【北摂】釈迦ヶ嶽から小和田山(611.7m)
【山 域】北摂・釈迦ヶ嶽から小和田山(611.7m) 【日 付】2006年10月14日(土) 【コース】七面口−釈迦ヶ嶽−小和田山−P561m−△511.5m−篠口峠東−七面口 【メンバー】矢問・MICKEY |
先日の八経ケ岳で膝を痛めたので安静に・・・と思っていたら今日は晴天だ。 う〜ん、近場で無理のない山にしよう。そうそう、小和田雅子様が皇太子妃になられたときに 全国から注目を浴びた「小和田山(読み方は「こわだやま」)」がすぐ近くだしそこに決定。 「その小和田山ってどこにある山?」「ほらいつも亀岡に抜けるのにR477を北へ走っていて 秋鹿酒造を過ぎたら左手の山腹に金の大きな仏像やら大仏やらが見えるのが釈迦ヶ嶽で、 その奥が小和田山」 「あ〜、あの大きな金の観音様が見える山ね」 膝保護のためにスポーツタイツを履いて膝サポーターもしっかり巻いて、ゆっくり出発。 |
七面口の石柱 | 栗、オクラ、シシトウなど |
9:25 七面口バス停のそばの空き地に駐車。出発すると直ぐに100円無人野菜売り場。 スーパーでは500円ほどする栗の量で100円。栗3袋と、シシトウ1袋を購入。 一旦それらを車に置きに行った。通る道の端にもあちらこちらに沢山栗が落ちている。 右手の畑仕事をしている方に挨拶すると「どこへ行くの」「小和田山です」「それなら この道を行き、谷沿いに行くと池があるのでそのまま進めば行けますよ」と。 松茸山のシーズンなので通過を心配したが、行けそうだ。 |
山の斜面には金の大立像や大仏が | 山へは寺の門の右から登る |
左手に涌泉寺を見て、七寶寺へ。仏像と「釈迦嶽七面山・七寶寺」の石柱がある。 右手に車道があるが、左手の土の道を登っていった。七寶寺の門の前に「ハイキングの方、 寺内の通り抜け禁止。右の道を登ってください。七宝寺住職」と白い看板がある。 |
見上げるほどの金の観音 | 道の沿道にも沢山の石仏 |
それに従い右の道へ。あの金の仏像の真横を通っていく。すごく大きい。 沢山の大きな石仏像がある。ありがたいという気持ちよりやや不気味な感じがするのは 何故だろう。あまりにも多いからか、新しいからか・・・。 |
ここから沢筋へ | 気持ちの良い木漏れ日 |
9:55 車道は右へと曲がるが谷筋への道は左へと入る。 静かな自然林。蜘蛛の巣を心配したが、案外人が登っているのか、全く無い。 何度も分岐があるが谷筋を地形図の池に向かって進む。左手に池を見てしばらく行くと 右手に赤テープ。この斜面を登ると釈迦ケ嶽だ。 |
池の横を通る | 釈迦ケ嶽 512m |
10:20 釈迦ケ嶽。512m。展望はないが木陰で気持ちいい。 「大峰の釈迦ケ岳とは全然違うね」 ここから北へと下る。10分ほどで高圧線の鉄塔。鉄塔の左をそのまま進むと舗装林道に 出た。この右手は松茸山で9月20日〜11月15日は入山禁止とある。林道を進むと直 ぐに突き当たり。 |
舗装林道に出た | 小和田山への道しるべ |
林道は左へ90度曲がるが、小和田山への登山道は右のネット沿いに登り尾根筋を 西へとネットの右(北)沿いに進む。ネットの左側は赤松林の松茸山。 ここからは背丈より高いススキやイバラが多くて半袖の腕が痛い。 |
笹藪が続くね | 鹿がネットに引っかかり死亡 | もうすぐ山頂 |
