【奥美濃】貝月山スノーシュー登山
【行き先】 奥美濃・貝月山(1234.3m) 【期 日】 2006年2月12日(日) 日帰り 【メンバー】 山日和、柳川洞吹、Y夫人、ことちゃん、ひいちゃん、矢問 【コース】 揖斐高原貝月スキー場−(リフト)−村境尾根出合−P1226 −貝月山−北尾根下山−日坂スキー場 |
「1234m」と最も覚えやすい標高の貝月山への山日和さんのオフに参加。 5台のMSRライトニングアセント隊とY夫人のTABBS1台の6人で「スノーシューハイク」。 独自の変換をすると「スノーシューハイク」=「スノー衆は行く」となる(^^)v 午前5時15分に5人が集合。Y夫人とご挨拶。山日和号と洞吹号に分乗し出発。 一旦高速を下りて、八日市でことちゃんをピックアップし、関ヶ原ICを目指す。 8:25 貝月スキー場に到着。駐車料金1000円。晴れ間が出てきた。山がキラキラと輝いている。 山日和さんの事前調査で、ゲレンデやリフト乗降口を痛めないスノーシューを履いて乗る のは許可らしい。今日の行程の地図も頂いた。心配りに感謝。 |
初めて見たスノースクートの滑り | リフトに乗って一気に800m地点へ |
8:50 「貝月第2ペアリフト(400円)」に1人ずつ乗る。 変わった乗り物で楽しむ若者達。スノーバイクは見たことがあるがスノースクートを見る のは初めて。スゴイ滑りだ。 リフトで540m地点から800m地点へ7分間で一気に登る。手すりがあり怖くない。 素晴らしい展望の空中遊泳だ。リフトから降りるときが難しい(^^;) |
リフトを降りて振り返ると・・・スゴイ! | 沈みすぎない雪質で快適だ |
昨日、ワカンの登山者がいたとの情報をY夫人がキャッチ。うっすらとその軌跡がある。 最初は右手(西)が植林帯で左(東)が自然林の尾根筋。雪が沈みすぎない固さで歩きよい。 「イワウチワの群生地」と立て札がある。花の時期もこの尾根筋はいいのかもしれない。 この雪質ならラッセル地獄もなく今日は快適に進めそうだ。東側の展望が素晴らしい。 村境尾根までの真南の尾根は雪庇があり、山日和さんが慎重にルート取り。 |
素晴らしい尾根筋 | エイホッ、エイホッ、登れ、登れ |
傾斜のきついところややや斜めの所はY夫人のTABBSはやや滑りやすい。 すかさずことちゃんから「矢問さ〜ん出番よ〜。先行して固めてあげて〜」と声がかかる。 ひいちゃんからも「矢問さんの後ろを歩くと沈まなくて楽よ〜(^^)」とお褒め?の声。 ロードローラー役で先行。体重差もこんな時には役に立つ(^^;) |
天気も上々 「エイホッ、エイホッ」 | 景色を見れば元気百倍! |
「ことちゃ〜ん、左は雪庇だよ〜」 | どっしりとしたP1226への尾根筋 |
「山頂は少し曇ってきたなぁ」 | ことちゃん、ひいちゃん、Y夫人も頑張る |
10:30 村境尾根と合流。ここから見える山々を、山日和さんから次々に名前を教えてもらう。 この山域の山々には全く暗い僕は、他の5名の会話に聞き入っていた。 どっしりとしたP1226に続くこれから登る尾根筋、そして遠く西方には貝月山の山頂が 見える。そこには建物らしきもの(展望台だった)とアンテナが見えた。 昨夜は冬季オリンピックを見ていてほとんど寝ていないので、寝不足でバテることを心配 していたが、この美しい景色と楽しい会話と、快適なペースで全く息が切れない(^^)v。 沈みも浅く快調だ。ここからP1226に向けての南西ルートの登りを先行した。 ここも雪庇があり2年前の踏み抜き事故報告も読んだ。雪庇地点に注意して慎重に先行。 |
「素晴らしい眺望が待ってるよ〜」 | 「う〜ん、実に素晴らしい」 |
「僕が先行して登りますね」 | 「この景色、圧倒されるね」 |
「雪庇の踏み抜きに注意して!」 |
11:10 P1226。「うわ〜、素晴らしい!!」と思わず声が出た。素晴らしい展望が広がる。 「矢問さん、パワフルですね。矢問さんよりいつも早く登るMICKEYさんって超人?」 と山日和さん。今日のペースは本当に楽だ(^^)ラッセルがない雪質にも恵まれている。 西を見ると、もう山頂も近い。展望台とアンテナがはっきり見える。 「ことちゃん、緩い下りは楽だし先行してスノーシューを楽しめば」と声をかける。 「行ってみるね(^^)」とことちゃんが進む。「もっと右へ、右へ。左は雪庇!!」 ことちゃんは何故か雪庇側に今日は吸い寄せられ続けてる。「私の癖みたい(^^;)」と。 「シャクナゲの群生地」と立て札がある。展望台も近い。あと少しで山頂だ。 |
