【兵庫県】篠山市・花の小金ヶ嶽から三嶽


【山 域】 兵庫県篠山市・小金ヶ嶽から三嶽
【日 時】 2009年4月26日(日) 日帰り
【コース】 川阪−P535m−小金ヶ嶽−オオタワ−三嶽−鼓峠
【メンバー】矢問単独 (下山途中で逆ルートのやまあそ隊と会う)
シャクナゲも期待して、やまあそさんが修験道ルートのオフのアナウンス。
丹波のたぬきさんご夫妻や、かねちゃん達も参加するらしい。集合時間が9時半とのこと
なので暑がりの僕は一足先に逆コースで回り、途中で会う予定にさせてもらった。

(先週からやまあそさんの掲示板に訪問できないので詳細がわからない。目的のURLを
クリックすると全く目的外の犬のブログに飛んでいく・・・。NTTもNiftyも初のケースで対応
不可との事だった・・・)

やまあそ隊は4名が無線局なので無線でQSOしながら途中でランデブー予定。
地形図には鳥居印と波線があるが、川阪の登り口を車中から見たものの判然としない。
旧西紀町の町の花はシャクナゲ 鼓峠
まずは、朝6時にみんなの出発点であり、僕の下山点となる県道97号線の「鼓峠」に
折りたたみ自転車をデポしに行く。鼓峠は分水嶺でもあり光秀の古戦場でもある。
川阪から南にある鳥居マーク地点 コバノミツバツツジの尾根
6:15
県道300号線のふくらみに駐車し、出発。道路の気温表示は8℃で肌寒い。
駐車地点から100mほど東に川にかかる細い鉄の橋があるので渡る。鳥居印への明確な
踏み跡が見つけられないものの、そのまま強引に尾根に乗れば左から踏み跡が現れた。

「みはらしの丘」という立て札の横には空っぽの祠と、その横にはベンチがあるのみ。
ここが「秋葉神社跡」。ウグイスが鳴いている。

ここからは、コバノミツバツツジが綺麗に咲いている支尾根。ヤブツバキも咲いている。
祠の左手の踏み跡を南進し、P535mを目指す。落ち葉の層が厚く傾斜もあり滑りやすい。
気温が低く、冷たい風が吹いており暑がりの僕も今朝は熱くならない。
P535mへの登り P535m地点・川阪砦跡
7:05
P535m。川阪砦跡。
ここから一旦下り、また稜線への登りが始まる。この鞍部には地形図の「川阪」の
「川」の字からの道も鞍部にまで通じているのかもしれない。
大きな岩場はどちらからでも巻ける 「岩門」 人も通過可能
15分ほど登ると大きな岩場。どちらからでも巻ける。が、「おおっ!」大きな穴が開い
ている。人が通れる大きさの「岩門」である。
稜線道に出た ヒカゲツヅジガ咲いている
7:35
稜線に出た。ここから小金ヶ岳や三嶽には何度も歩いている尾根ルート。西進する。
南風がきつくて冷たくて寒い。ウインドブレイカ−代わりに雨具をはおる。
コバノミツバツツジも多い尾根 本郷方面
木々の間から小金ヶ岳が見える。岩場の北側にはヒカゲツヅジが綺麗に咲いている。
コバノミツバツツジも多い尾根だ。北側に開けたところがあり本郷方面が綺麗に見える。
小金ヶ岳。725m 来たルートを振り返る
8:00
小金ヶ岳。725m。去年の4月には母と筱見四十八滝から来た山頂だ。
コバノミツバツツジが沢山咲いている。風がさらにきつくなり、霧雨が時々降る。

無線機をつけてみると、やまあそさんが僕をコールしている。鼓峠でみんなを待っている
らしい。集合時間の9時半までまだまだあるが、車1台を川阪に回しておくらしい。
続いて丹波のたぬきさんとも無線でつながった。いま粟柄峠を車で走行中らしい。
これから行く三嶽 三嶽手前の岩稜帯
「三嶽の山頂くらいで会えるようにゆっくり行きます」と僕はオオタワに向けて出発した。
ここからもコバノミツバツツジとヒカゲツツジが沢山咲いている。それにしても寒い!

