沢【木曽駒】幸ノ川から麦草岳2721m
【山 域】 木曽駒・幸ノ川から麦草岳2721m 【日 時】 2010年8月28日(土) 【コース】 木曽駒スキー場−林道終点・堰堤−二俣−登山道−七合目避難小屋 −麦草岳−七合目避難小屋−登山口−駐車地 【メンバー】山日和(L)・佐野・ふ〜さん・とっちゃん・矢問 |
今年の相棒とのアルプスも流れてしまい、シュンとしていたら「アルプスの沢・幸ノ川へ 行きませんか」と山日和さんから嬉しいお誘いが来た!!。「行きます!」と即答! ふ〜さんもとっちゃんも行くという。佐野さんも「行きたい〜」とのこと。5人となった。 名前も良い感じの沢だ。「この川を遡行するとみんな幸せになりそうやなぁ〜!」 佐野さんは7年前に、助役やSUMIEさん、そして今やバリバリの岩クライマーになって いるなっちゃんやいるかさんがまだ沢歴浅い頃に来たものの遡行開始地点近くの滝で 敗退して不完全燃焼の沢だという。 佐野さんから幸ノ川の遡行図を2例情報提供があった。 天気予報が午後から40〜60%の降水確率で微妙・・・。佐野号を矢問家にデポして 矢問号で20時に山日和さんの会社で山日和さんをピックアップし、多賀SAへ向かう。 僕の掲示板やAPRSで車の走行進路を見てくれていたJI8PBGさん、続いてJE3RLL さんが無線で呼びかけてくれ応答した。(D-STAR: 生駒430Mhz山かけ) 「気をつけて行ってきて下さいね〜」「ありがとうございます。行ってきます〜」 多賀SAで待ってくれていたとっちゃんと21時20分に合流。海外旅行に行くかのよう なキャリーバッグをガラガラと引いて登場。「長い登山人生で初めて見た」と山日和さん。 「ど、どこへ行くんやこの荷物。海外の沢か?」と僕も佐野さんも目が点。 ふ〜さんは現地で早朝合流とのことで、APRSで矢問号の動きを家で見ている。 中津川ICで下りて、国道19号線を走っていると雨がきつく降り出した・・・。 途中のコンビニで朝昼の食料と宴会材料を購入。道の駅「日義木曽駒高原」に着いた 1時頃には雨は止んでくれた。「明日は晴れてくれよ〜」と祈りつつ小宴会の後、仮眠。 エンジンをかけっぱなしのうるさいトラックが多くて、ほとんど眠れないまま朝を迎えた。 朝5時にはガスと雲が厚く垂れ込めていたが、段々とガスがはれて晴れ間も出だした。 ふ〜さんも4時半に着いていた。「おはよう!」各自朝食を取り、スキー場へと移動。 スキー場からさらに進むと橋の所でゲート「間違えた。これは正沢川へ行く道だ。」と 正沢川細尾沢を8年前に訪れこの道を来たことがある山日和さんから声が出た。 スキー場での分岐を右に行くのが幸ノ川への道だったのだ。そこまで戻る。 スキー場に車を置いて準備していると、車が2台、3台と正沢川方面へと進んでいく。 僕の車の横に置いた女性2人は沢装束で正沢川方面へと歩いて行った。 |
分岐を右にいくと幸ノ川方面 | やっと林道ゲート・・・まだまだ・・ |
6:55 さて出発しよう。今年のお盆にお亡くなりになった方がいる沢でもある。気を引き締めて。 「ロープを張るのはトップ大好きの山日和さんか佐野さんがしてよ〜」という約束で 9mm×40mロープを矢問が、20mロープをふ〜さんが準備した。 念のためにハーケンとハンマーを佐野さんが持参。矢問は車に置いておくことにした。 分岐に道標と登山届けのポストがある。「電子登山届けを警察に提出済み」と山日和さん。 「林道が長くて傾斜もそこそこあり、しんどかった印象しか残っていない」と佐野さん。 