【比良】鴨川・八池谷で沢登り教室
【山 域】 滋賀県/比良 鴨川・八池谷 【日 時】 2008年7月21日(月・祝) 【メンバー】助役、佐野、N嬢、まるい、栞、じゅん、ゆエス、 ハリ、しほっち、矢問 【コース】 ガリバー旅行村−魚止めの滝−大揩鉢−八ツ淵の滝 −貴船ノ滝−七編返しの滝−まぼろしの滝−広谷 〜八ツ淵の滝〜ガリバー青少年旅行村 |
花火で童心に戻る | 「さて出発前の集合写真」 |
助役が企画する「初心者沢登り教室」も今回が最後とのこと。サポート役で参加した。 八池谷はMICKEYと行ったのは2001年10月。7年ぶりの谷だ。 参加を楽しみにされていた、光姉さんとままりんさんは怪我で急に参加できず・・・。 じゅんさん、ゆエスさん、栞さん、ハリさん、しほっちさんが今回の生徒となった。 中でもハリさんは初の「沢登り」で準備期間からテンション全開でパワフル! 20日(日)の22時に北小松駅前に集合とした。助役とじゅんさんを乗せた矢問号は 1時間ほど早く着いて、テントでの前夜泊地の適地探しの偵察。 ゆエスさんを乗せた栞号、地元のしほっち号が到着し、まるいさんとN嬢を乗せた佐野号 も到着し、某所でテントを張って小宴会+花火。無風で蒸し暑いのなんの・・・(^^;)。 4:50 「起きろよ〜」と早起き助役の声。蒸し暑くて2時間も寝てない。 みんな寝不足ぎみだが、涼しい沢が待っている! そそくさと朝食とテント撤収しガリバーの駐車場奥へと移動。 |
ここから入渓点へ下る | 堰堤は右を巻く | 「あ〜気持ちいい」 |
「また巻くよ」 | 「あ〜気持ちいい」 | 「ふ、深い〜・・ヘルプ〜」 |
6:40 沢支度をして出発。10分ほど歩いて沢筋へと下る。堰堤があり右から巻き、一旦沢に降 りてまた右斜面を登り巻き、入渓。N嬢は初っぱなから「気持ちいいですよ〜」と泳ぐ。 |
「ルート作ってきま〜す」 | じゅんさんが登る | しほっちさんが登る |
7:15 魚止めの滝6m。助役の指示で、クライマーN嬢がロープを引きルート工作に左をへつっ て左水際を登る。助役がビレー。ロープが少し足らないようで苦労している。カムかナッ ツで固定している様子で、その状態を確認するように指示があり僕が右を巻いて確認に。 バックアップも確認後にOKの合図。ロープマンなどの登高器を使って順次登り始める。 |
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ハリさんをヘルプ | ゆエスさんが登る | 上から見守る僕とN嬢 | |||
栞さんが登る | まるいさんが登る | 助役がラストを余裕で登る |
ハリさんが登りはじめの足場に苦労。すかさず佐野さんがヘルプに水に浸かって向かう。 35分間で全員登り切った。「すごく気持ちいい!沢登り最高!」と興奮気味のハリさん。 フリクションを効かす歩き方にまだ慣れていないようで、その都度アドバイス。 |
女性にはお助けの助役 | 「簡単ですよ」「よし!」 | 「私たちは鎖場で登ります」 |
木の刺さる岩間3mも、生徒はおたすけロープで登る者や右岸の鎖場を登る者もある。 |
障子ノ滝は吹き出している | シャワークライムをやめて巻く |
2段10mの障子ノ滝の7m滝は水量が多くて吹き出している。 「この水量では無理。巻こう」ここは右岸を簡単に巻くことができる。 |
沢は右へ曲がる | 「楽しい〜♪」しほっちさん | 「フリクション効かせて!」 |
8:00 斜瀑8mは奥に進み、末広がりの左水際を初心者はロープに登高器をセットして登ったが、 クライマーのまるいさん、栞さん、助役は右のスラブ気味の岩場のバンドをうまく拾って登り切った。 |