真新しい鎖をつけた鎖場が4カ所ほどあったが、全く鎖を持つ必要がなかった。
なかなかの岩稜尾根コースだが、躓くことさえ注意すれば危険はない。
岩稜帯を振り返る オオタワ
振り返ると、今まで下ってきたコバノミツバツツジが赤く点在する岩稜が一望できる。
植林帯に入ると、昨日の雨が登山道に流れており、その左側を歩いた。

8:50
オオタワ。ここも直近では去年の10月にオオタワから三嶽と西ヶ嶽へと登っている。
霧雨が時々降る。女性数名が登山開始の用意をされている。男性も1名用意をされている。
ここの広場の桜はほとんど散っており残っている花は少しだけ。

オオタワを出発して直ぐたぬきさんから無線が入った。やまあそさんと鼓峠で他のみんなを
待っているとのこと。

あのうんざりする土止めを兼ねた階段を上らないとならない。暑くて雨具の上着を着たり
脱いだり。階段が終わるとホッとする。ムシカリの白い花が咲いている。
今日は一日曇りで降水ゼロ予報もはずれたのか、時々日が差すが、すぐに曇り冷たい
強風プラス時々霧雨。さらにガスまで出てきた。
三嶽。793.4m 三嶽山頂の山桜はしっかり咲いている
9:30
三嶽。793.4m。山頂の山桜がまだ沢山咲いている。
霧雨から小雨に変わり風もきつくなってきた。「う・・・寒い」

FM430MHz帯で、金剛山系湧出岳からJH3JFFさんがCQを出されていたので応答。
あちらも風がきついようだ。
オオタワにいた男性が登ってきた。このあとまたオオタワに下って小金ヶ岳へ登るとか。

今日はツェルトを持参していないので、高床式の中継建物の階段下に潜り込んで、雨をし
のぎ、時間もたっぷりあるし、やまあそ隊を待つことにした。「あっ!」ここからは鼓峠に
下って、あとはデポした自転車で坂をくだり川阪まで行くのみ、と安易に構えていたら、
自転車の鍵を車の中に忘れてきたことに気づいた。「しまった・・・」
地形図を見ると鼓峠から車道を下ってヘアピンカーブから東進する波線がある。昔の道だ
ろうが、それを抜けれれば車まで1時間で行けそうだ。歩き足らないしちょうど良い。

やまあそさんに無線で「いまどのあたり」と聞くとまだ全員そろわず先行して登り始めた
ところとか。稜線に出て三嶽に着くのは1時間くらいかかりそうとのこと。

コーヒーをわかして、パンを食べつつ無線をワッチしたりして時間をつぶすことにした。
D-STARで生駒RPTの声はメリット5でワッチできるのに、5Wでは届かない。
六甲西RPTにはかろうじて届いて反応が返ってくる。
FMでは昨日と今日は「ALL JAコンテスト」のはずだが、えらく静かだ。

10:40
三嶽の山頂で70分経った。冷たい風とガスと霧雨でとても体が冷えてきた。
やまあそさんとたぬきさんを無線でコール。しみけんさんがピックアップしてくれた。
やまあそさん曰く「山頂は見えるが、まだ山頂まで40分はかかりそう」とのこと。
寒くて我慢できないので、下山開始して途中で登ってくるやまあそ隊と会うことにした。
石楠花の蕾や花が出だした 三嶽に向かう「やまあそ隊」とお別れ
やまあそ隊の登ってくる尾根は教えてもらっている。尾根への取り付き点の踏み跡はない。
雪圧で寝ている笹の斜面を見当でつっこんでいき尾根筋を下り始めた。時々古いテープや
紐があることから、この尾根も人が通っているのがわかった。すぐに石楠花が現れた。
綺麗に咲いている。この尾根筋はしばらく急だがあちらこちらに石楠花が咲いていてる。
遠く下に人の気配がした。「お〜い」と叫ぶと「わ〜、矢問さ〜ん」とやまあそさんの大声。