本当にしんどい・・・。15分歩いてやっとゲート。その付近は少し広くなっている。 「ここまで車で来れば楽が出来たのに〜佐野さん!」と、とっちゃんが言うも後の祭り。 ゲートからもさらに20分の登りが続く。「やはりゲートまで車で来れば良かったなぁ」 7:30 「登山口」と赤ペンキ記載のある堰堤で休憩。木曽駒登山道の福島Bコースの登山口。 「寝不足でここまでの登りで疲れたなぁ」 下山はこの右岸に出てくる。 休んでいると5人パーティーが来るのが見えたので出発する。 見えいてる次の堰堤まで左岸沿いに進んで、右から堰堤を越える。 ゴーロを歩いて行くと早くも滝が見えてきた。 |
5mの斜瀑は左岸の岩壁を上がるが、上部はぬめり気味。持ってきたたわしでぬめりを 取りながら登る。次の3mを左から山日和さんがチャレンジ「あかん!」左岸の岩壁を 巻き気味に登る。 次の溝状の5m滝は、山日和さんがトップで両手両足を突っ張って上がる。 次にとっちゃんがシャワーに突入。僕も「行くぞー」と続く。 |
「行くぞー」山日和さん | 「冷たい〜!」矢問 |
流石にアルプスの水は冷たい。2001年に西横川で半端ではない冷たさを体験していたの で、今回はアンダーウエアーにFine Trackのアクティブスキン、上衣もタイツもフラッド ラッシュ、靴下の下にもスキンメッシュソックスと、冷水対策をしてきたのでアルプスの 冷水をかぶっても直感的には全くこたえず快適にシャワーができる。「こりゃいいぞ!」 |
「やったね!」ふ〜さん | トップで行く佐野さん |
そしてここから本格的に滝が連続する。10mそして8mと続くナメ滝気味の連瀑帯は傾斜 は緩くホールドも十分にありそうだが、ぬめっているので念のためロープを出す。 佐野さんがトップでランニングを取りながら1段目をクリア。後続のとっちゃんが「登高 器を車に置いてきた」と言い、プルージックで登る。僕はロープマン2で続く。 今年は沢の事故が続いているので「時間は掛かるが安全第一で行こう」が合い言葉。 |
「慎重にホールド確認して」矢問 | 「冷たいな〜」佐野さん |
続く2段目も同じようにクリア。次の5人パーティーのトップもすぐ後ろに続いている。 その上にもまだまだ滝が続き、15mの斜瀑、そして5mの直瀑と連なる。 |
晴れ間が出てきた。花崗岩の岩肌は明るくて後ろに見える遙か下の景色もとても美しい。 左の巻きルートをトップで上がっていく。岩棚のような二俣の左支流で、しばしの休憩。 |
「頑張れ!とっちゃん!」 | 「綺麗なぁ」山日和さん |
9:50 先ほどの5人パーティーが目の前を追い越していったが、本流へ戻るところを懸垂で順番 に下りているので時間がかかっている。僕らは5mほど下手の岩斜面を山日和さん、佐野 さんに続いてトラバース気味に沢へと下り、先ほどのバーティーを再び追い抜いた。 |
だんだんガスが上がってきた。上からも下りてくる。サンドイッチ状態・・・。消えてくれ〜! 天気予報では夕方から下り坂らしいが、雷の心配もあるしせっかく乾いている岩場が濡れ るのは登る際にいやらしくなる・・・。祈りが通じたのか、ガスがスーッとはれだした。 |
「あかん!」山日和さん | 快調快調 |
