羽束山・有馬富士・千丈寺山
【行き先】 兵庫県:羽束山・有馬富士・千丈寺山 【日 時】 2003年1月4日(土) 【メンバー】矢問&MICKEY 【コース】@羽束山:香下寺登山口〜六丁峠〜羽束山(524m) A有馬富士:有馬富士登山口〜9号古墳〜わんぱく砦〜有馬富士(374m) B千丈寺山:北浦天満宮〜千丈寺前山〜千丈寺山(590m) |
正月の二日間は実家への挨拶で暮れて、三日は雨。体もなまる。 今日は天気も良い。家を9時前に出て、正月でもあるし近場で地元に信仰されている 三田市近郊の3座に行くことにした。 |
▲@羽束山(524m)▲
羽束山のすぐ西隣の「さんしよう山」 | 右のずんぐりした山が「羽束山」 |
山頂に寺社があり、古くは「七堂伽藍十二坊」をもって栄えたと伝わる。 県道の香下からいつ見ても素晴らしい形をしている山(さんしよう山)の東隣が羽束山。 9:40 登山開始 |
登山口にある薬師堂 | 八王子神社 |
香下寺登山口には薬師堂があり、そこに山頂へ行く人の為に多くの竹杖が置いて ある。香下寺は摂津国三十三カ所第十一番霊場。 登山口を登るとすぐ左に八王子神社がある。「初日の出登山」の受付場所であり、 記念バッジも頂ける。記帳が4冊もあり三田市の方々の参拝が多い。 町石のある石段の参道が始まる。所々にケルンのような石積み。八丁の手前には 祠もある。六丁峠には赤い帽子のお地蔵さん。この先を少し行くと展望の良い所 がある。 |
静かな石段のある参道 | 六丁峠の地蔵 |
「山頂まであと450m」の看板から勾配もややきつめ。赤い屋根の観音堂があ り、その上に鐘楼がある。子供連れが鐘をついていた。その上やや上が山頂。 |
観音堂 | 鐘楼 | 羽束神社 |
展望所はバツグン景色 |
男性がハムの交信をしていた。そのすぐ南に羽束神社がある。神社の前の鳥居を 越えて真南に行くと岩場の展望の良いところがある。1/25000地図にはここから 真西に行く道もあるのだがいくら探してもわからず薮。「正月早々、薮こぎはいや」 というMICKEYに従って、登ってきた道をピストンで下りた。 竹杖を持ち登ってくる地元の人と2名ほどすれ違う。 10:50下山完了。有馬富士へと移動。 1月19日に行った「羽束山からさんしょう山・ちょっとバリハイ」にリンク |
▲A有馬富士(374m)▲
福島大池から見る有馬富士 |
この山も古くから信仰を集める山である。低いながら形も良く、「有馬富士森林 公園」として整備されている。 11:15 登山開始 芝生公園の東にある「有馬富士登山口」から登る。すぐに9号古墳の横穴式石室 がある。 |
有馬富士登山口 | 9号古墳の横穴式石室 |
先ほど登った羽束山とはうってかわって粘土質の滑りやすい登山道。何本もの登 山道があり合流する。わんぱく砦の岩場を子供に戻ったように手足を使い登って いく。ふり返ると福島大池や三田市街が見え、その向こうに六甲が見える。山頂 は四等三角点でほとんど展望がない。僕たちが下山しようとしたときに、夫婦連 れが登ってきた。 |
わんぱく砦の岩場にさしかかる | 有馬富士山頂 | 岩場からの展望 |
11:50下山完了。福島大池の野鳥観察小屋へ行き、大池に写る逆さ富士を期 待したが、池のさざ波で見られず。ラーメンを作って昼食とした。 千丈寺山へと移動。 |
▲B千丈寺山(590m)▲
南から見た千丈寺山 |
千丈寺湖(青野ダム)へは息子達とよくバス釣りに行ったものだ。 その北側にあるのが千丈寺山。 兵庫県に21座ある一等三角点の山の一つだが南からのルートは不鮮明。しかし 「冬の木の葉が落ちている今なら地図とコンパスがあれば行けるでしょ」という MICKEYの言葉に東からの短いルートをやめて、正月らしく南の北浦天満宮を お参りしてからのロングルートをとることにした。 |
北浦天満宮 | 堰堤までの道 |
13:10 登山開始 北浦天満宮にお参りしてその右手から北進する。「ガイドブック」には「不鮮明」 と記載されているが人一人は充分通れる踏みあとがついている。しばらく行くと 「デーン」と大きな堰堤が。左右を見ると右の沢を渡って堰堤を巻き登るのがわ かった。ここからは松の林になる。しかし松ぼっくりではなく小さな実がなって いる。「これ何の木?」とMICKEY。「たしか杜松、ネズミサシともいう木。盆栽 にもするよ」と僕。それを過ぎると南の展望の良い岩の所に出る。千丈寺湖が光 って綺麗だ。あとは雑木林そしてまた松林と繰り返す。静かな道で気持ちいい。 |
杜松、ネズミサシ | 千丈寺湖がよく見える |
所々に赤テープ。崩壊地にでると前に青空に映える千丈寺山が見える。 千丈寺前山で「あと1時間」の札がかかる。ここからはブルーのビニール紐が 500m以上ガードレールのように張られている。それがボロボロで気持ちの 良い道のつや消しになっている。 |
ブルーの荷造りひもが延々と | 岩場ルートをとる |
「こんな長い紐が何で必要なんだろう・・松茸山でもないのに・・」 岩場と普通の道との分岐点。「岩場登りのコースで行こうよ」とMICKEY。 「言うと思った(^^;)」そこを過ぎてしばらく行くと山頂。 |
山頂プレートの前で | 一等三角点 |
残念ながら三角点付近は木で展望無し。岩の所に行って少し東側が見える程度。 それほど不明瞭でもないが、下山時は青久寺への分岐などいくつかあるので注意 しながら小走りで下山する。 14:55下山完了。もう1座行く予定だったが、急に雪がきつく降り出し、暗くなった ので帰宅することにした。今年の登り初めはお参り付きの3座となった。 |
この1つ前の記録は「四国・石鎚山雪中登山」の記録です |