右岸から左岸へと渡り登る | 余裕の佐野さん | ここも直登無理と判断 |
7mと斜瀑6mと続くゴルジュ帯の空戸ノ滝もすごい水量で、左の水際をロープを出して 登り、左岸にわたって水際右の岩場を巻き気味に登り切る。ここでもN嬢が先行しロープ をセットする。登山道を歩いている人たちが僕たちを珍しそうに見つめている。 登りの順番を待っていると寒い位だ。沢はコレが暑がりにはうれしい! N嬢のいる右に回り込んだところにフリーで登っていった。最後がやや嫌らしかった。 |
「頑張りま〜す」ハリさん | 「頑張りま〜す」しほっちさん | しばらく平流 |
谷が左に曲がるため下で待つ助役へ状況を合図すべく僕が右岸の岩場を登る。 次に佐野さんが先に、僕の登っている岩場を登って行き、初心者のためにロープを張る。 僕もすぐに佐野さんの後を登っていき、みんなを待った。 「空戸の滝」の看板のところで小休止して行動食をとる(9:15)。 |
「大揩鉢」に着いた | 記念写真だ〜! |
9:30 明るく開けると右からワサビ谷が見え「大揩鉢」に着いた。みんなで記念写真!。 |
ナメを遡上する | 「ジャ〜ンプ!」しほっちさん | 3人官女に捕まる助役 |
小揩鉢を見ると飛び込むN嬢。ウズウズしていたしほっちさんもジャンピングして飛び込む。 ハリさんも負けじと飛び込んだ。助役が引き込まれ「たばこがぬれた〜」と泣き顔。 僕らの子供のようなはしゃぎようを見ていた、登山者3人組の1人の若い男性も僕らの 声援に応えて飛び込んだ。「綿シャツはあとで寒いよ〜」と飛び込んでから注意した(^^;) このあたりが八淵の滝といわれるところ。 |
ゴルジュ帯・右は何を? | 「深くて取り付けません〜」 | 屏風滝の全景 |
水遊びの先はゴルジュになっていて大きく深い淵をもつ屏風滝。この淵でもN嬢はスイス イと泳ぎを楽しんでいたが「足が立たない〜深い〜(^^;)」とあわてて戻ってきた。 右の岩壁を見ると助役が岩を登りたそうに岩をさわっていた。 |
名瀑「貴船の滝」 | 鎖場を降下する | 沢床から見た貴船の滝 |
直登は無理で左を巻き右岸を歩く。すぐに名瀑「貴船の滝」30mが目に入る。 右岸から鎖場を下り、左岸の鎖場+はしごを登る。貴船の滝も豪快な水量だ。 |
「快適です〜」しほっちさん | それ行けドンドン! | 「ヒェ〜!シャワー冷たい」 |
平流となり再び廊下状の小滝やナメを好きずきのルート取りで軽快に進む。 |
気持ちの良い溯行が続く | チョックストーンの滝 |
チョックストーンの滝は左を巻く。 |
ゆエスさんとN嬢 | 「ジャ〜ンプ!」しほっちさん | 「ゆエスさん、戻れ〜」 |
10:45 七編返しの滝。登山道の橋がある印象に残っている風景。 ゆエスさんが泳ぎ出す。N嬢は斜瀑を滑り台にして淵に滑り降りて泳ぐ。それを見ていた ハリさんもそれに続く。しほっちさんはまたまた豪快にジャンピング・ドボン! みんな沢の遊びを満喫している(^^) 次の斜瀑8mに向かってゆエスさんが右岸から近づくが「無理!巻くよ」と佐野さんの声 で戻り、全員右に見える鎖場を巻く。この後も小滝やナメが続き楽しく涼しく溯行できる。 |
N嬢は釜を見ると泳いでいる。元気!! 岩間4mは右からへつり気味に水際を登り上部で左へと登り切る。 生徒たちには助役がシュリンゲを出しヘルプ。 |
「まぼろしの滝」 | 左岸の岩場を巻く | 最後を慎重に! |
11:45 「これより先核心部・初心者だけでの入山は危険です」の懐かしい緑に白字の木札を過ぎ ると、木の刺さる6mの「まぼろしの滝」。これは右を巻く。 「登山道からはこの滝の音しか聞いたことがなかった」というハリさんは「まぼろしの滝」を まともに見られてうれしそう。 |
