沢【台高】クラガリ股谷から笙ノ峰
【行き先】 台高・クラガリ股谷から笙ノ峰 【期 日】 2011年7月9日(土) 【メンバー】 佐野、いるか、hiroro、矢問 【コース】 小処温泉奥・クラガリ股谷出合−モノレール軌道 −導水管跡−下部ゴルジュ終了点入渓−30m滝 −稜線−笙ノ峰1317m−登山道−小処温泉前 |
「暑いなぁ。沢に行きたいなぁ」と思っていると、「矢問さん、9mmロープ40m持ってきて〜」と 佐野さんから連絡が。今回は下部ゴルジュはパスするので佐野さんは25mを持参するらしい。 「下部のゴルジュの難所は巻く溯行のはずだけど・・ロープが要るのはどこだろう・・・」巻き から、沢に降りるときに懸垂下降が必要になった場合のためかもしれない。 前夜8時半前に出発。大和高田バイパスを走行しているとモービル無線にJO3HYMさん から生駒レピータ山かけでD-STARコール。「APRSで車の走行位置を見ていますよ〜。 奈良を南下してまたどこかへ登山ですか〜」と。しばらくお話ししながら快調に走行。 道の駅「杉の湯 川上」に22時半に着。しばらくして佐野号が到着。僕とほとんど同じくらいの 時間がかかった様子。クワガタ虫が駐車地の地面を歩いている。hiroroさんが23時に到着。 某所に佐野号とhiroro号をデポし、矢問号1台で42km先の小処温泉奥の東屋に向かう。 上北山の自治会館前から県道226号を北上。「うわっ」鹿に何度も出くわす。 X-トレイルの上部のサーチライトも点灯して鹿の飛び出しに注意しつつ進む。 いるかさんは、明朝スタート予定の7時までには到着するらしい。 東屋に0時に着くと、心配とは裏腹にとても涼しくて気持ちよい!満点の星空。綺麗だ! しばらく歓談の小宴会。hiroroさんがあれやこれやとおいしいモノを持参してくれた。 ゲンジボタルもフワフワ舞って良い雰囲気「うわっ1時半。寝ましょう」と仮眠へ。 朝5時半に起床してゆっくり朝食と準備開始。 7時を少し過ぎているか号が無事到着。「地形図もってません・・・」とhiroroさん。 「はい、予備をあげるので今日は地形図の確認を何度もして勉強しましょう」と僕。 「僕が優しく丁寧に教えますよ」と佐野さん。「私の初期の頃と大違いだわ!」といるかさん。 |
クラガリ股のゴルジュと滝 | モノレール小屋から軌道沿いに |
「息が切れるわ」いるかさん | まだ右には滝が・・・もっと上まで |
7:25 出発。クラガリ股谷出合の滝を見つつ、川沿いの遊歩道を堰堤に向かって行くと右上に モノレール小屋。その軌道に沿って登り、今日は下部ゴルジュは巻いて溯行する企画。 この下部巻きも懸垂して沢に入渓するレポも多いが、廃物同様の導水管が軌道を離れて 沢へと行く斜面まで登ってうまく入渓すればロープは要らないので、そのルートを見逃さな いように登る。急斜面を軌道のレールをつかみつつ登る。体が起ききっていない朝の時間 にスタートからバテるのではと心配していたが、まだ気温が低いので汗も出ずに登れるの は実にありがたい。右側にまだ滝が見える。もう少し上まで登らないと巻けない。 |
ここで導水管が右へ | 斜面のトラバース | 下ってくるいるかさん |
7:45 導水管のコンクリートが右に曲がっている地点に着いた。ここから右へと斜面をトラバー スしていく。「この辺で下りようか・・」と佐野さん。「まだ高いね。もう少し先に行ってnましょう」 もう少し先に行くとゆるい斜面になり難なく沢に入渓できた。すぐ右横は落ち口だ(8:01a.m.)。 「下部の難関部分巻き完了。休憩しよう」涼しくて気持ちがよい。 懸垂をせずに沢に下りられたので、40mロープはここからボッカ荷物と化した。 |
やっとゴルジュを巻けた/落ち口 | 「堰堤があるよ」 |
小滝を越えると小規模の堰堤が現れた。導水管の堰堤のようだ。右から越えていく。 小滝がいくつもあるが、すべて簡単に登っていける。水がとても綺麗だ。 |
それいけどんどん♪ | 「小滝は簡単に登れるね」 | 「コマネチの滝」佐野さん |
釜に浸かって小滝も直登 | ツルツルの壁をヘツる |
8:30 右岸の岩下をへつって3mの滝を登ると、釜をもつ4mの滝。 左岸のツルツルの壁ををへつって佐野さんが登り切る。 |