10:10 ナメ滝が続き、二俣を右に行くと12m滝。「右から取り付いて流芯を左へ斜上すれば登れ そうだから行ってみる」と山日和さんはずぶ濡れ覚悟で雨具を着てロープを引きアタック。 滝のど真ん中で頭から水をかぶって次の手を探すのに苦労しているようだが「あかん!」 とあっさり退却。無理はしないでおこう。右岸から巻き上がる。 佐野さんは最も左手の岩壁。僕はその右手の岩壁。後続はさらに右手の滝の近く。 僕はあと一歩ホールドがあれば登れるのにという所で思案していると、先に右から登った 山日和さんがお助けスリングを出してくれた。「またまたありがとう〜」 佐野さんの登る左手の岩は立っている。 佐野さんも途中で「あかん!」と無理をせず、こちら側へ回って登ってきた。 |
「明るいナメね〜」 | 山日和さんがトップで行く |
またまたナメが続く。幅広の30m斜瀑は山日和さんが左岸を上がる。 「うわっ!」途中でラグビーボール大の落石が下の僕らを襲ってきてヒヤリとする。 40mロープがいっぱいになったところでフィックス。ここは階段状でプチシャワー気味に みんな簡単に登れた。 やっぱりFine Trackの沢服はこういう冷水の沢登りでは最適だと実感した。 |
階段状のプチシャワー | 「こりゃ無理だ」ふ〜さん |
連瀑にゲップがでそうな位というところで休憩。あたりはすっかりガスぽくなってきた。 僕には丁度良い気温だが、全身ずぶ濡れの山日和さんはちょっと寒そう。 「冷えて足がつりそうや」と芍薬甘草湯を飲む山日和さん。 とっちゃんのザックからは、いろんな食べ物が出てきてみんなを喜ばせてくれた。 |
「とっちゃんうまいなぁ」 | 「右から巻こう」 |
「とっちゃん、登るの上手になったね〜」と佐野さん。 高度が上がるにつれて天敵のブヨがどんどん増えてきた。ハッカ水をかけまくる。 花も案外多いのだが、このブヨがかなわない・・・。 別の4人パーティーが上がってきた。ひとり女性がいるようで「沢ガールかな!」と ふ〜さんはじめ男性陣がざわめく。「我がパーティーの沢ガールとどっちが若いかな?」。 男性が「ゲートまで車で入り時間短縮して楽をしました」とのこと。 山頂には行かず、7合目避難小屋で宴会して泊まるらしい。「いいですね〜」 休憩中に先行した4人パーティーが2段10mの滝を右から巻き上がっている。 僕らは水流沿いをシャワーを浴びながら直登。水は冷たくて暑がりには実に爽快!。 |
左に残留ハーケンあり | 「もう満足!」佐野さん |
12:20 残置ハーケンとシュリンゲのある5mの滝は山日和さんも足場に苦労している。 佐野さんが左から突破して後続を確保。ホールドが少ない岩壁で足が上げられないのだ。 ふ〜さんが登るのを待っている間中、僕はシャワーを浴びっぱなしで流石に寒かった。 「少し左手に巻道があったのに、どうしてみんな難しいここを登るの〜」と佐野さん。 「そうだったの??」沢の水音で佐野さんの声が聞こえなかった。 僕も足が冷えてつりそうになり芍薬甘草湯を飲んでおいた。 |
「もう滝はいらん・・満腹や」 | 「溝の中を登ろう」 |
いよいよ沢も源頭の雰囲気。水が切れて一歩一歩涸れ沢のようになった沢筋を落石しない ように気をつけながら詰めて行く。暑い!! それ以上に「いやなヤツ」が・・・・ 登るにつれて僕の天敵のブヨがさらに増えてまとわりついてくる。 ハッカ水と虫よけスプレーを頻繁に体中に振りかける。「あっちに行け〜!!」 5人とも息が切れてヘロヘロ。「おっ、登山道が見えてきたぞ〜」と後続に伝える。 |
「登山道に出たよ〜」 | 綺麗な七合目避難小屋 |