山頂手前の強風にもなんのその | 山頂手前の雪の壁も芸術品 |
山頂はスノー衆6人組が独占だ | 「雪の貝月山登頂に乾杯〜」 |
11:55 貝月山 山頂。1.2.3.4−そうです。誰もが覚えやすい標高1234m(1234.3.m)だ。 風がキツイ。Tシャツにオーバージャケットだけの僕は大急ぎで上着や フリースも着込んだ。山日和さんが素早く風の弱い斜面を見つけてくれ、ランチタイム。 山日和さんとことちゃん、洞吹さんが、雪スコでテーブル作り。 「さあ、山日和流のランチタイム。貝月山登頂、乾杯〜」とそれぞれ鍋タイム&コーヒー タイム。山頂でゆっくりするのも楽しいものだ。会話が弾む。 |
「下山開始!」と山日和さんの号令 | ビューンと下ったものの・・・ミス |
13:30 90分間のランチタイムを終えて、下山開始。山日和さんと僕とで、GPSで北尾根を確認。 今日は、同じ機種のGPSがことちゃんを含めて3台もある(^^) 左の尾根とわかっていながら、次の尾根分岐で斜面をビューンと、すぐもう1本右の尾根 に尻セードしてしまった。先を行く山日和さんと後ろの僕も同時に「あちゃ〜!左隣だ(^^;)」 トラバースして直ぐ西の尾根に行こうかとしたが、雪庇もあるので滑ったところを登り返す。 |
2度目の長距離尻セードだ〜 | 北尾根も雪庇が発達している |
北尾根に乗り村境尾根沿いにしばらく行って、村境沿いに東に下り隣の北尾根に乗る地点 で、ルートを見るとその下り斜度が実にキツイ。「こんなの無理〜」とことちゃん。 「下り間違えたと思った所をそのまま北へ行けばその尾根に取り付けたね」とY夫人。 ごもっとも、ごもっとも。地形図の村境ラインに意識をとられすぎた。 「そこまで読み切れなかったm(..)m」と山日和さん&僕。Y夫人に軍配が上がる(^^)。 傾斜のややましなところでまた長めの尻セード。 「2度の長い尻セードを楽しめたことで良しとしましょう」とみんな笑顔(^^)(^^)。 |
振り返るとスゴイ積雪の上を通過 | ジャングル地帯終了。あとは植林帯 |
「ここから先の北尾根は藪でとても歩きづらいと山スキーの報告を見ましたよ」とY夫人。 なるほど・・・閉口したいくらいのシャクナゲなどの自然林ジャングルがしばらく続く。 このあたりも右手(東側)に雪庇がある。 14:30 Ca1018。ジャングル帯も抜け切れて小休止。この先で村境ラインから北東へはずれて日坂 スキー場へと下る。杉の植林帯の少し急な下り斜面。 山日和さん、ことちゃん、僕はそのまま下り、他の3人は一旦ツボ足で下る。 「下界の声が聞こえてきましたね」とひいちゃん。いよいよ終盤。 スキー場を痛めてはダメなので途中でツボ足の3人もスノーシューを装着して下る。 |
沢右岸の林道への下降地点を下る | 林道を日坂スキー場へ下る |
「ううっ・・・」山日和さんがうなる。「林道があり絶壁だ(@_@);」 「ロープを持ってるよ〜」と洞吹さんが声をかけるも、右へ左へと偵察の山日和さん。 「行ける!下れるよ」と山日和さんの合図。左の崩れた雪の斜面を見つけ、林道へ。 「凍っていたら沢に直行。斜面が凍って無くて良かった」と山日和さん。 橋を渡り沢の左岸へ。積雪の林道を下る。 15:40 日坂第2リフトの下へ出た。ここから貝月スキー場の駐車地点へは徒歩10分だ。 スキーやスノーボードをしている横を不似合いな「スノーシュー6人組」。 「集団じゃないとちょっと恥ずかしくて歩けないね」と洞吹さん。同感(^^) スキー客で超混雑の池田温泉で汗を流す。今日の核心部はこの温泉の混雑かも。 八日市でみんなで夕食をとり、ことちゃんとお別れ。 「山日和さん、洞吹さん、長時間の運転、そして数々のご配慮ありがとうございました。 ことちゃん、ひいちゃん、そして初対面のY夫人、楽しい一日をありがとうございました」 天気にも恵まれて雪の奥美濃の山を満喫出来た一日だった。21:50自宅へ帰着。 |
本日のルート |
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