沢【鈴鹿】神崎川・赤坂谷からツメカリ谷下部


SHIGEKIさんのホームページを見ていつかは行きたいと思い、山日和さんや
茂木さんのアドバイスを数々頂き、やっと実現(^^)vホントに綺麗でした!
【行き先】 鈴鹿・神崎川 赤坂谷からツメカリ谷下部
【日 付】 2002年7月21日(日)
【天 候】 晴れ
【メンバー】てる、助役、佐野、まるい、MICKEY、矢問
前夜泊組の助役、佐野さん、矢問&MICKEYの4人が八日市ICを下りた21時過ぎ
頃から小雨。421号線から神崎川沿いに入った頃は雨あしがきつくなった。林
道から沢への下り口をこえて未舗装部分まで下見。「こりゃ落石が怖い」とまた
421号線に出て6キロほど戻り途中の工事車両置き場へ。小雨が降っているの
で車内で対面シートにして宴会。助役の子育て奮闘波瀾万丈記で「しわが増えた〜。
お腹がよじれる〜」とMICKEYも大笑い(^^)
午前0時就寝。助役と佐野さんはテントへ。雨は止んだが蒸し暑いことこの上な
し(^^;)寝苦しい〜(ーー;)先週は天候不順で中止にした沢。明日は良い天気になり
ますように!

5:00
助役が散歩している。僕も朝食。佐野さんもMICKEYも起きて食事。天気はどんど
ん回復して青空になった\(^o^)/てるさんにメール&電話「いまインターを下
りました。まるいさんも同乗してますよ〜」と。右太股を痛めていたまるいさん
も復帰。

6:00
途中で合流し、沢への下り口の階段横で準備開始。佐野さんは東京スタイル。
佐野さんとまるいさんはゴーグルまで持参で泳ぐ気満々。6:30いよいよ出発。
東京スタイル+仙人杖の佐野さん
6:30
階段を下りて天狗滝への登山道へ左折しさらに下りると神崎川本流。岩壁を見る
と「これ登れそう」と見上げる助役と佐野さんはほとんど病気(^^;)そこから左
へしばらく右岸沿いに沢中を下ると右に赤坂谷へのスタート地点。水が噴き出し
ている。ゴーロを暫く行くと早速淵を泳いで行く。水は透明で美しく、冷たくも
なくぬるすぎることもなく、適温。「こりゃエエワ〜」と遡行図には「巻く」と
か「へつる」とか書いてあるところを2つとも泳いで突破。これまた明るいゴル
ジュに入り、淵+4m、淵+2mも泳いで突破。
赤坂谷へと本流を下る 赤坂谷への入り口 早くも浸かりマッセ〜
綺麗な水(^^) どんどん浸かって泳いで てるさんが先行しロープを張る
7:30
次の5m(7mほどあるのでは?)はすぐ右を巻き登る。カメラケースにくもり
止めを塗り忘れて、ケースが泳ぐたびにレンズ前がくもり困った(^^;)
ここは右を巻く
そのあとも淵+小滝が続き、ぜ〜んぶ泳いだり浸かって進んでいく。白く明るい
花崗岩で水はエメラルドグリーン。こりゃ最高の観光沢登り!(^^)v
すごい水量だ! まるいさんもヘツリが上手い 水流と戦う助役
朝日がさしこみ美しいところ
8:00
いよいよ核心部。下段6m上段10mの二段の滝の手前に大きな淵。てるさんが
ロープを引っぱって先に泳ぎ切り、下段の滝の左際を登り、後に順次続いた。深
い淵はやはり水温が低い。次の上段10mへは左岩壁をヘツリ、まずてるさんが
シャワークライム。次にまるいさん、MICKEYと続いて行った。てるさんの来たと
きより水量が多くて見えてるはずの足場の岩は滝の中で手探り足探りで登る。
まずはてるさんが泳ぎ切る準備 ゴーグルの怪しい2人組 MICKEYも泳ぎ切った
これまた気持ちが良い(^^)つぎに8m斜瀑を直登し、左から急な小滝が連続して
いる枝谷が入るところで休憩。「ここはまだ赤坂谷と違うで〜」

