とも声が出る。
「ラクチン登山で合流点から45分で来てしまったね」
山頂の土は霜で白い。展望を楽しみながら軽く朝食にした。
自然林の道と青空 「ホントに気持ちいいわ〜」
8:20
下山開始。黒尾山手前で10名ほどのグループとすれ違った。先ほどのマイクロバスの
一行であった。「早いですね。ピストンでまた別の山に登るのですね」と声をかけられた。
図星だ。帰路途中の護摩壇山に行こうと思っている。

8:55
下山完了。一行のバスには「果無山脈縦走様」とあり、帰りを待っているようだった。
さて、林道を加財まで戻り、三ツ又口から三ツ又谷沿いの林道を北上しR371の寺野へ
抜けて、僕たちは護摩壇山へまたまたラクチン登山に向かうべく車を走らせた。
本日のルート  緑:車で走行したルート  赤:歩行ルート
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