【兵庫】養父市・氷ノ山と朝来市・竹田城趾


山 域】 兵庫県養父市・氷ノ山と朝来市・竹田城趾
【日 時】 2012年10月06日(土) 日帰り
【コース】 1.大段ヶ平 1,100m−氷ノ山 1,510m ピストン
      2.山城の郷−竹田城趾353.4m
【メンバー】MICKEY・矢問  
愛犬ヴァイザーが8月末に他界して、気落ちしている相棒も久々に山に行ってみるという。
2年近く老犬介護でなかなか山に行けずに足もなまっているから、行き慣れた氷ノ山を
大段ヶ平からの最短ルートで行きたいらしい。「まだ黄葉には早すぎるよ。いつもは10
月末から11月初旬だし。」「黄葉の時期にはまた行けばいい。今日は足慣らし」と相棒。

5時半に家を出て中国道で山崎ICへ。3連休で車が多い。加西SAで朝食をとった。
山崎を出てOAPさんの近くのコンビニで食料を調達して大段ヶ平へと向かう。
昨年、横行林道が崩落で通交止めになっていた期間があったが、どのあたりだったのか。
   
8:40
大段ヶ平には3台の車。登山準備をしているカップルと、大きなアンテナを立て始めてい
る無線局、そしてバイクツーリングの人と、無人の車。
準備運動をして出発。気持ちのいい気温だ。ブナはまだ黄葉には早い。
ところどころ赤く色づいたブナ以外の木もあるが、ほんの数本だ。
     
大屋町避難小屋で上衣を脱いでTシャツに。じっとしていると寒いが、歩くと丁度いい。
大段ヶ平で準備していたカップルが登ってきた。「おはようございます」
   
神戸大ヒュッテを過ぎると、上から下りて来る二人連れ。昨夜は山頂避難小屋で泊まった
のかもしれない。雲が多くなってきた。今日は晴天ではなく夕刻から悪くなる予報だった。
   
0:05
氷ノ山 山頂。もう5人ほどいた。やや曇りなので今日は大山は見えない。
写真は半袖のまま撮ったが、流石に1,510mの風は冷たく寒い。上衣を着て薄いダウン
ジャケットも着た。
スマホのアプリ「山カメラ」で周囲の山を見る。「このアプリは大したことないな」
相棒は展望を楽しみパンを食べている。

トイレのある東屋へ行った。「去年の夏、ここでOAPさん達とオフをしたんだ」と僕。
南側の展望を見て、雪の時黄葉の時に三の丸方面から来たことを相棒は思い出した様子。
風が抜けるのでここの2階も今日はなかなか寒い。

無線機を出してD-STARで生駒RPTを試したが今日は抑圧を受けて無理のようだ。
一番近い津山RPTはつながったが、応答がない。相棒は新聞のクロスパズルをしている。
430MhzのFMで徳島の剣山からJQ1EQIさんのCQに応答した。

「う〜ん、ここは寒いので山頂非難小屋に行こう」と移動。
小屋の前にはもう10人以上いたが、小屋にはだれも入らず。
僕らは小屋の中でお湯を沸かしてラーメンを食べてコーヒーも飲んでゆっくりした。
男性が1名入って来てドリップコーヒーを飲んでおられた。

11:45
「今日は足慣らしなのでこれでいいわ」と相棒。「さて、天気も今ひとつだし、下山するか」
どんどんと登って来る人が増えてきた。「流石にメジャーな山だな」

若い女性達も今時の山ガール風のウエアーで何人も登って来る。「流石に若い女性がすれ
違うととても良い香りが漂うね」と相棒。「まだ今月はスズメバチが荒い時期。あの香料が
スズメバチの襲撃には危ないんだけどなぁ・・。UVケアや化粧品の香料だね・・」と僕。

「こんにちは。どちらからですか〜」と元気な声で小学生が先生に引率されて沢山やってくる。
養父市の小学生らしい。「山頂は風が冷たいので衣服に注意して下さい」と言うと引率の
先生が「ありがとうございます。注意します」とおっしゃった。

下山しつつ、生駒信貴山スカイラインからのJP3EJEさんとQSO。
大段ヶ平の手前で長野県からのCQをワッチ。応答しようとしたが、山頂ではないので
感度が悪くて音が途切れる。相棒はもう先に行って姿が見えない。

13:00
大段ヶ平。車の無線機で長野県の高嶺山からのJE0FOQさんのCQに応答。
すれ違った小学生達が乗ってきたと思われる養父市のバスが2台停まっていた。

朝、アンテナを立てていた無線局長さんとお話しをしていると、2009年のフィールドディ
コンテストの日にここでお会いした加古川のJN3EIFさん
だった。
「ホームページも見ましたよ」と綺麗なホームでの交信用の「VOCALOID2-Hatsune Miku」
のカワイイQSLカードを下さった。

中国道に戻らず帰路は、映画「あなたへ」の舞台ともなった竹田城趾に寄って帰ること
にした。竹田の集落も秋祭りで屋台が繰り出している。
竹田城趾は平日早朝でも早朝の雲海狙いで、中腹の駐車場が待ち行列になるほどの
人気となったという。

山城の郷から中腹駐車場までまだ40分から60分待ちだというので、僕らはその山城の
郷に車を置いて歩いて行くことにした。ガードマンは「待った方がいいのでは」と言うが
「駐車場に入るまでの待ち時間で、僕らの足なら帰ってこられるので歩いて行きます。」
と言って出発した。長い駐車場待ちの車の列の横をドンドン歩く。
四国や九州、中部地方のナンバーが多い。「氷ノ山であまり歩かなかったし、丁度いいね」
と相棒。「暑くないし、良い運動になるよなぁ」と僕。 
     
     
     
15:20
竹田城趾には沢山の人がいた。「うわ〜、ほんとに兵庫のマチュピチュよねぇ。ここまで
素晴らしいとは思わなかった。展望もいいねぇ」と相棒。「あの朝来山にやまあそさん達と
登ってこの城趾を見た
。雲海は無い時間だけど、ほんとにいい感じの城跡だなぁ」と僕。
「来て良かった」と相棒。「高倉健さんもここに立ったんだなぁ。あっ、ここは田中裕子さん
が映画の中で宮沢賢治の星の歌を歌った場所だな。漁師役の大滝秀治さんは今週2日
にお亡くなりになったけど、いい演技だったなぁ・・・。」と映画のシーンを想い出す。

16:05
下りは近道の側から下った。山城の郷の土産物店は午後4時を数分前に過ぎたので閉店
準備していた。入り口には映画「あなたへ」のポスターも貼ってある。

北近畿道に遠阪トンネル手前から氷上まで乗ると小雨が降り出した。地道で篠山に向かう。

篠山のデカンショ街道の周囲の畑は丹波の黒豆の最盛期。「黒豆の枝豆を買えば?」
「この時間、まだやっているかなぁ」と僕。「おっ、いつも買う出店がまだやっている!」
車を駐めて2束買った。一束700〜750円と昨年並みに割高。雨はすでに止んでいる。

氷ノ山、竹田城址、丹波の黒豆、と相棒とは久々の寄り道満載の登山日となった。
連休でも兵庫の地道は混まなくて良い。

明日は近場の亀岡市・半国山へ行く予定にした。想い出の半国山なら人は多くないだろう。
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