10:50
やまあそさん達と合流。後続はまだのようだ。無線や掲示板やメールでは何度かやりとり
しているしみけんさんと初対面のご挨拶。VX-8やGPSオレゴンの現物で、しみけんさん
にはいろいろ教えてもらいたいことがあったが、今日はあきらめるしかない。残念。
たぬきさんご夫妻、OAPさん、わーさん、to_ryou さん、かずさんなどどんどん後続が来た。
遅れて登ってきたかねちゃんも登場。やまあそ隊は9名のようだ。

「後続全体がやっとわかった。ここが今日の集合場所兼合流点やねぇ」と笑うやまあそさん。
「石楠花と、急斜面のアドベンチャールートやったよ」と母たぬきさん。お菓子を頂く。
あちらこちらにシャクナゲ 下山尾根は本当にシャクナゲの多い
みなさんと分かれ、石楠花の咲きみだれる急斜面を、尾根をはずさないように下る。
沢登りでも石楠花が現れると、枝が入り乱れていて通過しにくいのは経験している。
オラウータンのように枝にぶら下がったりしつつ、花を楽しみながら下る。激急斜面!
右に左にと枝をよけて進むので頻繁に磁石で方向の確認は怠れない。
「おや?」と一本左の尾根に入りかけて気づき斜面をトラバースし軌道修正。
一変して快適な尾根ルート
傾斜が緩くなると、今までとは一変して左は自然林、右手は植林帯の快適な尾根ルートと
なった。あとは踏み跡もしっかりしてきて迷うことはない。竹林がでてきた。もうすぐだ。

11:40
朝、自転車をデポした鼓峠にでた。自転車の鍵忘れで、快適になるはずのダウンヒルが
できない。サドル下にパンが2つ。丹波のたぬきさんからのプレゼントだ。
道沿いの白い石楠花を見ながら車道を下ると、見覚えのあるみんなの車が置いてあった。
通れる道が続いていることを願いつつ、ヘアピンカーブの先の東進路へと入る。

しっかりした林道だと安心したのもつかの間、倒木が道をふさいでおり車なら進めない。
林道は南南東へと延びているが進むのは東進路。踏み跡はない廃道のような谷筋に入る。
しばらく登りで右へ左へと谷筋を渡りながら峠地点に出た。これが今日一番暑かった。
ここからの下り東進はしっかりした未舗装の林道で歩きよい。

12:20
カードレールが見え、オオタワにつながる県道301号線に出た。どんどん東へ進む。
炭焼きをされている 道沿いにも石楠花の花
道沿いに多くの薪が積み上げられている。その先に煙が出ている窯があり、炭焼きをされ
ていた。近道をするために、車道をぐるっと回らず、田んぼで苗代をつくっておられる男性に
会釈し、あぜ道を通らせて頂き細い鉄の橋を渡り県道300号線に出た。

12:40
車に到着。やまあそさんの車もあった。鼓峠から徒歩でぴったり1時間。予測通りだ。
自転車を回収に鼓峠に向かう。たった10分で鼓峠に着いて回収。

来た道を帰りつつ、やまあそ号のそばから無線でコール。オオタワの東屋で食事にして
OAPさんの号令でオオタワから小金ヶ岳へ登り始めたという。
みなさんに無線で挨拶して、帰路についた。
14時半には自宅に着いて、風呂に入ってさっぱりできた。本日の歩数は19,483歩
多くの花を楽しめた一日だった。やまあそさん、皆さんありがとう!
本日のルート
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