「はまっちゃった〜」hiroroさん | 2匹のカエルとにらめっこ |
hiroroさんが続くがズルッと滑って釜にドボン。「はまっちゃった〜」とhiroroさん。 「続くいるかさんもドボンするから心配ないよ」と言ってると、ホントにいるかさんも ズルッと滑ってドボン。「やっぱりなぁ」僕は簡単な右岸から巻きつつその様子を撮影。 綺麗なナメ滝。この谷の岩は丸めで表面がツルツルが多く滑りやすい。 いるかさんがナメにいたカエル2匹とにらめっこ。勝負は当然いるかさんの勝ち! hiroroさんに滑りやすいところを注意していると、僕が滑ってドボンしてみんな大笑い。 「あ〜、エエ気持ちや〜」と負け惜しみの僕。大きな滝が前方に見えてきた。 |
30mの滝 | 心地よい風が吹く |
8:45 30mの滝。「いいねぇ〜。涼しくて気持ちいい〜」写真タイムと小休止。 「あ〜、ここ気持ちいいなぁ。涼しいしゆっくり眠れそう」と僕もいるかさんもあくび。 「これは右から登れば行けそうかな。最後が悪そう」と勝手なことを言う僕といるかさん。 「沢ノボラーはよく登ってるよ。でも今日は左のルンゼから落ち口へと行く」と佐野さん。 |
ルンゼ上部岩間の通過 | まだ滝の途中か・・・ |
上部の岩の細い割れ目の通過に念のためにと、佐野さんが上からロープを出す。 hiroroさんの新品のアッセンダー練習をかねているのだ。次に僕が登る。 しかし、岩間が狭くてまるで「人間カム」だ。佐野さんやhiroroさんが通過できても 岩間が狭くて僕はつっかえる。キツイ!もだえながら通過する。 そこまで登ってもまだ滝の途中。少し時計回りで斜面をトラバース。 |
30mの滝の落ち口 | 「気持ち良いわ♪」hiroroさん |
流石に佐野さんは登り切った | 泳いで突破の佐野さん |
9:20 落ち口に出た。ここからも直登出来る小滝が続く。岩間の滝へ佐野さんが取り付く。 シャワー気味に佐野さんは右の岩をつかんでクリア。あとの3人は右から巻いた。 佐野さんはそこからその次の岩間のプールを泳いで突破。3人は上から観賞。 |
「これも登るぞ〜」 | 左の大岩を巻くか・・・ | これは巻きます |
「下のプールも綺麗ね」 | 崩落地には巨大岩も | 鹿の死骸のニオイ・・・ |
9:40 左に大岩を持つ20mの滝。滝の右から行きかけたが滑りやすい。 岩左横に細い岩の隙間があるがこりゃ通過できない。無理せず岩の下から左を巻いていく。 「クサイ」どうもこのニオイはかつて経験したことのある鹿の死骸のニオイと思う・・・。 10:00 右岸崩落地。大きな岩が割れて落ちている。そこを通過すると、佐野さんが沢中にコダマ する大声で「うわーーーっ!」と。やはり鹿の死骸があったのだ。崩落と共に落下したのか。 そこを過ぎると風上になるため全くこのニオイは無くなった。 |
四条の滝 | 「任して〜」いるかさん |
10:25 右斜面から四条の滝。部分的には五条や六条になっている。ヤマアジサイの咲いている。 振り返ると癒し系の疎林の景色が広がる。空を見上げると新緑の間から青空が見える。 |
「水もしたたる いい女(=いるか)」 | 「右から登るぞ」佐野さん |
11:00 岩垂れすだれ状の超小滝。佐野さんといるかさんが美的写真を撮ろうと真剣。 これを過ぎると、4mの滝。右水際から佐野さんがクリア。僕は右から巻こうと思ったが 降りにくいので他の2人と同じく佐野さんのお助けシュリンゲで同ルートを登る。 最後の岩を開脚でまたいで岩に乗ると足が攣りかけて落ち口に倒れてびっしょり。 徐々に伏流水気味のゴーロ状になり、佐野さんから読図講習を受けつつ、今日の予定の 二股までhiroroさんを先頭に進む。右岸にひこばえを持つカツラの木がある。 |
カツラの木 | 稜線が見えた/手前に登山道 |
11:40 二股で休憩。この先を詰めても仕方ないので右股を登山道まで登る。僕はここで登山靴に 履き替えた。このとき、油断してブヨが沢山飛んできたのにハッカ油を振らなかったため に左眉毛上部の額と右のこめかみをガリッとやられてしまった・・・。ここまではハッカ油も 頻繁に首筋や顔にも振りかけて無事でいたのに。。。クソーッ!・・トホホ・・・。 さて、右股の涸れ沢を詰める。その左岸が歩きやすいので最初はそちらを進んだ。 |
