【大峰】大峯大橋から山上ケ岳


【山 域】大峰・大峯大橋から山上ケ岳(1719.2m)
【日 付】2006年9月19日(火)
【コース】毛又橋−大峯(清浄)大橋−一本松茶屋−洞辻茶屋−鐘掛岩−西覗岩
     −大峯山寺−山上ケ岳−レンゲ辻−レンゲ坂谷−毛又橋
【メンバー】矢問 単独
3連休は天気が不安定でどこにも行かず。19日は最後の夏休み。
予報では台風も去り晴れるらしい。それもカラッとした晴天とか。
「どこか行く?」とMICKEYに聞くと「家で読書してる」との返事。
では女人禁制の山上ケ岳にでも行ってくるか。19日の朝5時前に家を出た。
黒滝茶屋まで霧雨が降っていたが、その後は止んだ。回復に向かっている。
石像も沢山たっている 大峯(清浄)大橋
7:30
毛又橋に着いた。五番関から回り込んでいくか悩むが、大峯大橋から登ることに。
大峯大橋の駐車場は1000円かかるので、車は毛又橋の五番関への登山口にデポ。
大峯大橋の左横には石像や石柱が沢山建っている。その先に女人結界門。
一本松茶屋 お助け水
15分程歩くと木の塀のような残骸が斜面に2つ落ちている。その直ぐ先が一ノ世茶屋。
ここは茶屋の小屋は全く無く、祠のみがある。次にある一本松茶屋を過ぎて喉が渇き
はじめたら「お助け水」に着いた。グッドタイミング。ここで水を飲みつつ小休止。
先着の白装束の男性が1名。僕が先に進んだ。登山姿の2人の男性が下ってきた。
木の階段はアイゼンの跡が沢山ついている。流石に冬山の入門ルートとされている
だけに訪れる人は多いのだろう。
洞辻茶屋 洞辻茶屋の内部
ダラ(ニ)スケ茶屋 また茶屋?「松谷清造出店」とある
8:50
洞辻茶屋。ここでも別の男性が1名休んでいた。ここでも僕が先に進んだ。
10分でダラスケ茶屋。前にももう人はいないし、振り返ると誰もいない。
今日はどの茶屋でも一軒の店も開いていない。何故??
油こぼし(小鐘掛) この上部が鐘掛岩
鐘掛岩のてっぺん 護持院宿坊が見える
9:15
鐘掛岩。鉄階段と鎖で登る。展望はすこぶる良い。高度感もなかなかの物だ。
薄曇りで風が涼しい。僕にはピッタリの天気。「山頂に着くまで照るなよ」
大蛇ー風の「鷹ノ巣岩」 「左:大峰山寺 右:西の覗」 「西ノ覗岩」のてっぺん
9:30
西覗岩。日本三大荒行の1つ。ロープは自由に使えるが、1人ではどうしようもない。
それもなかなか老朽化しているロープ。かつててるさんが修行しに来てやったと言うが、
実に怖そう。こわごわ下をのぞき込んだら目が回りそうになった。

厄よけカワラ投げのかわら入れの扉に、釘が打ってあってカワラ投げが出来ない。
展望は抜群だ。じっくりと展望を楽しむ。
山伏姿の男性が上から下ってきた。さすがにこのあたりは線香の香りが風に乗ってくる。
宿坊の立ち並ぶところを通り過ぎるともうすぐ山頂だ。トリカブトの花が実に多い。
何十回登頂記念などの記念碑が多い。
大峯山寺の門 大峯山寺(大峯山上権現) 三角点と聖蹟・湧出岩
9:45
大峯山寺。平日だからか、人気がない。先に山頂へ行ってこようと、お花畑から回りこんで
日本岩へ。お花畑の広場の様なところに、ヘリで物資が運ばれているようだ。

三角点は湧出岩のすぐ横。寺から直登なら5分もかからず山上ケ岳の三角点に着く。
大峯山寺へ戻り、お参りをした。住職さんにお守りの種類のアドバイスを頂き、父へのお守り
を購入。寺はあと4日後、23日の午前3時「戸閉式」で閉門される。5月に「戸開式」がある。

ベンチでゆっくりおにぎりを食べる。風が実に冷たく、半袖ではとても寒い。風邪引きそう・・・。
寺の右手にある高鉄下駄等の鉄の設置物は稲村ケ岳の尾根筋の「剣の塔」と同じ鉄工所作。
時間もあるし裏行場も見にいこうかと考えたが、今日はパス。また次の機会にした。
おっ、稲村ケ岳の剣の塔と同じ作者 お花畑からレンゲ辻への分岐へ
10:35
下山開始。レンゲ辻へ向かいたいが、道標がない。地形図とコンパスのにらめっこ。
おっとっと・・・。先ほどのお花畑の所から行けばいいのだ。
くるぶし高の笹の原を過ぎるとレンゲ辻への道標があった。ここから下りが始まる。
鉄階段、丸太階段などが続く。この設置も大変だったろう。
レンゲ辻への下降開始 なかなかの眺め
露出岩面の下りは滑りやすい。稲村ケ岳や大日の眺めが実に良い。
一人の男性とすれ違った。
レンゲ辻の女人結界門 大峯大橋への道しるべ
11:00
レンゲ辻。女人結界門がある。どこにも「レンゲ辻」とも「レンゲ峠」とも書いていない
が「←大峯大橋」と下りの踏み跡をさした道標があるので間違いない。
沢筋の道を下る 林道に出た
エアリアマップや地形図を見るとやや心配だったが、踏み跡は全く心配の要らないくらい
明確であり、沢筋を下る。途中、沢の二俣出合にトタンなどの小屋の崩れた跡があった。
エアリアマップにも小屋マーク+?のある位置だ。
10m程の細い溝状の滝が右岸に見える。大峯大橋まで1.5キロあたりで植林帯に入る。
ラジオを聞きながら登ってくる男性とすれ違った。

11:55
植林帯を500mも行くとポンとアスファルトの林道に出る。
あとは1キロほどアスファルト道を歩く。日陰になっていて涼しい沢沿いの道だ。

12:20
毛又橋に到着。洞川温泉で汗を流す。たった3人のがら空き。晴天の露天風呂。
(4月から温泉駐車場にゲートが出来ており1時間のみ無料・・・せわしない・・・)
実家にお守りを届けて16時に帰宅。運動不足の連休の締めくくりに軽めの登山だった。
本日のルート
この1つ前の記録は「【鈴鹿】茶屋川・又川谷から竜ケ岳」の記録です