【行き先】 鈴鹿山脈・藤原岳(1140m) 【日 付】 2002年 3月3日(日) 【コース】 聖宝寺(裏登山道)−八合目−藤原岳−八合目− 大貝戸道(表登山道)−神武神社 【天 候】 快晴 【メンバー】矢問単独 |
23時半すぎに家を出た。八日市で名神を下りて421号線を進むと神崎橋から
先は積雪で通行止め(;_;)。名神に戻り、関ヶ原から365号線を南下。
船原のそばのトイレのあるパーキングで午前2時30分から仮眠。
風が朝まできつくて車が揺れる。
6:50
快晴。車を農協の空き地に置いて、聖宝寺へ。寝不足の体に早速の石階段はつらい。
お参りしてその右手を巻くように聖宝寺道(裏登山道)に入る。
杉林のジグザク道。なかなかキツイ。15分で上着を脱ぐ。「二合目」「三合目」と
一合ずつ看板がある。奇数合ごとに5分ほど休憩。GPSは効かない(;_;)。
六合目の上で杉林から自然林になり青空と景色が素晴らしい。
8:05
七合目あたりから雪が見え始める。雪と言うより氷雪でカチンコチン。
ストックが1センチも刺さらない。昨日の下山者の壺足の足跡は沢山あるがこれまた
カチンコチン。つま先をガンと当てても痛いだけでステップが切れない。
山肌が荒れていて保護の虎ロープが張られているが、足跡はいたるところに・・・。
8:20
八合目。合流地点。表登山道から1人そして2人連れが登ってきた。ここからはさらに
カチカチのツルツル。アイゼンを付けなくても何とか進める。下山時はつけよう。
ふり返ると木々の間から伊吹山が見える。
トップだったが、九合目で休んでいると1人の男性が「雪が今年は少ないですね」と
言いつつ抜いていった。
8:55
藤原荘避難小屋。先ほどの男性が中で汗を拭いている。僕は山頂へ向かう。
避難小屋前は雪がない | カチンコチンの下山足跡が |
一旦下ってまた雪原を登る。ワカンやスノーシューのカチカチの下山跡が残っている。
登りながら伊吹山や金糞岳や白山、赤坂山などがずっと遠くまで見える。晴天は良い。
風は手の先や耳がちぎれそうに冷たく痛い感じがする。
9:15
山頂。若い男性が1名いた。海もよく見える。360度の展望。
天狗岩の向こうには御池岳も見える。お互いに写真を取り合う。
が、彼のカメラが電池切れ。メールで写真を送りますよと言うも、受信できないらしい。
ここからは、小屋めがけてダイレクトに歩いた。
太陽熱で丁度グリップが効く程度とけてきたのでアイゼン無しでもシャカシャカ歩ける。
3人グループが登ってきた。雪の山は初めてらしい。楽しい楽しいと言っている。
小屋の中に入った。2階建てですごく綺麗。汗を拭いていた男性はまだ食事をしていた。
まだ9時過ぎだけど、僕も昼食に持ってきた食糧を食べる。
男性は荷物を小屋に置いて空身で山頂に向かった。
9:50
下山開始。小屋から200m位先でアイゼンを付けた。ジグザク登山道を進まず直線で
アイゼンを効かせて超最短コースで下りる。
途中の急斜面でかたまった尻セードのあとが幾度となく有るのでやってみた。
「うわ〜ぁぁぁぁぁ(;_;)」氷雪の斜面はリュージュの世界。
雪がからまず、スピードが経験したこと無いほどあがりすぎるし制御不能。
「あかん、死んでしまうぅぅぅぅぅ〜(@_@);(@_@);」
わざと「ドーン」と杉にぶち当たって止まった。「あ〜、おそろしや・・・」
あっという間に八合目に着いた(^^;)
すごい数の人、人、人。「もう下山ですか」「アイゼンは必要ですか」と同じ質問ばかりを
すれ違うたびに10回以上された。今までは静かだったんだけど(^^;)。
ここからは今度は整備されている大貝戸道(表登山道)を下山路に使い神武神社に出る。
裏登山道と比べるとやはり綺麗だ。登ってくる人達にも六合目からは会わず、静かな山になった。
11:00
表登山道の起点である神武神社に着いた。
福寿草の季節の人出はすごいんだろうな。まだ僕は「花より雪」が楽しい。
11時10分。駐車場に戻り、伊吹山を前に見ながらの帰路をとった。
伊吹山を見ながら帰る |
13時30分自宅着。今日も晴天に恵まれ、良い景色を楽しめた。
一つ前の山行記録は「伊吹山地・金糞岳」の記録です |