「滑って落ちろ〜」と水をかける助役 | 釜を泳いで登ったN嬢 |
「ここ登れるかな(^^)ヒヒヒ」次に現れた広い釜には倒木があり、そこをゆエスさんや じゅんさんに登らせ、木に水をかけて滑り落とそうと遊ぶ助役。女性陣はギャラリー。 二人とも登り切ったので「おもろない!」期待通りに水に落ちなかったので助役は不満顔。 当然のようにN嬢は釜を泳いで行く。釜や淵では必ず泳いでいる元気娘! |
残留シュリンゲがあるが・・ | 僕も慎重に登る | 続いてまるいさんが登る |
次の末広がりの岩間6mには左に残留シュリンゲがある。N嬢が先に登ったが足場からみ て初心者には難しそう。「少し長めのシュリンゲ出してあげて」とN嬢に頼んでハリさん がチャレンジ。シュリンゲへの手の入れ方を昨夜助役の講義で勉強したのに全く忘れてい る。みんなが「違う!こうするんや!」と合図しても、知恵の輪のようにくるくる手を回すば かりでてみんなを笑わせた。 |
左のスラブは誰も登らないの? | 「取り付けませ〜ん」N嬢 |
次の滝は左にスラブの岩盤を持つ4mの滝は、助役と佐野さんが滝の右水際の岩場を登り 他の者はスッと巻いた。すぐに現れる岩面を滑るように流れる6mの滝は右水際を助役、 佐野さんが登り、クライミングを楽しんでいる。続いて栞さんもチャレンジ。 なんとなく先の2人とは違う登り方でまるいさんとヒヤヒヤしながら見ていた。 |
残留ロープで登るしほっちさん | 栞さんは岩登り |
しほっちさんはじめ他は右の木にぶら下がっている残留ロープ目指して巻き登った。 「あ〜、もうそろそろ溯行も終わりやねぇ」と僕。「あとはちゃぷちゃぷ歩くだけよね」と まるいさん。橋というか倒木というか出渓地点の広谷が見えてきた。 |
「あ〜広谷に着いたね」出渓点 | 道標前でしばしの休憩タイム |
13:00 広谷。みんなで「お疲れ様〜」と握手。沢装束をとりしばしの休憩。 途中でゆエスさんもじゅんさんも岩場で滑ってこけたり落ちたりしてヒヤッとした場面も あったが、大事には至らず無事全員が溯行を終えた。 「もう楽しくてたまりませんね」とハリさん。「楽しかったなぁ」とゆエスさん、じゅん さん。去年はこの沢でヘロヘロになったしほっちさんも「リベンジ達成!」と笑顔。 13:20 下山開始。「登山道は私が先導します〜」とハリさんのターボエンジン全開。 以前下ったエアリアマップに載っている広谷からの下山道と違うようだ。僕にとっては初 めてのルート。八淵の滝のところへ出るのは変わらない。 「ハリさんの下山スピードは速すぎる〜。下山は暑いよ〜」と、しほっちさん。 「沢屋の下山はもっと速いよ」と僕。「ひぇ〜!本当ですか(@_@);」と、しほっちさん。 |
クールダウンの助役 | 寝ころぶしほっちさん | 滑り台遊びのハリさん |
14:00 八淵の滝のところへ出た。登山者が沢山いる。 クールダウンしようとハリさん、しほっちさん、N嬢が水に戯れ、助役が続く。 しばらく休憩して、駐車場へと向かう。「ここが核心部ですわ〜」と栞さんが疲れ気味。 クライマー栞さんは、岩場を登るのは元気なのだが歩くのは疲れるようだ。 14:45 駐車地点についた。再度握手。温泉へ行く予定だったが、予想より時間がかかり湖水浴や バス釣りの人たちで湖西道路は強烈に渋滞する時間になるので、ここで解散となった。 事故もなく楽しく比良の沢での「助役の沢登り教室」も最終回。楽しかった。 まだまだ暑い夏は続く。「沢登り教室は終了したけど、矢問さん、また沢に行こうな!」と 暑がりの僕には助役のうれしいお言葉! 沢に行くぞー!! |
本日の溯行ルート 赤:溯行ルート 青:下山ルート |
この1つ前の記録は沢【兵庫】小田原川・掛ケ谷から高場山」の記録です |