【越美】冠山へ紅葉登山
【山 域】 越美:冠山 【日 時】 2009年10月24日(土) 【コース】 冠山峠−P1156m−冠平−冠山 【メンバー】MICKEY・矢問 |
今年の春3月に、残雪期の「冠山」にロングコースで山日和さん達と登った。 まだMICKEYはこの山に登ったことがないので、紅葉時期に冠山峠から短距離で登ろうと 考え、朝4時半に家を出た。 武生ICで降りて国道417号線を目指し、冠山峠を目指す。 紅葉時期には登山者が多い山でも知られている。山頂は狭い。早い時間に登るのが良い。 今年の春3月に、山日和さん達と出発した地点も通過して、今はゲートも開いている国道 417号線を峠まで車で一気に上る。「うわ〜、すごい紅葉で綺麗ね〜」麓とは大違いで、 高度を上げると山の斜面は落ち着いた渋〜い色の紅葉が広がっている。 下山時に休憩した「カーブナンバー8」の所も良く覚えている。登りの時に道に飛び出した 「カーブナンバー2」の所もしっかり記憶していた。 下山路として今年の春にこの道に下山してきた堰堤のところも確認できた。 「ここで沢の水をがぶ飲みした。この3月はここからずっと道沿いに下まで下山した。」 「ひぇ〜。ここからずっと今登ってきた道を下ったの?すごい距離の下山だったのね」 |
冠山峠の地蔵/この横は金草岳へ | 冠山峠から冠山が見える |
冠山峠には先着車が7台停まっていたが、冠山方面へ行く人は4人ほどのようだ。 8:20 冠山峠を出発。ダム湖に沈んだ徳山村はじめ町村統合で名前の消えた村などの石碑もある。 細い登山路はしっかりしていて迷いようも無い。斜面もプラ丸太で土止めした階段状の整備が されている。 |
登山道は細いがしっかりしている | 斜面には階段状に |
8:45 1156mのピーク。今年の3月はここからの冠山の展望は素晴らしかったが、無雪期は 草木が茂っていて背伸びして何とか見える。「この草木がみんな雪の下だったのか・・・」 ここからはルートをしっかり記憶している。やせた尾根、アップダウンの斜面。 |
渋い色の紅葉 | 振り向いた景色 |
雪の斜面のアップダウンでヒーヒー言った斜面は、プラ丸太で階段状になっていた。 「ゆっくり登ってよ」と言っていたはずのMICKEYのペースは速くてもう姿が見えない。 |
ブナ林も色づいている | 冠平が見えてきた |
ぐるっと時計回りで冠平の方へと進む。右手に斜面が見えてきた。 「3月はこのあたりから斜面の登攀にアタックしたなぁ」と改めて見上げた。 |
冠平 | この岩の斜面を登る |
冠平からの冠山 |
09:20 冠平。 MICKEYに追いついて周囲の紅葉展望を楽しんだ。「綺麗だなぁ」 3月には雪の下だった遭難石碑も今日はちゃんと読める。 |
岩場を登る | ロープもある |
先行者が3人、岩の斜面のロープ場を登っているのが見える。僕らも登るべくそちらへ 向かった。この春の残雪期はここをアイゼンを効かせて下ったのだがなかなかの斜度で あったのを思い出す。 先に僕が登って、MICKEYがあとに続いた。細いロープより岩を持つ方が安定する。 稜線に出た。右手の端の方で2人が食事をされていた。 僕らは三角点のある山頂へと左へ進む。 |
山頂稜線からの西の展望 |
冠山 山頂 1256.6m | 山頂から北の展望 |
09:35 山頂。ご夫妻と、地質調査の男性が1名の3名。ぐるり展望を楽しんだ。 「あれが徳山ダム。この前NHKでやっていただろ」「あれがそうなのね・・・」 今日は昨日までは「晴れ」予報だったのに、今日になって「曇り時々晴れ」状態にかわり 太陽が雲の奥に見える。「紅葉斜面に太陽があたったらもっと鮮やかなのになぁ」 「暑くないし、これはこれで良いのでは」とMICKEY。しばらく座って休憩。 MICKEYは無線機を出してFMラジオを聞いている。 僕は夜叉ヶ丸に登っているはずの丹波のたぬきさんご夫妻をコールすれど、応答なし。 ブヨのような小バエが沢山飛んでいて落ち着かない。さらに下の方からは登山者の声が 聞こえだした。お互いに顔を見あった。「早く下りた方がよさそうだ」の以心伝心。 10:00 「山頂は狭いし、弁当にも早い。岩場で渋滞になる前に下山しよう」と出発。 岩場を下り、登山道を進むと、どんどんと登山者が来る。最初は数名すれ違っただけだっ たのが、15名のグループや10名のグループなど、その数たるやすごい。 「早く登って早く下って良かったね」とMICKEY。「もうすれ違ったのは80名を超えた からあの岩場や山頂は間違いなく大混雑だな」 |
下山路も気持ちが良い | 数珠繋ぎの駐車している車が見える |
10:35 丹波のたぬきさんを無線機でコール。お二人から応答があった。 あちらも人が多いそうで、三周ヶ岳までは行かずに夜叉ヶ丸までで下山予定とのこと。 まだまだ多くの人とすれ違う。「山頂までに広いところはありますか」と聞かれる。 「冠平ならこの登山道よりはずっと広いですよ」と答えると、「ありがとう。そこで昼食にしよう」 と言うグループと分かれた。 「今度は下山時の車同士の道でのすれ違いが気になるなぁ」 「あの道はすごく狭いものねぇ」 |
朝とは大違いの車の数だ |
11:05 冠山峠。朝とは大違いの車の数にびっくり。100台はかるく超えている。 登山者ばかりではなく、ここまで紅葉だけを楽しみに来た人たちも多い。 細い国道の途中ですれ違ったのは4台で済んだ。ふくらみのある位置まで戻ったり進んだ りして譲り合う。下から登ってくる車が見えたらふくらみで待機しておくのが無難であり MICKEYが下の方を観察してくれていて車がくるかどうかの指示をくれたので助かった。 武生ICから高速に乗り、南条SAで山で食べるはずの弁当を熱いお茶で食べた。 吹田IC付近で枚方の国見山からCQを出されているおなじみのJM3GVHさんに応答。 午後4時半に帰宅完了。走行距離往復510kmの紅葉登山も無事終了。 お風呂に入って食事をして午後8時半からの「沈まぬ太陽」を映画館へ観に行った。 映画が始まる前にD-STARで生駒RPT経由、藤沢RPTにて掲示板に書き込んで下さった 7L3KILさんをコールすると、運良くワッチされていて初QSOが実現できた。 映画が終わったのは、日付もかわる0時過ぎ。丸一日、二人ともよく遊んだものだ。ふぅ。 |
本日のルート |
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