【兵庫】丹波市・ヒカゲツツジの向山から清水山
【山 域】 兵庫県丹波市・ヒカゲツツジの向山から清水山 【日 時】 2009年4月11日(土) 日帰り 【コース】 水わかれ公園−向山(569m)−五ノ山(最高峰591m) −清水山(542m)−水わかれ公園 【メンバー】矢問単独 |
今日は丹波のたぬきさんがこよなく愛し通っている向山のヒカゲツツジが見頃と言う事で たぬきさんが掲示板でオフ会を企画され呼びかけをされている。集合は9時とのこと。 ヤマケイJOYでも紹介されたので人が多いかもしれない。何より暑がりの僕は、早朝に 単独で向山連山をたぬきさん達と逆コースで周り、出会うことにした。朝5時に家を出る。 |
観音堂 | 滝山古墳とコバノミツバツツジ |
6:40 「水分かれ公園の駐車場」に着いた。田畑のレンゲや菜の花がのどかさを盛り上げている。 桜祭りもしていて桜が満開で散り始めている。車はまだ僕1台。まだ静かな時間だ。 駐車場から少し北へ行くと「観音堂登山口」があり、少し登ると観音堂がある。 シシよけの柵を開け閉めしてネット際を登る。ヤブツバキの赤い花の横で動く物が・・。 「ヒーッ」直ぐ横で鹿が鳴いた。こっちもびっくりした。 滝山古墳(今でも石棺に人骨は眠っているとか)の所からコバノミツバツツジが咲き出して いる。クヌギの落ち葉の絨毯。里山ながら最初の登りは起きたての体にはこたえる。 まだ空気は冷たく、暑がりには都合がよい。今朝は誰もまだ登っていないようで蜘蛛の巣 を払いながら登ると「二ノ山(地形図298m地点)」。ここで上着を脱いでシャツ1枚に。 ここからは登りも緩くなり松の木も多くなる。 |
展望所が随所にある | ヒカゲツツジが現れだした |
7:20 「岩座展望所」の岩のてっぺんから石生の町を見て北進すると「三ノ山470m」。 少し北進すると東進に進路は変わる。左は植林、右は自然林で小鳥の声が多い。 10分ほどで「四ノ山(地形図P511m地点)」。ここを過ぎるとロープがあり下る。 休憩がてら無線機を出す。スイッチをオンするとたぬきさん(JN3IRC)が僕をコール中。 9時の集合時間までの準備中らしいが、ヒカゲツツジの位置を詳しく教えてくださる。 QSOの後に上を見上げると「ありゃ、ヒカゲツツジの蕾だ。こんなところにあったのか」 「ということは・・・」と北斜面に少し入って見ると「おおっ、沢山咲いてる!」 ここからのルートの北側には淡い黄色のヒカゲツヅジが沢山咲いている。 裏作の年なのか水不足なのかほんの少し花に元気がないように見える。 |
松の台展望所 | ヒカゲツツジがとても多い |
7:55 「松の台展望所」では展望と沢山咲いているヒカゲツツジが同時に楽しめる。 集合地に車で向かっておられる谷口さん(JJ3BHN)のモービル無線とQSO。 清住のカタクリの花の様子を見てから、たぬきさん達の集合地に行くとのこと。 |
ヒカゲツツジのトンネル | ヒカゲツツジと景色が楽しめる |
深坂北峰からの展望もヒカゲツツジとともに楽しめる。 たぬきさんから無線コール。ここから見える黒井城跡のある城山の説明をして下さる。 |
黒井城跡のある城山356.8m | 歩いてきた二ノ山や三ノ山 |
「ツツジが岡展望所」から振り返ると今まで歩いてきた二ノ山や三ノ山が見える。 谷口さんから無線コール。清住のカタクリを見終わり集合地に向かっているとのこと。 |
向山 569.0m | 城山を見ながら朝食タイム |
8:30 向山。北側の展望がよい。静かで涼しくて落ち着く。じっとしていると肌寒く上着を着た。 三角点の所は日陰で丸太に座ってコーヒーを沸かし、展望を楽しみながら朝食タイム。 向山からは、D-STARで生駒や六甲のRPTには届かない。 430MHZ帯FMで床ノ尾山に向かうやまあそさん(JL3IXW)をコールしてみたが感無し。 30分ほどゆっくりし、清水山へ向けて出発(9:00)。ヒカゲツツジの花はまだまだ続く。 |
まだまだ続くヒカゲツツジの花 | 山の斜面はタムシバが点在 |
