【京都北山】水無山スノーハイク(680.7m)


【行き先】  京都北山・水無山(680.7m)
【期 日】  2006年2月4日(土)
【メンバー】 佐野、まるい、ぐり〜ん、矢問
【コース】  朽木・古屋〜弓坂峠〜水無山〜古屋
近畿北部は寒波で天気が悪いとか・・・また温かい和歌山にでも行くか〜、と心準備を
していたら佐野さんから「水無山に行こう!」と連絡がきた。
「どこの?」と思ったら数年前に佐野さん達とワカンで北山へ行った際に「雪の頃にでも
登りましょうか」と芦生の手前で言ってた古屋の集落東にある小高い山だ。
まるいさんとぐり〜んさんのスノーシューデビューにおつきあいするらしい。佐野さんは
ワカン族なのに???「手軽でしんどくないよ〜。スノーシュー貸して〜」の声に「では
行きま〜す!」と返事。

湖西道路はマイナス3度。2台の車が脱輪してレッカー車のお世話になっている。
まだ6時前。集合時間より90分前についてラジオを聞きながら、渋滞に巻き込まれた
佐野号をのんびり待ち、途中で佐野号機をデポし、矢問号で古屋へ。雪はたんまりある。
今日はここから登ります なかなか雪深いね
9:40
古屋の休憩所前を出発。5分徒歩で戻れば弓坂峠への登り口。道標の字は消えて読めない。
横に車が停まり「どこへ登りどこへ下りるの?ふ〜ん弓坂からか。我々ももう少し北の方から
登る予定。また稜線で会ったらよろしくね」と男性二人は去っていった。

スノーシューを装着。「これ、どうするの??左右ってあるの??」と3人。
まるいさんとぐり〜んさんはあいかわさんからの借り物、佐野さんはMICKEYのを借用。
今日は3種類のスノーシューの特徴がわかる。
「さっ、今日はまるいさんとぐり〜んさんが先頭」と佐野さん。いきなり道路からの壁の
登りに四苦八苦。こういうところからの登りかたを2人に伝授するオッサン二人。
「先頭を頑張るわ」とぐり〜んさん
沢筋の右岸沿いにまるいさん、ぐり〜んさんが交互に先頭をラッセル。ぐり〜んさんは着
込みすぎてすでに汗。中着を脱ぐ。
斜め傾斜のところはぐり〜んさんのスノーシューはグリップが弱いのでまるいさんが頑張
る。昨日からの新雪の下10センチほどにクラストしている堅い雪の層がある。
GPSの予定軌跡はもう少し左上を走っているが「このまま進もう」と佐野さんの声。
雪の頃はどこでも行けるし、それ行け〜。・・・・緩い分岐で地形図とにらめっこ。
このまま行くと壁が立ってくる。行けないことはないし峠より山頂に近いショートカット
にはなるが・・・。「左の尾根に乗ろう」と夏道(峠道)に復帰すべく急登に決定。距離は
しれている。ここはちょっと女性2人には酷な傾斜だ。
「矢問さん行って」と佐野さん。「はい〜」
峠道を目指せ〜! この登りはきついね〜
最初の半分を矢問、あと半分を佐野さんで峠道を目指す。15分間ほどなので、汗をかく
ほどではないが息が切れる。こういう時期しか出来ないこういう登りは何故か楽しい。

10:30
広くて立派な峠への道に出た。まだ女性2人ははるか下で傾斜のある雪登りに悪戦苦闘。
この峠道は登り口からしばらく入り、直ぐに左の尾根沿いに進むのだろう。
「これも二人には良い体験になるでしょう(^^)」と二人のオッサンは女性2人を待つ。
ここから峠までは快適なスノーシュールートといえる。
弓坂峠の石碑 今年の恵方は南南東
10:45
弓坂峠。古い歴史を感じる石碑がある。
「あの〜・・・私、イベントしてもいいですか・・」とぐり〜んさん。「歌でも歌うの?
踊り出すの?」かと思ったら「昨日、節分の丸かぶりしていないんです(^^;)」と太巻き
の丸かぶりだった。コンパスで今年の恵方の南南東を教えてイベント開始!
気持ちの良い尾根道だ 晴れ間に見える展望も綺麗だ
峠を東に下ると能家の集落へと行くが、今日はここから南の尾根を登り水無山を目指す。
あと距離にして700mもないし、まるいさんぐり〜んさんをまた先頭に進む。
「気持ちいいわ〜」とまるいさん 山頂まであと20m
峠から尾根への取り付きにまた四苦八苦の二人。足の向け方、膝や手の使い方を伝授する
オッサン二人。「登れた〜」あとはスノーシューには最適の尾根道が続く。時々青空も顔
を出し左手(北東)の展望が開ける。能家の集落の奥の雪をかぶった地蔵谷峰や能内山が
見える。最後は佐野さんがペースアップして山頂へ。
水無山 680.7m 具だくさんのカモ鍋ですよ!!
11:30
水無山。山頂札もない静かな山。赤テープを4つ巻かれた細い木がある。
「ホントにここが山頂かなぁ」「GPSでも間違いなし」「では、バンダナショットと鍋に
しましょう!」とまず写真。雪テーブル作り、ガスの用意、食材の用意と寒さも手伝って
みんなてきぱき。冬期用のPRIMUS「U」ボンベもこの寒さで冬季用もやや元気がない。
「水につけよう」と大きいシェラカップに水をかけたりテルモスのお湯をかけると「ゴー
ッ」と元気に。何度かボンベは暖かいお湯にかかりつつ、カモ鍋は出来た。さらに肉もた
っぷりウインナーもたっぷり入れて「おいしいなぁ」「あったまるね〜」「こんな手軽な
山だと太るなぁ」「ホントホント」最後はうどんを入れて汁も残さず「ごちそうさま〜」

13:00
下山開始。「どう下ります?」「最短距離の尾根で橋を目指そう」と地形図を見て決定。
「私もMSRを履いてみたい」とぐり〜んさん。体験装着と歩行。「グリップが違う」
まるいさんが先頭で進み、途中の尾根分岐が2カ所ある。そこから僕が「うひょ〜」とい
つものようにビュ〜ンと先に下っていった。これがホント楽しい。30分で県道へ出た。
直ぐ横が、登り始めた登り口だ。
楽しい下りでした〜 斜面の登りを自主訓練中
「もう少し斜面の登りを試していいですか〜」とぐり〜んさんは斜面を登る。
後ろからアドバイスが飛ぶ。ぐり〜んさん頑張る。「あ〜、満足しました〜(^^)v」

13:45
車道を歩いて車にもどる。「お手軽な山だけどこういう山もいいね〜」
遅く登って早く下れる雪の頃のお手軽山だ。汗もかいていないけど、てんくうの湯へ。
まるいさんは明日クライミング、ぐり〜んさんはスキーへ行くらしい。元気に「乾杯!」

帰りもまだマイナス2度。目の前の車が脱輪して溝内で横向いた。レッカー要請だな・・。
本日のGPSトラックルート  赤:登り 青:下り
この1つ前の記録は「南紀・法師山と百間山」の記録です