整備された登山道 | 大台のドライブウェイが見える |
12:15 稜線の北側斜面についている登山道に出た。いるかさんを待ちつつ再度休憩タイム。 「この詰めは楽だったね。去年の黒石谷の稜線までの登りは地獄だった」といるかさん。 ここからの登山道は綺麗に改修されている。佐野さんは笙ノ峰は杉の子さんの捜索の時に 通過したのみで意識していなかったという。「では、ピークを踏みましょうよ」と僕。 途中で登山道を離れて鞍部を目指し左斜面を登りピークへと向かう。 途中から見える大峰の展望もなかなか良い。 |
天気の良い日の展望は最高 | 笙ノ峰1317.1m |
12:55 笙ノ峰1317.1m。記念写真。南東のピークの方が標高は高いが三角点はこちらにある。 VX-8を出してAPRSを試みたが、短いアンテナを持ってきたためによく飛ばず反応無し。 奈良南部はI-GATEがほとんど無いのでAPRSの成功率はとても低い。「残念だなぁ」 |
日陰の登山道はGood | 林道に出ると猛烈に暑い! |
山頂から西北西進し、登山道に出た。ロープが張られていて「迂回路」とあり南進。 登山道が途中で山抜けのように崩れている地点がありその上部を迂回しているのだ。 真新しい整備路でご苦労が伺える。どんどん進むが稜線沿いのトラバース道なので 全く下降している感じがない。「日陰だから助かるけど、長いなぁ」 13:40 林道終点に出た。日陰が無く暑い。一休み。しばらく歩いて、山と高原地図にある温泉 マークの所へ林道から北進するルートを偵察に林道下に僕が下ってみた。 踏み跡は見つかったが、上から佐野さんが戻れコール。正規の登山道で下りることに。 「いるかさんは佐野さんや矢問さんと長いのですか」とhiroroさんがいるかさんに質問。 「囲炉裏の月例会に初参加したときに横にいたのが矢問さんで、初めて観音峰のオフに 誘って貰って佐野さんやMICKEYさんと会ったの。2003年からだから長いね」といるかさん。 「いるかさんは山岳会に入ってガンガン訓練してるからもう今は僕が頼ってばかり」と僕。 |
ここから林道を離れて北進路(右) | 「小処温泉の真ん前に出た〜」 |
もう少し林道を歩き、林道を離れて北進+北西進するジグザグの植林帯の登山道。 これが林道に出てはすぐ登山道に入りを繰り返しそのあとも長くて実に蒸し暑い。 「暑いねぇ。この前の野江股谷の下山よりはまだましかなぁ。」と、いろかさん。 みんな黙々と暑さに耐えて下山する。この下山で汗が出始めた。暑い! 15:00 小処温泉に到着。ヒルクライムの自転車の人が大勢いる。 荷物を置いて、僕といるかさんは車の回収に徒歩15分間ゆるい登り道。これが暑い! |
小処温泉/自販機が欲しい! |
小処温泉で汗を流す(700円)。脱衣場はエアコンが効いているが他は窓開放。自販機も 置いてないので、暑がりの僕は温泉後は車のエアコンで涼みながらみんなを待った。 みんなも「のどが渇いた」と戻ってきた。道の駅「吉野路上北山」まで走りのどを潤す。 明日は大台ヶ原ヒルクライムの大会があるので自転車族が実に多く警官やガードマンも とても多い。車のデポ地から大和上市駅そばのたこ焼き屋「もんき」へ移動途中、雨が激 しく降ってきた。もんきに着いたときは雨も上がった。「食べるぞ〜」楽しく歓談タイム。 食べ終わって店を出ると、「佐野さ〜ん」と信号待ちしている車中から笑顔で手を振る ひまわりさんがいた。僕も手を振る。明日の沢登り(ヌタハラかな?)に向かう途中らしい。 ここで今日のメンバーとも解散。「ではまた〜」 大和高田バイパスから南阪和道で、尼崎市走行中のJP3ABAさんとD-STARでQSO。 阪神高速に入りD-STARで守口のJE3RLLさんとQSO。眠くならずに20 時半帰宅完了。 今日は嫌らしいズルズルはなく、沢登りと言うより気持ちよい沢歩きだった。 佐野さん、いるかさん、hiroroさん、ありがとうございました。また行きましょう! |
本日のルート/下山路の方が断然長い |
この1つ前の記録は「【北摂】山デビューに大野山」の記録です |