【北摂】大船山(653.1m)
【行き先】 北摂・大船山(653.1m) 【期 日】 2006年4月9日(日) 【メンバー】山ネットのメンバーと矢問の45名(うち視障者14名) 【コース】 JR大阪駅―三田駅―神姫バス―十倉バス停、 大船山登山口〜大船山分岐〜大船山山頂〜波豆川バス停 ―バス―JR三田駅―大阪駅 |
視覚障害者の登山サークル「山ネット」の今月の登山は僕にとっては近場の大船山。 「ふるさと兵庫の50山」に選定されている大船山をMICKEYと登って以来7年ぶりだ。 僕は三田駅で合流し、サポート開始、そしてまた三田駅までという事での参加。 三田駅で大阪からの一行を待つ。大阪駅に7時10分集合とのことなので、参加者は少な いのではと思っていたら僕を入れて44名。それに、現地登山口で林さんも合流するとの ことで45名とのこと。おりーぶさんも猫むすめさんも茂木さんもサポート参加。 超久しぶりにユングさんにも会えた。 8時半過ぎから10時の間の、三田駅から十倉までの神姫バスは無くなっているので、 44人も乗るのだし、チャーター便を頼むことになった。8時50分に三田駅前を出発。 |
チャーター便で「十倉」到着 | 菜の花が綺麗に咲いている |
9:15 十倉バス停。バスの中で5班に分けて、僕は5班。ザックにサポートロープをつけて、 KDさんのサポートを担当。KDさんのサポートはKDさんが数年前の初参加の頃から 何度もしている。太り気味だったKDさんは今は締まった体つきとなり、足の運びも素晴 らしい。右に菜の花の咲く畑を見ながら登山口へと進む。「ひんやりするね」と声。 |
杉の植林帯を進む | 少しぬかるむ溝状の道 |
まだこのあたりの朝は肌寒い。ため池の横を通り、杉の植林帯へと入る。ここも鹿害か、 下草が無くて土がむき出しで段々と荒れてきている。谷道なので溝状の所に水が流れてど ろんこ状態の所もあるが、KDさんは誘導通りうまく通過してくれスムーズ。 |
自然林となり傾斜も少しきつくなる | 岩や石が多くなりサポートに注意 |
10:15 分岐で10分間の休憩。以前はなかった新しい道標がある。 ここからさらに30分登ると、次の分岐。ここでも休憩を取る。帰路はこの分岐を左へと 進み波豆川方面へと下山するのだ。ここから山頂までは露石がやや多くなり傾斜もすこし きつくなる。 |
山頂の祠に手を合わすKHさん | 三角点にタッチのKDさん |
11:05 大船山の山頂に着いた。大野山はじめ、360度の展望。 なつかしい祠もある。山頂のタムシバの花は五分咲きだった。 KDさんに三角点の位置を教えてタッチ。 山頂は風もなくポカポカと暖かい。1時間のランチタイムとなる。 |
賑やかなランチタイム | 第131回の集合写真 |
登山口で合流するはずの林さんがやってきた。アスレチック側の登山口から登るのだと思 って間違って待っていたらしい。45名が山頂を独占状態で満杯。 林さんと茂木さんと並んで食べた。茂木さんからはグァムでの沢登りの話が聞けた。 記念集合写真と新人の自己紹介が終わり、下山開始。 分岐までの急な部分がある下りを慎重にサポートしつつ進む。 |
下りは慎重に慎重に | 町石 | 参道は道がえぐれて荒廃 |
13:05 舟寺跡。霧が多く湿気が多かったこの寺は、維持が困難となり、1499年に現在の集落 の所に移された。ここから3分ほどで大きな山桜の木があるが花はつけていなかった。 下までの参道には五輪卒塔婆型の町石が13基あるというが、今では下山までは3つほど しか見あたらない。正面の線彫りの蓮華座上に錫杖と宝珠を持った地蔵菩薩の立像を薄彫 りされその下に「丁」目が刻んである。 寺跡ではオフロードバイクの数名が食事をしていたが、オフロードバイクがここまで入る ようになってからは、以前来たときは綺麗だった参道はえぐれて溝状になり、さらには参 道の階段状の石はバラバラになりゴロゴロと転がっており、視障者にはとても歩きにくい 荒廃部分が多い参道となったことが7年ぶりに歩いて悲しい気持ちになった。 13:55 波豆川バス停。ここからは路線バスで三田駅まで戻るが、14:30のバスまで時間がある。 周囲に沢山あるツクシやフキノトウを採取しながら待つ。 |
大舟寺 | 大きなカヤの木 |
僕は待ち時間を利用して直ぐ先に見えている、寺山と広照寺山のふもとの「大舟寺」まで 久々に行ってお参りした。ここは妻恋地蔵さんや林さんたちと寺山と広照寺山に登った際に 立ち寄ったことがあり、天然記念物の樹齢800年の大きなカヤの木がある。 境内のまだ桜は三分咲き程度だ。 14:30路線バスは山ネットのメンバーで満杯。 三田駅で解散し、僕は15:06のJRで帰路についた。 |
本日のルート |
この1つ前の記録は「奥越前・口無山の敗退記録」です |