13:25 登山道に出た!。続いてメンバーも順次登ってきた。「疲れたなぁ」「しんどい〜」 当初は登山道まで詰めたらさらにそのまま涸れた沢筋を詰めて、麦草岳のピークを踏む プランだったが「7合目避難小屋に向かおう。時間も押してるしもうピークまで行く元気が ない。また足がつりそう」と山日和さん。みんなも「同感!もうヘロヘロや〜」と言う。 しかし、心の中で山日和さんのその言葉を誰一人信じている者はいない。今日の5人は 誰もがピークを踏むのを信条にしているようなメンバーなのだ。 沢装束のまま避難小屋へと急いだ。そこで沢装束を解くことにした。 |
「ゴ〜ン」と鐘をたたく佐野さん | 晴れ間が出て展望も! |
13:40 7合目避難小屋。ソーラーシステムの2階建て。沢で会ったパーティーのお仲間の女性が 登山道で登り、薪を焚いて食事準備をされていた。トイレも綺麗な新しい避難小屋だ。 鐘がある。佐野さんが持参のハンマーで「ゴーン」と鳴らす。「ハンマーはこれを叩くた めに持ってきたようなものだったなぁ〜」とハンマーの出番があって満足そう。 道標に「麦草岳まで800m」とある。高低差300mだ。40〜60分だろうか。 靴を履き替えている山日和さんが「ふ〜さん、どうする?」と、うま〜い誘いの振り。 「行ってみたいですね」と、ふ〜さん。「僕は足が痛いしここで待ってるよ」と佐野さん。 「僕も待っていようかな」と僕。「ゆっくり食事しようよ〜」と、とっちゃん。 しかし、この5人は靴を履き替えると準備体操を始めた。想定通りというか何というか。 14:10 「やっぱりなぁ!行くか!」「アホな5人組!」不要な荷物はベンチ横にデポして出発。 足が痛いはずの佐野さんはペースも落ちずトップで行く。山日和さんもふ〜さんも元気。 とっちゃんもマイペースで足を進める。僕にとってはまたもや核心部。ブヨが多いのだ! ハッカ水、虫除けスプレーを振り振り忙しい。やられたらメチャ腫れる体質なので必死。 |
ピークを踏んで疲れもピークの5人組 | あれが南の2733mピーク |
14:55 麦草岳山頂。道標と三角点がある。2721m。無線機VX-8Dを出してAPRS送信。 これで家にいるMICKEYに無事の遡行と登頂を知らすことが出来たが、時間が遅い登頂 なので下山にかかる時間から考えて驚いているかもしれない。 晴れ間も出て玉の窪小屋方面も見える。稜線も景色も見えだした。集合写真を撮る。 |
玉の窪小屋方面 | GoogleのAPRS MAP |
「ヤブ山もいいけど、やはり高い山はいいなぁ〜〜」と山日和さんがしみじみ言う。 「う〜ん、晴れ間が出て温かいなぁ。冷えた身体にいい。昼寝したいなぁ」と佐野さん。 しかし・・・このすぐ南のピークが気になる。持参した1992年のエアリアマップでは、 南のピークの2733mが表記されている。地形図には北の三角点のある2721mが表記され ているのだが・・。このメンバーでは珍しいことに、誰も南のピークに行こうと言わない。 「山頂の道標もあるし、三角点もこっちだし、麦草岳を登頂としよう!」となった。 やはり下山に要する時間が気になるのだ。下山を急がないと日が暮れる。急げ〜!!。 15:35 7合目避難小屋。小屋にいたパーティーの面々はアルコールですでに良い顔色。 「今度は是非泊まりで来て下さいよ」と言われ、「はい」と挨拶して下山準備。 もう下山で暑いし、沢服の上衣は脱いで半袖のアンダーウエアーで下りることにした。 「どんな道ですか」とこの下山路経験者の山日和さんに聞くと「いい道ですよ」との事。 「山日和さんのいい道って・・・」と、ふ〜さんと顔を見合わせながら割引して聞く。 ブヨから退散すべく僕と佐野さんが先に進む。下るにしたがってブヨがいなくなった。 いろんなキノコがとても多い登山道だ。ふ〜さんはキノコの写真を撮りまくっている。 「4合目半」という所に「力水」があり、力なく湧いていた。みんなはのどを潤す。 |
