【北摂】剣尾山を登ってパスタランチオフ


【山 域】 北摂・剣尾山
【日 時】 2012年1月9日(月・祝)
【メンバー】あっき〜・ヒラリー・ビッキー・矢問
【コース】 行者口・登山口−行者山−六地蔵−剣尾山(784m)
      −国界手前−旧登山道(廃道状態)−登山口
      ・・・・三田市のは〜ぶしょっぷ「香器」でパスタランチ
去年10月に芦生に行った帰りに矢問さんが話してくれた綺麗なサラダとパスタを、展望の
良い山に登山してからランチに行きたいわ〜」と、あっき〜さんとヒラリーさんからの希望。
「登山してからランチに??」ランチタイムに下山する必要がある。時間配分が難問だ。

頭に浮かんだのは「困ったときの剣尾山」。剣尾山の最短下山路を使えば何とかなる。
遠方のヒラリーさんとあっき〜さんは早朝に集合地に来てくれないと無理だが「行く」という。

ただし、最短下山ルートは地形図には破線で残っているものの廃道となっていて僕ら夫婦
くらいの物好きしか通っていない。まっ、芦生の赤崎尾根を下れた2人だし大丈夫だろう。
2日前の7日に妙見山に一緒に登ったビッキーさんも、同行参加することになった。

「おはようございます」ビッキーさんが先に到着。お父様が当たったというタイガースの
トラッキーのフィギュアや能見投手のサインボール、ウエストポーチをもらった。感謝!
あっき〜さんとヒラリーさんが乗った電車も、8時少し前にJR川西池田駅に到着。

「あらっ!」「うわっ!」とヒラリーさんとビッキーさんの声。ノースフェイスの同じ迷彩色の
上着を着ていたのだ。なんという偶然。「やぶこぎルートも匍匐前進しそうな服だね」と僕。

矢問号に荷物を積み込み、剣尾山の登山口へ出発!
「登山も楽しみだけど、パスタランチとハーブティーが今日は何よりも楽しみだわ〜」と3人。

8:40
登山口手前のふくらみに車を停車。みんなに地形図を配布し予定ルートの説明。
「下山時に使うルートはきっと滑るのでストックを持って行って」と、3人にストックを貸し、
軽く準備体操をして出発。 
   
 大日岩  「本堂が見えてきたわ」
毛抜塔のある岩も、葉が落ちた今の時期は登山道からでも左手に見える。

9:00
大日如来が刻まれた大岩。「大きいね〜」と3人。「胎内くぐりなどの修行場の方にも
行きましょうか。そちらからも登山道に出られますよ」というが、ヒラリーさんが「今日は
パスタのためにも時間短縮でパス〜」という。
登りですでに体も熱くなったのでみんな服を1枚脱ぐ。
   
「大きな岩ね〜」  「雪が出てきたわね」
展望岩のところでも「集落が一望できるので登りましょうか」と言うが誰も手をあげない。
みんなこの後がどうなるのか不安なのか「体力温存」という所だろうか。
雪が見え始めた丸太の土止め階段に化した登山道をどんどん登る。
   
 「うわっ、滑りやすいわ〜」  「六地蔵にお参りしましょ」
10:00
六地蔵。雪がしっかり残っている。「この正月の日付の赤い布も多いよ」とビッキーさん。
「ここからは雪の上が滑りやすいので注意してね」と僕。
   
 月峯寺の跡の説明文を読む  「お地蔵様が多いね」
月峯寺の跡地。いまある麓の月峯寺の位置も地形図で説明。
「まだボロボロのお堂が複数有った頃はここを通るのが不気味で恐かったよ」と話す。

「あと一息で山頂で〜す」と僕。
「その、あと一息が本当かどうか怪しい!」とあっき〜さん。「ホントですよ!」と僕。 
   
山頂の小さな祠も雪に囲まれている   山頂は展望最高!
10:15
剣尾山 山頂。記念写真を撮った。男性1名がすぐ先で裸になって汗をふいている。
晴天とまではいかないが青空もあり風もなくて今日は展望も良い。
ビッキーさんから飴を戴く。あっき〜さんからチョコを戴く。
   
 少し休憩  「景色が綺麗だわ〜」
無線機ID-31でD-STAR生駒RPTをカーチャンク。届いたが静か。430FMでは山ランの
人達がCQを出されていたが、今日は応答せず、みんなに周囲の山の説明をした。
しばらく休憩して展望を楽しむ。別の男性1人が登ってきた。
   
 「滑りやすいから注意ね」 「ウワッ、滑りやすい!」 
10:25
風が出てきた。岩の上のあっき〜さんが「寒い〜」と言うので下山開始とした。
「ここからは下りの踏み跡がつるつるなので気をつけて」「了解」と先に行く3人。
「あっ、ストックを忘れた」と僕は山頂へ取りに戻った。
国界方面から男性3人がやってきた。「おはようございます」と挨拶。

摂津と丹波の「国界」の石柱の所。「北面のルートから登ってもここに出てきますよ」と説明。
「最短で下るにはこの少し手前の地形図の破線を下るか、もう少し先の横尾山に登る手前
から下って林道終点に出るかだが・・・こっちは廃道のようになっているしなぁ・・」と思案して
いると「最短ならここから下りましょうよ」と、あっき〜さん。
他の2人も「それで良いですよ」と言う。ビッキーさんの靴が捻挫でもしないかと心配なのだ・・。

1999年11月に助役主催の囲炉裏の新村民女性のオフをした頃は、この先の横尾山までの
細い尾根ルートも、いまは全くその面影もなく、横尾山までもしっかりとしたルートがついている。
(何より、横尾山の笹に埋もれていた三角点横から今や三草山方面の展望があるのだ!)

