【四国】徳島県 剣山から次郎笈
【山 域】 徳島県 剣山から次郎笈 【日 時】 2008年9月13日(土) 【メンバー】矢問単独 【コース】 見ノ越−剣山1955m−次郎笈1929m ピストン |
石鎚山を登り終えて徳島に向かう。本当は三嶺−剣山を縦走したかったが、天候不順で 剣山と次郎笈にした。貞光の道の駅「ゆうゆう館」で夕食をとり、国道438号を南下。 一宇から先は道も細く、自動車のすれ違いやバスのすれ違いには難儀する。 新田神社を過ぎるとつづら折れが始まる。強烈な濃霧となりフォグランプをつけても視界は 10mほど。路肩がよく見えず、時速も10〜20kmしか出せない。こんなところでも車が 来るのでお互いすれ違いに四苦八苦。 スキー場があるが、雪の頃のこのルートは難儀しないのだろうか・・・。 20時過ぎに見ノ越のトンネル前に着いた。リフト乗り場前の広い無料駐車場には、無人の 車1台のみ。トイレに行ってラジオを聞きながら早めに寝る。 21時から0時まですごい雨。0時過ぎに止んだ。5時頃に4人乗った車が1台来て5時半 に登山開始したようだ。リフトは9時から。リフトは片道1000円。歩いたら上の西島駅まで 35分で着ける。剣山はリフトなしで楽に登れる山。 |
剣神社の階段が登山口 | 気持ちの良い登山道 |
6:00 駐車場から少し戻ったところの剣神社の階段が登山口。「昨日に続きまた階段か・・・」 剣神社の左に円福寺。剣神社の右手にある簡易宿泊所の右横奥に登山道は続く。 |
リフトの下をくぐる | リフトは9時から動く |
階段ではなく、ふつうの登山道になりホッとした。山からの水道設備があり、リフトの下 をくぐって道は続く。先に登っておられた4人を抜いた。 |
野営場 | リフトの上の西島駅 |
6:35 野営場を過ぎると山頂小屋が見える。リフトの西島駅に着いた。 展望を楽しみつつ大剣神社経由で行こう。トリカブトが群生している。 |
大剣神社 | 奇岩の間から次郎笈が見える |
6:50 大剣神社。閉まっている。大岩が被さっている。展望は良い。夜中までの雨のおかげで 雲海がすばらしい。 病気を治すという若返りの御神水はここから90mの地点とある。 |
剣山本宮と頂上ヒュッテ | 剣山本宮 | JARLの方位盤 |
7:05 山頂ヒュッテ。小屋の横にはJARLの方位盤。3エレアンテナも立っている。 あたりを見回しても誰もいない。三角点に向かう。 |
気象観測所 | 剣山 山頂1955m からQSO |
7:15 剣山1955m。360度の展望。写真を撮りつつベンチで展望を楽しむ。 流石に寒くて上着を着た。無線機ID-92を出してD-STARレピータにアクセスしたら生駒、 六甲西、有田RPTにダイレクトに飛んで反応した。朝早いので無理かな、と思っていた ら生駒RPTで、JO3DIN/3局がモービル移動中にD-STARで応答してくださった。 |
次郎笈に向かう | 次郎笈 山頂1929m |
8:00 時間もありすぎるので次郎笈に向かう。どんどん天気は回復傾向で青空がのぞきだした。 剣山からは次郎笈があまりにも美しい山容で「こっちにおいで」と言っているようだ。 一旦下って静かな稜線を歩く。実に気持ちの良い稜線歩き。石鎚山よりも開放感がある。 ただ、雷や雨風の時は隠れる場所がないので難儀すると思うが。 次郎笈の登りにかかって上を見ると、ヘルメットをかぶった男性が下ってくる。 肩にはMTBを担いでいた。「どこから来たのですか」「剣山トンネルから来ました」と。 稜線をMTBに乗って剣山に向かって走っていった。雲上のMTBとはすごい。 |
次郎笈 山頂1929mからQSO | MTBの男性が戻ってきた |
8:30 次郎笈1929m。剣山からは遠く見えたが、30分で来られる山だ。来て良かった。 今日、本当は登る予定だった三嶺も10数キロ先に綺麗に見える。いつかは登りたい。 (高松のLWZさんによると三嶺は高知側から紅葉時に登ると最高に美しいとのこと) ID-92でD-STAR六甲西430RPTにダイレクトで飛ばすと、岡山のJF4CYP局が応答して くださった。山頂の地面や空中には、やけに羽ありが多い。 9:00 剣山へ向かう。4名ほどと行き違う。先ほどのMTBの男性が戻ってきた。剣山トンネル に戻るらしい。太陽が照りつけてきて暑い。 9:30 剣山。だんだんと登ってくる人が増えだした。一の森側のデッキの端がだれも人もいなく て静かなので、そこで1人、無線を楽しむことにした。 D-STAR有田RPT経由でJJ3VGR局、仙台のJO7CVU局が応答してくださった。 430FMでは、先日六甲山で繋がった神戸のJG3MBL局のCQに応答した。 またいつも兵庫の山から応答している香川県JI5LWZ局に南側の剣山からQSOができた。 香川のLWZさんは明日、OAPさん達と鳥取県境の扇ノ山に1泊で登る予定らしい。 帰宅したら、明日夕刻の六甲山から扇ノ山へのQSOを試みたい。 合間合間で、QSOを約束したJN4XRR局を何度もコールしたが応答なし。 ランチタイムにした。 11:35 下山開始。下山路は「刀掛の松」経由の尾根道で下山する。 下山しながらもJN4XRR局を何度もコールしたが応答なし。 朝まだ開いていなかった西島駅横の売店が開いていた。 おでんの良い香りがしていた。 |
「刀掛の松」は枯れて倒れてる | 「刀掛の松」の横の祠 |
12:25 下山完了。と、同時にJN4XRR局から無線ではなく電話が入った。「また次回よろしくね」と。 駐車場は朝と違い、70台以上が駐まっていた。それも普段目にしない全国各地のナンバー プレートが並んでいる。流石に日本100名山の1座だけのことはある。 一宇赤松の「つるぎの宿・岩戸(400円)」で汗を流して、帰路についた。 鳴門のうずしおはすごい勢いで渦を巻いていた。徳島から本州への帰路、淡路島の室津SAで ID-800モービルにてD-STAR運用。対岸の有田430RPTでJA3SQI局、JA3PTR局が応答して くださった。また六甲西RPTでJR3UFW局が応答してくださった。 DVモードは実にクリアーに聞こえる。 430FMでは奈良県吉野郡吉野村移動のJO3GQB/3局のCQにSAから応答した。 JO3GQB局は雪の頃、穴吹からバスで一の森経由で剣山に登ったとのこと。 最近はこの山の有名な花、キレンゲショウマを写真に撮りに来たらしい。活動的!! 四国の石鎚山、剣山、次郎笈からID-92でD-STAR運用を試すことができて嬉しかった。 四国のRPTとうまく繋がって、5エリアの皆さんともDV運用ができる日を楽しみに しておきたい。 2日間の走行距離は715km。 昨日の石鎚山での歩数は18,180歩、今日の剣山と次郎笈での歩数は14,430歩。 |
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