「登山口に出たね〜」とっちゃん | やっと駐車地点に着いた |
17:35 朝の堰堤のところに出た。堰堤前でタープを張って宴会をしているパーティーも。 河原に座って最後の休憩。アルプスの冷たい風が心地よい。あとはまた長い林道だ。 ここからは山日和さんがペースを上げてどんどん先に行く。「たばこを吸うのかな」 林道ゲート。あの避難小屋に泊まっているパーティの車があった。 「ここまで車で来ていれば・・・」と足の裏も痛くなってきたみんなが言う。 18:10 駐車地点。まだ明るいうちに下山出来た。5人の足がそろっていたおかげだ。 地元の外人女性と山日和さんがお話ししていた。荷物を片付ける。 「免許証が落ちてるよ」と佐野さん。とっちゃんの荷造り忘れ物が道端にポロリ。 となりの車から出発した女性2人も、僕らがエンジンをかけたときに帰ってきた。 駒ノ湯はやめて食事が出来る日帰り天然温泉「せせらぎの四季」へ行くことにした。 駐車するのに並ばされ時間をロス。700円。温泉内はそれほど混んでいなくて気持ち 良い温泉だった。さっと汗を流して食事処へ行くも19時半までとのことですでにラスト オーダー終了。お土産を買っておいた。 中津川IC手前の「サガミ」でみんなで夕食をとることにして移動。 APRSで車の移動軌跡を家で見ていたMICKEYから電話。車の軌跡が停止していたので 事故でもあったのかと心配したらしい。「温泉に入っていた」と伝えた。 「ビールを飲めば?」と佐野さんや山日和さんすすめたが「矢問さんが疲れたら運転交代 するしね」とノンアルコールビールを飲んでくれた。いつも心優しいメンバーに感謝だ。 ふ〜さんとはここでお別れ。途中、多賀SAまでの45分間ほど山日和さんに運転を代わ ってもらった。こういう遠征の時だけは自動車保険の「家族限定」の特割を遠征日程だけ 外している。多賀SAでとっちゃんとお別れ。「気をつけて帰ってね〜」「ありがとう!」 その後、高速道路では前を走っていた車が中央分離帯に激突して横向きに停車。飛び散る 破片や粉が舞う。追突を避けて寄ってくる後続車をカーチェイスのようなハンドルさばき で巻き込まれることなく通過できた。とても冷静にハンドルをさばけたが、同乗していた 山日和さんや佐野さんは気が気じゃ無かっただろう。「流石にA級ライセンス」と山日和 さんから言われたが「前の車がおかしいぞ・・」と直感し車間距離をあけたのが良かった。 0時半過ぎに山日和さんの会社に到着しお別れ。「ありがとうございました」「またね〜」 矢問家には1時過ぎに帰着。佐野さんとここでお別れ。「気をつけて」「お休み〜」 山日和さん、素晴らしいアルプスの沢遡行企画をありがとう! 天気も味方をしてくれた。 滝の多さにもゲップが出るほど満足し、みんな無事にアルプスの沢と山頂を楽しめた。 佐野さん、とっちゃん、ふ〜さん、楽しい遡行時間をありがとう!! (流石にアルプスの綺麗な水。朝5時過ぎに沢道具も服も洗ったが全く臭いニオイがない! この沢は水が切れてから7合目までと、山頂までが実にブヨが多いので注意だ。 幸いにもハッカ水と虫除けスプレーでブヨの被害もなしだった。) |
本日のルート |
この1つ前の記録は「沢【鳥取県】智頭町:芦津渓谷上流 大川下部」の記録です |