【金剛山系】金剛山と湧出岳
【山 域】 奈良県御所市・金剛山と湧出岳 【日 時】 2008年12月13日(土) 【メンバー】矢問単独 【コース】 石ブテ尾根−六道ノ辻−大日岳−国見城跡・金剛山 −葛木神社−湧出岳−六道ノ辻−太尾塞跡−太尾 |
金剛山に初めて登ったのはもう9年前になる。山ネットの下見にMICKEYと行った。 その次は5年前に高天谷からMICKEYと沢登りで行った。 人が多いし、植林が多くてあまり行く機会がない。今回はどこから行こうか・・・。 石ブテ尾根なら人が少なそう。帰りは太尾を下ろう。 家を7時に出て阪神高速で三宅まで。あとはR309号を走り、水越トンネルの手前の道 を入り、トイレの先のトンネル壁沿いに車を置く。もう多くの車が駐車している。 8:55 出発。トイレの裏の林道に入るとすぐに右への登山道があり2時間で山頂と記してある。 今日はそこを進まず沢沿いの林道を行く。1キロほど行ってから、車の施錠をしたか不安 になりまた戻る。「あ〜あ、ちゃんと閉めてたか・・。最初から疲れたなぁ・・・」 |
左の沢沿い林道へ行くも・・・ | この先はヤブが濃くて駄目 |
林道が右は舗装路で上へと、左は沢沿いの草ぼうぼう。石ブテ尾根にとりつくには左。 左の未舗装路をしばらく行くと黒い水管ホースが道沿いにある。道沿いに水が流れている。 「うわっ!」スゴイ激ヤブで前に進めない。沢に下りようかとも思ったけど、右の林道に 戻り、先の尾根の出合で尾根に登る手を考えて右上の林道に強引に斜面を登り進んだ。 |
左の尾根へ登れず右の尾根へ | 尾根道は歩きよいが急登 |
9:35 左に大きな堰堤を見て右に東屋。その先で左の尾根にとりつこうと思っていたが、ここも ヤブが濃い。服にひっつき虫がいっぱい付いた。右の尾根の踏み跡はしっかりしている。 地形図を見て「ここを進み石ブテ尾根に合流すれば良い。そうしよう。」 |
やっと傾斜が緩くなる | ポカポカ陽気〜♪ |
藪のない植林帯の急登が続く。すぐに暑くなった。 寝不足と今週の仕事での体の疲れが残っていて、どうも息が切れ体が重くゆっくり登る。 石ブテ尾根への取り付きからの合流点に来て下をのぞき見たがたがそんな気配がない。 下からの道は廃道となっている感じで藪に覆われている。 Ca895mを過ぎて傾斜は楽になった。冬枯れの明るい尾根道だ。 無線機をつけてみた。いつも金剛山や湧出岳から波を出されているJH3JFFさんのCQが 聞こえた。「今日も国見城跡にいらっしゃるんだ」と応答した。 今から大日岳に向かい、水越峠の方に下るらしい。六道ノ辻か大日岳あたりでアイボール できるかもしれない。 六道ノ辻から大日岳へ向かう。JH3JFFさんは大日岳でお知り合いと合流したようだ。 大日岳へあと100m位という植林帯の中で、前方から男性2名が下ってくる。 おしゃべりされている声がJFFさんの声だが、顔を知らないし無線機もザックの中なの か確証が持てずに声をかけずにすれ違った。今日初めてここで人に出会った。 |
大日岳1112m |
11:00 大日岳1112m。ここはすーっと通り過ぎてしまうような山頂だ。 人がいない。やはり先ほどすれ違ったのがJFFさんだったのだろう。 ここからはPLの塔などが見える。寒暖計は7℃を示している。ポカポカ陽気だ。 |
国見城跡の広場 | 登頂印を押してもらう人たち |
11:10 社務所の前を通り、国見城跡へ。便宜上か、ここが金剛山の山頂としているが、本当の 三角点は葛木神社の裏手にある。(神域で入れない) 流石にここは展望が良いのでスゴイ人数だ。 ベンチも空いているのでここで少し早い食事にした。 何度かQSOしんさんコールた事のある神戸西区のJG3MBLさんからのコールに応答した が、MBLさん指定のサブはこちらではかぶっている周波数で応答できない。山にいる僕 がサブを探せば良いが、サッと指定されて移られるとどうしようもない。メインで待った がQSOできず・・・。残念。 D−STARで生駒430RPTをコール。飛んだり飛ばなかったり。ここからは北に生 駒があり簡単にうまく届くと思っていたが、5Wではワッチはできても山々に阻まれるの か予想外。有田430RPTには綺麗に飛ぶ。CQを出すが空振り。 |
転法輪寺 | 牛王の像 |
12:10 金剛山転法輪寺をお参り。右に牛王の牛の像がある。 「あと半月ほどで新年。来年は丑年だな」 |
夫婦杉 | 葛木神社 |
夫婦杉の前を通り、葛木神社へ向かい、ここでもお参りした。 賽銭箱の横に「夫婦」の言葉が掲げられている。 「二十代は愛で 三十代は努力で 四十代は我慢で 五十代は諦めで 六十代は信頼で 七十代は感謝で 八十代は一心同体で そしてそれからは空気のようなふれ愛で」 この神社の裏手に金剛山の最高点1125mの三角点があるが神域なので入れない。 |
ブナ林の広場 | 大和葛城山の山頂 | 仁王杉 |
裏参道を通りブナ林へ。ほんの少しだが立派なブナが数本ある所で広場になっている。 大和葛城山の山頂がよく見える。仁王杉のところから湧出岳へ向かう。 |
湧出岳1112m | 電波塔 | 葛城第21経塚 |
12:45 湧出岳1112m。一等三角点。横には葛城第21経塚と電波塔がある。 誰もいないひっそりとした山頂だ。おおっ、JFFさんの山頂札も木にかけてある。 D-STARで有田430RPT経由生駒430とWTC1200にCQを出すと、WTC1200で 吹田市のJM3GWEさんが応答してくださった。 生駒430でWPSさんがQSOされていたのでコールしてみたがやはり5Wでは多くの 交信の抑圧を受けているようで無理のようだ。静かな日曜日なら可能かもしれない。 男性が1名登ってきた。ポカポカ陽気で本当に暖かい。 表参道を通り、六道ノ辻から朝来た道と逆の右へと進路を取り太尾塞跡を目指す。 気持ちがよい日和なので太尾をのんびりゆっくり下ろう。 |
太尾塞跡 | 急な下りはロープがある |
13:55 太尾塞跡。まっすぐ行くと水越峠方面。今日はここで左へと曲がり急な下りが始まる。 P735mの手前で左右に道が分かれる。右は水越峠へ行くのだろう。左へと進路を取る。 P375mを巻くように道が付いている。 14:40 林道に出た。2分も歩けば橋があり車を置いたところに出た。 転法輪寺や国見城跡はスゴイ人だが、登りも下りも静かな道を歩けた。 植林と人が多い金剛山。沢登りか、雪の頃がやはり良いように感じた。 道もそれほど混んでなくて、2時間弱で帰宅できた。 |
本日のルート |
この1つ前の記録は「沢【京都】和束川・不動谷(仮称)ゴルジュ」の記録です |