8:35
ここから谷は右に曲がり、また淵が続く廊下。出口には3mの斜瀑。勿論、泳い
で浸かって突破。助役や佐野さん、てるさんは飛び込んで遊びまくる(^^)こんな
に浸かったり泳いだりする沢は初めてだ。てるさんはここまでしか来たことがな
いとのこと。「前回は赤坂谷・下部っていうか赤坂谷ハーフルートを遡行したん
やねぇ」と言われ納得してた(^^;)
泳いでも泳いでもまた淵がある また泳ぐ(^^)
9:00
左からの沢が入る二俣。右へ進む。ここからが「赤坂谷」と呼ばれる谷。
明るく、10以上も淵があらわれ、浸かったり泳いだりで思う存分楽しめる。
本当に冷た過ぎず適度な水温なのだ。3mや6mの滝もあり、明るい沢中に
第二の見せ場と言われる10m・20m・20mとナメ滝群が続く。
ナメに寝ころんで休憩 どんどんススメ〜 ミニシャワーだ〜(^^)
「綺麗なぁ!!。まさに近場の赤木沢って感じやなぁ(^^)」と助役や佐野さんも
満足そうな声。「こんな綺麗なところが続いてたのか!」とてるさんも未知の
コースに感激。MICKEYも「元越谷も良かったけどここもいいねぇ」と満足そう。
まるいさんも「もう満足〜!っていうぐらい泳げた\(^o^)/」とにこにこ顔。
「ここ滑り落ちたい」と佐野さん 「ウワ〜ッ」と落ちていった(^^;) 助役はミニ滑り台で(^^;)
淵に飛び込んだMICKEYの頭 ラッコ泳ぎのMICKEYとてるさん まだまだ続くよ〜
きついジャグジー(^^) 「下の方が楽だよ」とてるさん
時間も早いし、ツメカリ谷から愛知川渓谷へのルートを取ることにした。男4人
が地図とにらめっこ。どの沢筋から尾根をこえてツメカリ谷へ向かうかを検討。
平流河原になる800m地点まで遡行を続けず、740m地点から右の枝沢筋
(1/25000地図でいうと「赤坂谷」の「赤」という字のやや右下)へ入り南へそ
して南西へ進み尾根をこえる事に決めた。左岸の枝沢が出るたびに観察しつつ進
む。沢がやや左に折れた地点の右枝沢前で昼食とした。その枝沢入り口に紫色の
ビニール紐を発見。GPSで確認。ピンポイントで1/25000地図での位置が判明。
「ここに間違いない!」と僕。てるさんと助役が偵察。「行けそう」との事。
枝沢を偵察開始の助役とてるさん
10:35
さあ、先に腹ごしらえ(^^)v 「あの〜・・・弁当を車に忘れてきまして・・(^^;)」
とてるさん。みんなからおにぎりなどをお裾分け。枝沢の水を汲み、そうめんを
10束作り、3人で5束に分けて食べる。天気も良いし、最高にうまい! 小滝
で本当にそうめん流しをする助役とてるさん。「取れるわけ無いやんか〜」と
大笑い(^^)
「おお、そうめんだ!」とてるさん 「おにぎりもおいしい」と2人
11:30
枝谷を進むと二俣。まっすぐはミニナメ。右(南に進む)そして左に行くと砂地
のザレ場。左の樹林帯に入り登るとまた砂地のザレ場。今度は右の樹林帯を登る
と尾根筋に出て、しっかりした踏み跡。それに紫のビニール紐。ということは二俣を
そのまままっすぐ登って右折すれば良かったみたい。テープに従ってしばらく進む。
尾根道を進み朴ノ木谷へ
途中で茂木さんの記事をみんなで思い出し、植林帯を避けるべく早めに左へ
下っていく。作業小屋も途中にある。イバラや枯れ枝で「痛い」「滑る」とにぎやか
(^^)沢の音が聞こえてきた。小さな枝沢。朴ノ木谷の下部にうまく入れた。その
沢に従って南西に下りるとツメカリ谷に出会う(^^)v。