さらに前の1993年や1996年頃は横尾山に行くにはクマザサをかき分けて行く始末だった。
(鹿の食害もあり今や横尾山の山頂周囲の笹や藪がほとんど無くなっている)

「では少し戻って西に時計と逆回りで沢筋ルートに下ることにします。ビッキーさんの靴は
登山靴ではないので確実に雪が入り込む斜面。スパッツを着けて」と僕のスパッツを貸す。

15年近くこのルートからは下っていないが、息子達とこの谷筋を何度も下りたことがある。
雪で岩が滑ったりイバラが生えていたり、今ではあまり人は通っていないルート。
雪がかぶってややわかりにくいが、鹿の足跡があるのでぬかるみもうまく避けられる。
大きなつららも岩にぶら下がっている。「うわっ!」ヒラリーさんが滑って尻餅。
「頑張って!あと少しで傾斜も緩くなり明確な古い道に出るので。」「前の芦生の下山に
比べたら断然マシですぅ」とあっき〜さんとヒラリーさん。スキーをするビッキーさんも
「ぜんぜん大丈夫〜」と言ってくれる。パスタランチのためなら女性達は強いのだ!
   
「ふぅ〜、林道に出ましたね!」   「やはりアドベンチャー付きね」
「このまま谷筋の右岸を行くとみんなは歩きにくいだろう。このあたりで左岸に移って
林道に出ましょう。時間短縮にもなるし」と僕。「了解〜」と3人。

11:20
10m程ヤブコギすると林道。
「うわ〜、これは楽ですね〜。林道に出て正解正解。お腹が空いた〜」と3人。
「やっぱり今日も道無きアドベンチャーがあったわ〜」とあっき〜さん。

ここからはまっすぐ林道を下れば駐車地点。のんびりとお話ししながら下る。
あっき〜さんと僕は先に歩き、やや後ろにヒラリーさんとビッキーさんが続いた。

11:50
岩谷ダム湖を過ぎると駐車地点。

「さて、パスタに行きましょう。ホントにお腹が空いた〜」と3人。
今日の歩行は、たったの1万1千歩だった。「これじゃ、痩せないなぁ」と僕。

「今から向かいます」と三田市の「は〜ぶしょっぷ香器」に連絡し、車を飛ばす。
   
 「花のように綺麗なサラダね!」  季節限定「猪肉パスタ」
 12:30
到着するなり、あの綺麗な花のようなサラダと「七草がゆ」を用意して下さった。
「うわ〜、このサラダ綺麗〜!」と3人。全員が季節限定の「猪肉パスタ」を頼んだ。
「パスタの概念が変わったわ。おいしいし、ヘルシーよねぇ!!」と3人。
サラダの各山菜や野菜のママさんの説明に質疑応答タイム。3人ともとても熱心。
「猪肉も全く癖がないし、堀川ゴボウもとても太くて柔らかいわ〜」と満足げ。
   
 各体調に合わせたハーブティー  京都西陣の「五辻の昆布」も
ハーブティーも、それぞれの体調を言うとそれに合わせてブレンドして下さり、お菓子や
お正月の間限定(多分1月中)の京都西陣「五辻の昆布」の金粉入りのワカメ茶と桜の
花のコラボの「おおぶくちゃ」も出して下さった。「何もかもがオシャレね」と女性3人。
ハーブティーの飲み方も、女性3人はそれぞれマスターに質問し、お勉強タイム。

「登山後のお年玉よ。帰ったらお風呂で使ってね」とバス用のハーブをみんなに下さった。
それぞれが真鍮カウベル やお菓子の小物も買い「また来ますね!」と満腹で香器さんを
あとにした。

「あ〜満腹。大満足の一日でした」と、朝が早かったヒラリーさんは眠そう。
JR川西池田駅で解散。そのあと少し小雨がぱらついた。天気がもってくれて良かった!
は〜ぶしょっぷ香器さんのおもてなしで、お腹も満腹、ほっこり心も温まった1日だった。

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は〜ぶしょっぷ香器さんで「パスタセット(花サラダ+パスタ+ハーブティー)」を楽しみに
  行ってみようと思われている方は、事前にお電話をされることをオススメします!
                 TEL079-569-1782
  花サラダ作成に約20〜30分ほど要します。行ってからご注文をされる場合は、
  少し待ち時間が発生いたしますので、ご了解のほど、よろしくお願いしますね〜
 本日のルート  緑線
 
   この1つ前は「【北摂】大堂越から妙見山そして秋葉山」の記録です