「うわ〜、い、行けないよ〜」とMICKEYが振り返る。「どうした??」 進路上に、鹿がネットに角を引っかけてしまい、もがき苦しみつつ死んだようだ。 もう臀部の肉は食いちぎられて無く背骨が出ている。ハエが沢山たかっている。 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と唱えつつ通過。むごい姿だった・・・。 |
小和田山 611.7m | 1時間のランチタイム |
11:05 小和田山。611.7m。静かな涼しい風の吹く木陰の山頂だ。 「早いけど昼食にしよう」MICKEYは新発売のラーメン。僕は焼きそば麺と野菜をフライパン で炒めてスパゲティのカルボナーラをかけて食べた。 食後のコーヒーを飲みつつ、のんびり無線機で交信を聞く。 途中でFMラジオに切り替えたらNHK・FMの大津放送が雑音無く聞こえた。 AM朝日放送は雑音が入った。1時間ほどのんびりした。 「帰路はピストンで下山するの?また鹿の所を通るのは気が進まない・・・」 「大きく尾根を回ってP561m経由で下山しよう。」 |
ここから草ぼうぼうの左へ | 笹の道が続く |
12:05 出発。5分で分岐?。しっかりした踏み跡は北の千ケ畑の集落へ下っていく。 僕たちは左へ行かねばならないが・・・草がぼうぼう・・・。「これ行くの??」 「行くしかないなあ」蜘蛛の巣地獄が始まった。地形図には点線があるが何年も人が通っ ていない感じ。時々古いテープがあったりうっすら踏み跡がある。テープは谷沿いに南へ 下り水処理場のある方へと続くが、僕たちはP585mへ登り南へと尾根沿いに進む。 膝がやや痛み出す。「大丈夫?」「ゆっくり行けば大丈夫」MICKEYが先行してくれた。 12:40 鉄塔。まだ南南西に進む予定がネットに阻まれ西へと下り出すが開口部がない。 反対側の東側にあるのかも・・・登り返すとネットがカーブしていて鞍部からP561m へと進めた。ここからは尾根沿いに真南へ進む。蜘蛛の巣だらけのところや気持ちの良い 尾根筋になったりの繰り返し。 |
歩きやすい尾根道も | 三角点 511.5m |
13:15 三角点511.5mのピーク。四等三角点で「点名は豆柏(マメガヤ)」と札がある。 南へいくルートがブッシュでどうも見えない。地形図の西への点線ルートに赤テープ。 しばらくそれに沿って下る。「もう、このまま西の集落に下ればいいのでは」 「いや、トラバースして南下する尾根道に戻ろう」植林帯で楽なトラバースだった。 そこからもなかなか蜘蛛の巣が多い。尾根沿いに赤い杭が点在しだした。 |
左が小和田山方面、右が釈迦ケ嶽方面 |
東側に釈迦ケ嶽、北の方には小和田山が望める。通った山を見られるのも楽しいものだ。 左下には水処理施設が見えてきた。 Ca391mを通り、そのまま南下で篠口峠に出ようとしたがやぶがうるさい。 東へと尾根沿いに下ることにした。左に真新しいネットがあり、ザックやストックがひっ かかる。右は崖で避けられない。まるでネットにかかる鹿状態・・・。 |
尾根から「おおさか環状自然歩道・豊能自然歩道」に出た |
ぐるりと歩いた山尾根が見える |
14:15 高さが1.5m程になったので右の道へと下りたら西へ剣尾山へと続く「おおさか環状自然 歩道・豊能自然歩道」であった。僕たちは東へとのどかな田畑の景色を楽しみながら進む。 左(北)を見ると、ぐるっと回った山の尾根筋が一望できる。正面(東南東)には歌垣山。 14:35 車に着いた。帰路の自販機でコーラを買って乾杯。膝のリハビリ登山は無事終了。 家の若い柿の木に初めて出来た柿の実4つが食べ頃になった。うまい。秋だなぁ。 |
本日のルート |
この1つ前の記録は「大峰・弥山川から八経ケ岳」の記録です |