12:20
「出た」ツメカリ谷に出た。これまた明るい谷だ(^^)。助役がコーヒータイムと
してくれる。暑くなった体を思い思いに沢中に浸かりながら休憩。贅沢〜(^^)v
しばらく進むと右からの枝沢に紫のビニール紐。あの尾根道をそのまま進んでい
てもここに出られたようだ(^^;)

12:45
ツメカリ谷を下る。15分ほどで綺麗なすだれ状の滝。その釜でまた水泳休憩
タイム。
「飛び込みたいなぁ」とてるさん またまた水泳休憩(^^) すだれ状の綺麗な滝
またしばらく進むと6m程の滝があり落ち口左岸からロープを張り懸垂下降・・・
したものの階段状になってて、シュリンゲつなぎで良かったかも(^^;)

13:15
倒木丸太をバランスで渡る淵。佐野さんと助役がそそくさと渡る。怪しい(ーー;)
次に渡る人の下に「爆弾だ〜」と淵に大きな石を投げて水しぶきを上げて脅す佐
野さん。「落ちろ〜ヒヒヒヒィ」と声をあげながら丸太を揺する悪魔の助役。
爆弾投下の佐野さん 木を揺らす悪魔の助役
13:55
神崎川本流との出合に出た!しばし休憩(^^)進むべき右手に長渕が見える。
巻き道もあるが泳ぎ下ることに。長い〜。桃太郎の桃のように流れに任せて
また泳ぐ(^^)。左岸に着いて滝横を下りてまた淵がある。これも泳いで右岸へ。
長い淵を流れながら泳ぐ どこまでも明るく美しい! みんなヘツリも上手いもの
その次の瀑流の所に釣り師がいたので邪魔を避けて右岸を巻く。後ろで「ギャッ」
とまるいさんの声。小さなまむしがいたらしい。僕たちグループも泳いだりしす
ぎで疲れてきた(^^;)。左岸の急斜面を登って林道に出るかの検討。GPSで再度位
置確認。男性4人の把握している地形図位置と一致。あと少しだし難しいところ
は無いので、完全遡行とした。S字形の小滝と淵が連なる素晴らしい景色の所を
別グループの男女若者達が下っている。僕たちは左岸を巻くことにした(^^;)カ
ラト谷の出合に着いた。そのあとの大きく深い淵では親子が上から飛び込んで
いた。勇気あるなあ。
素晴らしく美しい流れが続く S字形の連淵は素晴らしい!
15:15
「矢問さ〜ん、まだですか〜。もうバテバテです〜」とてるさん。「堰堤が見え
たよ。あの上が駐車したところ」堰堤上を左岸に行き、鉄はしごを下りずに登る
助役。「下りてまた登山道を登るより早いやろ」と。納得。登り切ったところに
関電の建物。道には網ドアと施錠。その建物左手を巻き登る助役。その建物右を
ヘツリ通過するその他5名。すると朝下りてきた道に出た。あと200m程の登
り階段状の登山道が、つらいつらい(;_;)。
「てるさん、堰堤が見えたよ」 それぞれの障害越えスタイルあり
15:30
調子に乗って先頭でガンガン登っていた僕は、冷えと疲労で腰から太股裏が悲鳴
をあげだし、筋肉が硬直しだし攣りかける(^^;)急にロボット歩きになって到着。
みんなで固い握手\(^o^)/ 「今日は朝から、数年分も泳いだ気分!」と佐野さん。
まるいさんもMICKEYもよく頑張ったね〜(^^)

びしょびしょの衣類を着替えて、山日和さんオススメの十二坊温泉ゆららの湯
(600円)で汗を流し、竜王ICから帰路についた。登りも下りも沢三昧の明るく
綺麗な「観光沢登り」でした(^^)v  みなさんお疲れ様〜(^^)(^^)
 本日のルート (同行のてるさん提供図)
 
この一つ前の記録は「大峰・下多古川 下部ゴルジュから琵琶滝」の記録です。
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