鳥の羽が大量に散らばっている。獣にやられたのかな・・・。 タムシバの花が落ちているので上を見上げると純白の花が青空に映えてまだ咲いていた。 五ノ山(向山連山の最高峰・591m)で進路は南へ。 蛙子展望所からは珪石山の斜面に白く点在するタムシバの木に咲いている白い花が とてもよく見える。 蛙子峰(562m)を過ぎて、「譲葉山方面に行ってみるか・・・」と少し行きかけたが、 暑くなってきたし「今日は止めておこう」ともとに戻り軌道修正。清水山へと向かう。 |
えぐれた箇所。大樹があったのか | 青空に映えるタムシバの白い花 |
ヒノキや杉の植林帯となり涼しくて助かる。山の斜面にはタムシバも咲いている。 深く土がえぐれた所がある。下部は穴が向こう側に貫通している。 |
清水山(きよみずやま) 542m | 清水山でもコーヒータイム |
9:40 清水山(きよみずやま)542m。道標にはカッコ書きで「剣爾山(けんじやま)」ともある。 「剣爾山」はこの西にあるP416mを呼ぶのでややこしい書き方だ。 反射板もあり陽当たりも良く暑い。 日陰に入ってコーヒータイム。気温も上がってきたので湯は直ぐに沸く。 たぬきさん達のパーティーは、9時に鳳翔寺登山口から登って今どのあたりだろうか。 もうそろそろ会えると思う。無線をワッチしていてるとBHNさんがだっちゃんをコール。 たぬきさんやBHNさんは西の剣爾山の山頂にいるようだ。 たぬきさん達に会う前に上着を着て、剣爾山へと向かおう。 |
たぬき隊の皆さんととお別れする | 剣爾山416m |
植林帯を下っているとたぬきさんから無線コール。現在地を知らせる。 博打岩を過ぎたあたりで前から声が聞こえてきた。 先頭の谷口さんが見えたので手を振った。「お久しぶりで〜す」「会えましたね〜」 超久しぶりのGORYUさんや貴公子さんにも会えた。ラストにたぬきさんの顔が見えた。 他の5名の方達(まるいちさん、to_ryoさんとそのお友達Aさん、あかげらさん、みずさん)は お会いするのは初めてのお顔。「初めまして」とご挨拶。 「今日はたぬきさんの漫才が聞けないんですよ」と貴公子さん。「なるほど父たぬきさん や、やまあそさんがここにいないからね〜」と納得。「では、また」「お気をつけて」 10:20 亀岩を過ぎると「剣爾山416m」。ここからの展望は今日歩いてきたルートが一望できる。 朝僕が出発した観音堂登山口から10時頃から登っているだっちゃん(JO3JCL)と無線 がつながった。いま二ノ山あたりにいるらしい。ヒカゲツツジ情報を伝えた。 たぬきさん達のパーティーとランチタイムに合流するらしい。 |
「天狗岩」のてっぺんに登り展望を | 町と山とがよく見える |
「領家の頭」で展望を楽しみ、次の「天狗岩」のてっぺんに登り展望を楽しむ。 麓にあるいそべ神社に関係する岩でもあるようで、「いそべ神社岩座」とも言うらしい。 ここからの展望もなかなか素晴らしい。ここからの下りもコバノミツバツヅジの花が多い。 |
コバノミツバツツジが多い | レンゲと菜の花 |
植林帯が伐採されている。涸れた沢筋を下る。水も流れていない細い沢に小さな堰堤風の 工事が数カ所されている。 |
歩いてきた稜線ぐるりが見える | 「桜祭り」への川沿いの桜 |
10:40 シシよけの鉄扉を開け閉めして通過すると「鳳翔寺登山口」。 レンゲの花や菜の花を見ながら右手を見ると、ぐるっと歩いてきた稜線が一望できる。 10:45 駐車場に到着。朝は1台だったが、バスが6台、乗用車が50台ほどで満杯になっていた。 水分かれ公園の桜祭りがお目当てのようだ。風が吹くたびに桜の花びらがひらひらと綺麗だ。 さて、時間もあるし、ここから車で20分ほどの清住のカタクリの花を久々に見てから帰宅 することにした。 |
清住のカタクリの花 | 大きな群落が2カ所ある | 鹿に荒らされつつ・・・ |
清住の「カタクリの里」にも多くの人がカタクリの花の写真を撮りに来ていた。 カタクリの群落はヒカゲツヅジと同じく水不足と時期的に終盤に入り、やや色づきも元気 も欠けているように感じた。帰路でも車中から山にいるたぬきさん達に無線でQSO。 家の近くまで来ると、今年の2月15日に大野山でアイボールしたJN3LQPさんのCQが 聞こえたので応答してしばしお話しをした。 今日はたぬきさんの向山情報で「花三昧の半日登山」ができた。感謝! |
本日のルート |
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