【六甲山系】鳥原貯水地から菊水山・鍋蓋山
【山 域】 六甲山系/鳥原貯水地から菊水山・鍋蓋山 【日 時】 2010年11月28日(日) 【コース】 鳥原貯水池−六甲縦走路−菊水山458.8m−鍋蓋山486.2m −平野谷−七三峠−五宮町−鳥原貯水池 【メンバー】矢問・MICKEY |
愛犬も老犬となりおしっこ散歩の我慢がきかなくなってきたので、今日も遠出ができない。 六甲縦走をして以来の菊水山と鍋蓋山へ行ってみる。もう15年ぶりくらいになるが、階段 だらけのおもしろみのない登りが変に印象に残っている山だが、展望は良かったと記憶。 来週はこの2座を山ネットが歩くようなので情報収集も兼ねる。 今日も、近いし高速道路利用で遅い出発。 |
9:00 鳥原貯水池に向かう石井町登り口に100円パーキングがある。そこから貯水地へ登り、 水源地の周囲を歩いて行くと、水源地周囲の紅葉が綺麗だ。石井川の三日月橋をわたる。 「お線香の香りが漂ってきたね」と進むと不動明王をまつる立派な地蔵尊の祠がある。 |
鵯越駅からのルートと合流し六甲縦走路を歩くが、二人ともほとんど記憶が飛んでいる。 ぽつりぽつりと地元の人らしき人たちが下山してくる。所々に休憩ベンチがあり、温かい 食べ物を作って歓談されている姿もある。地元の憩いの場のようで楽しそうだ。 駅の横からNTT中継アンテナが目立つ菊水山が見える。 9:35 鈴蘭台の水処理場を過ぎるとぽつりと喫茶店がある。マスターと将棋や囲碁をして勝つと 半額になる店らしい。ここから細い登り道が始まる。 そして記憶していた階段の登りが続く。すぐに汗が出だした。相棒はすでにTシャツ。 振り返るとゴルフ場はじめなかなかの展望。しかしこの階段登りはうんざりする。 相棒のペースが速まった。いつも登りではターボエンジンでもついてるのかと思うくらい にペースが落ちなくて登っていくのでついて行けない。ふぅ。 |
10:15 菊水山。風がきつくてじっとしていると寒い。東屋のベンチで二人とも上衣を着た。 VX-8でAPRSを発信。なかなか反応がない。「ロケーションはいいのになぁ・・・。」 発信を繰り返すと、姫路のJI3YVA局に届いたようだ。ありがたい。 |
VX-8にてAPRSを発信 |
無線機をつけた男性がやってきて、なじみの人と話されている。 「人ちがいならごめんなさいね。ひょっとして矢問さんとMICKEYさんでは?」と声を かけられた。「はい。そのお声はGTRさんですか?」と返事すると、笑顔で頷かれた。 やはりGTRさんだった。交信はしたことがないものの、お互い共通の山での無線局長と の交信を聞く機会が何度もあったのでその声は耳で知っている。JK3GTRさんだ。 握手と山用の名刺交換をした。相棒も久々に「MICKEYさん」と言われて照れている。 つい先日、大病での大手術を克服して登山と無線に復帰されているパワーに脱帽だ。 |
10:45 お昼には早すぎるので鍋蓋山でランチにすべく、GTRさんに挨拶し鍋蓋山へと向かった。 「これからは、無線でもよろしくお願いします」「またお空でお会いしましょう」 歩き始めてすぐ、有田のセンバ山からCQを出されていたJK3ISCさんに応答。 |
標高はこれから行く鍋蓋山の方が25mほど高いのだが、ここから一旦急降下する。 「せっかく登ったのにもったいないよね〜」とMICKEY。 「それ、六甲縦走の時にここを通ったときにも言ったと思うよ」と僕。 道路の上にかけられた天王吊り橋を渡って登りに入る。小学生がだくさん下りてきた。 いつものごとくMICKEYが先にどんどん登っていく。 「ホンマに元気やなぁ・・・。ついて行けない・・・。衰えたかなぁ」 |
11:50 鍋蓋山。ここの山頂の雰囲気は記憶から飛んでいた。沢山の人が展望のきく側で食事を されている。空いているベンチで温かいラーメンとうどんを作った。 風が冷たくて寒いので僕はジャンパー、MICKEYはダウンを着た。 菊水山のGTRさんを無線機でコールすると、高御位山のJP3MXFさんが応答。 そのすぐ後に、菊水山から下山を開始されたGTRさんと交信できた。 12:30 鍋蓋山からの下山ルートは極楽谷に下ろうかと思っていたが、七三峠から平野谷の右岸 尾根を下り平野谷沿いに五宮町へと下山することにした。 |
とても静かな尾根道だが、下り始めるとイノシシの掘り返しが尋常ではない。まるで工事 現場状態。しばらく歩いても下山するというより何度かゆるい登りがあるので下山してい るという感覚になりにくい。 |
谷筋の紅葉がとても綺麗だ。途中でご夫妻が立ち止まっていた。道に迷ったらしい。 これから登るとのことで現在地とルートを地図で説明した。 右下の支尾根に大きなイノシシが見えた。後ろのMICKEYに教えるとうり坊も出てきた。 親がこちらを見ている。熊鈴を取り出して鳴らし、声を出して追い払う事が出来た。ホッ。 古いiPod nanoにゴルフボールのようなスピーカーをつけて音楽を流した。 |
以前、氷ノ山で熊のガサゴソ音があった笹藪でラジオの電波が入りにくくて熊よけの ラジオ音を出せずに困ったことがある。iPod利用なら動物にも聞こえてわかるだろうと 今日持参して試してみたのだ。「いいかも知れない」「本当は静かなままで歩きたいね」 この後も素晴らしい紅葉が続く静かなルートだ。 |
平野谷を下っていくと年配の女性達も下山中だった。自転車に乗った男性と会話していた。 山中で自転車に乗った人を見ると「やまあそさんかな?」とMICKEYが言う。 「ありゃ、やまあそさんじゃないよ」と、その人達を抜いて先に行く。 まだまだ紅葉が綺麗なルートだ。古い民家の横には椿の大木に白い花が沢山咲いていた。 14:00 五宮神社の横を通って五宮町に出た。あとは歩道を駐車地点の石井町まで10分ほど歩く。 駐車地点からは、北野異人館通りを通って西宮市、芦屋市と抜けて地道で帰ることにした。 帰路で、D-STARにて六甲RPT−生駒RPTで軍行橋を走行中のJN3VDEさんとQSO。 帰宅すると、先週とは違い、老犬ヴァイザーはおしっこのお漏らしをせず散歩を待ってい てくれた。 来週は土日とも大掃除をするので、山ネットのサポートに参加出来ない。 今日歩いた際の視障者やサポーターへの注意点を、来週歩く山ネットのリーダーにメール しておいた。 |
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